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“私立大の雄”早稲田大(東京)が、学生の確保や産学連携の強化に向け、関西で本格的に
活動を始める。2008年中に大阪市内で企業会計などが学べる社会人向けの
ビジネススクールを開講するほか、将来は関西での拠点設置も視野に入れる。
慶応大(東京)も今春、大阪大病院跡地(大阪市福島区)に拠点を開設する方針で、
関西で「早慶」対決が実現しそうだ。
早大は07年6月、関西経済連合会に入会した。早大の白井克彦総長は「卒業生を通じた
学生の募集や企業からの寄付金の問題もあり、関西財界との結びつきを強めたい」と狙いを
説明する。社会人の大学院教育を促すNPO法人「関西社会人大学院連合」(23大学)へ
の加盟も検討中で、関経連を窓口にして関西企業の要望を聞き、講義内容などを充実させる
考えだ。
早大の取り組みの背景には、少子化がある。学生確保に向け、07年8月に大阪で初めて
「オープンキャンパス」(学校見学会)を生中継した。高いブランド力を誇るとは言え、
「関西は関関同立など有力大が多く、優秀な学生を集めるのは容易ではない」(白井総長)
という。06年9月時点で海外を含めて連絡のつく約39万7000人の早大OBのうち、
近畿在住者はわずか5・3%だ。
首都圏と北九州の計9キャンパスに加え、関西初の早大の拠点を設ける構想も浮上している。
有力な候補地は、14年に「日本一のノッポビル」として完成する近畿日本鉄道の阿部野橋
ターミナルビル(大阪市)だ。近鉄側が「施設の目玉に」と積極的に誘致を働きかけ、
白井総長も「ビルの計画が具体化すれば、真剣に考えたい」と前向きだ。
大阪市内には大阪大などのサテライト(衛星)校が25校あるが、梅田や中之島など
「キタ」が中心。「1か所に集中するのは良くない」(早大関係者)と阿倍野進出への
期待は高まる。
一方、慶応大が大阪に開設する新拠点は、日吉キャンパス(横浜市)に今春新設する
大学院のデジタルメディアなどに関する遠隔授業や、関西での産学連携の研究拠点として
活用する予定だ。
ソースは
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)