産経抄ファンクラブ第124集at MASS
産経抄ファンクラブ第124集 - 暇つぶし2ch257:文責・名無しさん
09/09/05 04:10:23 v6lT2RHj0
【産経抄】9月5日
2009.9.5 03:34

 戦後よく言われてきたことのひとつに、日米の同時期政権の類似性がある。古くは岸・
アイゼンハワーから大平・カーター、中曽根・レーガンといったところだろうか。最近で
は小泉政権とブッシュ政権もそう見られた時期があった気がする。

 ▼むろん実質はかなり違ったと思うが、岸・アイゼンハワーはタカ派、大平・カーター
はソフトというイメージだった。それほど日米関係は緊密で、影響し合うことも多いとい
える。中曽根首相とレーガン大統領のように、首脳同士が極めて親密というケースもあっ
た。

 ▼イメージだけなら発足間近の鳩山政権とオバマ政権もその中に加わりそうだ。ともに
民主党という名で「政権交代」や「チェンジ」を旗印にしてきたからだ。いやむしろ、日
本の民主党が日本にも根強いオバマブームを利用して、政権交代につなげたという方が正
確だろう。

 ▼鳩山氏自身がオバマ氏との電話会談で「民主党の勝利は大統領のおかげ。勇気を与え
られた」と、述べたという。何とも正直なものではある。しかし就任後、外交面でとみに
厳しい姿勢をみせるオバマ氏が、そんな「ヨイショ」を素直に受け入れるかは疑問だ。

 ▼何しろ鳩山氏は総選挙前、米国を批判する論文を書き、米国内で「反米主義者」の烙
印(らくいん)を押されようとしている。しかも民主党は在日米軍再編の見直しも掲げて
きた。オバマ氏が日本の次期政権の対米姿勢に強い疑念を抱いていることは、間違いない
からである。

 ▼鳩山氏も民主党も「オバマ政権も前政権を批判してきたから、自分たちの仲間」と思
いこんでいるフシがある。だが国内はともかく他国からの批判を簡単に受け入れるほど、
外交は寛容でない。新政権の習い始めとしてその甘さを捨てたい。



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