04/06/20 23:24 AhgMbjJA
まあ、三蔵法師の経典への思い入れは凄まじいものがあるからな。
天竺へ向かう途中の三蔵に、岩山への封印を解かれたお礼に付き合って、嫌々行ってみたんだが、
まず移動距離が凄い。徒歩と馬で14年もかけてくる。キン斗雲ならひとっ飛びだぜって言った俺をみて
「修行が足りないよ、青二才」という顔をする。しょせんエテ公はいつまでも仏門に帰依できないらしい、みたいな。
絶対、その痩せ馬1頭より、俺が乗ってるキン斗雲の方が早い。っつうか、それ元は龍じゃねえか。
で、俺が魑魅魍魎を薙ぎ払う。やたら薙ぎ払う。不良風デブ豚野郎と河童野郎もこのときばかりは俺様を尊敬。
普段、目もあわせないらしいデブ豚がヘイユー!ワッチャネームとか言ってる。第2シリーズか? 畜生、氏ね。
妖魔も凄い、まず汚ねぇ。臭いとかこびりついてる。洗え。洗剤で洗え。つうか時代的に洗剤なんて無いのか。
で、やたら俺たちを襲う。襲って妖魔一派で食う。良い肉から食う。坊主とかそんな概念一切ナシ。
ただただ、襲う。妖魔が俺を襲って、八戒と沙悟浄を手下どもに振り分ける。俺には楽な雑魚どもは回ってこない。畜生。
あらかた片付けた後、「どうしたまだ勝負はついてないじゃないか?」などと、残った力で捨て身の攻撃を寄越す。畜生。
で、妖魔どもを倒して、天竺まで辿り着いた後に、みんなでお釈迦様から経典をもらう。
「今日は僕も経典読んじゃう」とかデブ八戒が言う。おまえ、仏門どころか絶対薬やってるだろ?
沙悟浄も「ああ、経典もらっちゃった、あなた素敵ね」とか言う。こっち見んな、殺すぞ。
俺が経典見て「何も書いてないじゃないか!」とか言って、お釈迦様が「何も書いていなくとも、仏の心がわかる者には立派なお経です」とか言う。
ブッダジョークの意味がわかんねえ。畜生、何がおかしいんだ、氏ね。
まあ、おまえら、玄奘三蔵法師に天竺行き誘われたら、要注意ってこった。