08/08/03 10:58:03 RJUgAt9J
トラックに乗る仕事。
正直言って、間口は広いです。
ですが、運転や荷さばきのスキルが無ければ、高給を勝ち取れる運転手にはなれないし、長く続けて行く事は出来ません。
私は、運転手としても底辺の人間です。
メーカーから預かったトラックシャーシを、ボディー屋さんに納車する仕事です。
給料は、高校生が夏休みに、バイトして貰えるレベルです。
たいした仕事をしてないのだから、薄給に文句を言っても始まりません。
ですが、高給を得ようと頑張っている運転手さんもいます。
眠い目をこすりながら走り、朝早くから荷下ろしをこなし、また、次の積み先まで走って。
それでも、貰えるのはせいぜい片手。
スピードを規制され、燃料が高騰し、暑い中アイドリングストップを迫られ・・・。
法律は、国民を守る為にあるのだと思いますが、法律によって、自分たちの職場が、どんどん窮屈になってしまっています。
大型トラックが、高速道路を120kでかっとんで行くのは、確かに反社会的な行為です。
ですが、なぜ彼らがそんなに急いで走らなければいけないかは、本人たちにしか分かりません。
私の過去の経験によれば、積み込みが完了した時間が遅く、指定された着時間に間に合わない。
運行自体に、時間的な余裕が無く、走る時間を短縮する事で、休む時間を作ろうとしている。
だと思います。
燃料が高騰し、車両管理や運行に関する法律も厳しくなる中で、運転手が安心して仕事を出来るような環境を整える事が、事故防止の近道だと思います
多くの運転手さんは、預かった荷物を届けようと、台風の中でも大雪の中でも、目的地に向かって走ります。
モラルに低い運転手もたくさんいます。
ですが、私の先輩のように、まともな人間も少なからず残っています。
虎糊を蔑んだ目で見るのはかまいませんが、昔と比べて、なり手も減ってきてると思います。
便利な暮らしを、底辺で支えるブルーカラーのことを、ほんの少しでもねぎらう気持ちを持ってみましょう。