08/01/17 09:46:27 DN8fESpS
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大学の使命が問われている
スポーツを科学的手法で究め、スポーツ精神と科学的素養を身につけた人材を育てるのが
スポーツ科学部の趣旨という。しかし、実際には各競技で活躍し、勝ってメディアに露出
することで、入試で多くの受験生を集める大学の広告塔として選手たちが期待されている
のは明白だ。
ライバル慶大では共立薬科大との合併で新設の薬学部がこの冬、初めての入試を行う。
入試地図が一変した私大薬学系で早くも最難関とか。GDP(国内総生産、1人当たり)が
18位まで後退し、経済も技術も世界から後れをとった日本では、学問の探究という大学本来の
使命が改めて問われる。
慶大の教育方針は時代のニーズにも応えている。
早大がスポーツという一芸に秀でた学生を優先的に入学させるのも一つの方針に違いないが、
勝ちにこだわり過ぎる感じもする。「ワセダはいつから体育大学になったんだ」という卒業生の
声も聞く。大きなお世話かもしれないが、本末転倒といわれても仕方ない。