09/04/07 06:14:23 BnaE+KRi
>>701
>あれ、自由落下速度より 「だいぶ」遅いんですよ。
>>699も書いているが、自由落下速度と競争する必要はない。
比較するなら1995年の韓国、三豊デパート崩壊事故だろう。
あれは、まず屋上が落ちて、その衝撃で5階床が落ちて…っていう、典型的な「パンケーキ崩壊」。
この時、全体の構造を支える四隅の鉄筋コア・タワーは無傷で、床と中間支柱群(床を支える目的のみの細い柱~売り場面積を広くとるため、かなり間引かれていた)だけが落っこちた。
そして、その崩落に要した時間は、屋上が崩落を始めてから全部落っこちるまで、約45秒だったと事故報告書にある。
これを、建物が重力加速度に抗して落下速度を遅くさせる力=抵抗値で表すと、デパートの高さを20mとして、約0.98Gになる。抵抗値が1Gを切れば崩壊が開始するのであるから、自重崩壊として、この数値は妥当だろう。
一方、ツインタワーの抵抗値は崩壊所用時間を20秒として、約0.78G。あれが自重崩壊であったとすれば、なんとツインタワーは抵抗値にして、三豊デパートより20%も脆かったという計算になる。
それも、ツインタワーの方はコア支柱群もろともの崩壊での比較だ。
あの建築基準法に違反しまくって立てられたデパートが、建築技術の粋を集め、世界中の注目と賞賛を受けて立てられたツインタワーより「丈夫だった」なんて信じられるか?
ちなみに、コントロール・デモリション(制御解体)の動画集で、爆破された建物の抵抗値を概算してみると、平均して約0.8Gになった。
つまりツインタワーは爆破された建物と同程度もしくは若干低い抵抗値しか持っていなかったことになる。
これを「異常な速さでの崩壊」と表現するのは完全に正しい。「自由落下速度より『だいぶ』遅いから異常な速さではない」などと言うのは、とんでもない暴論である。
君はこれを「そんな重要な事実」と言うが、本当に重要な事実は「自重崩壊だとしたら、ありえない、あるいは控えめに言っても『過去に前例のない』異常な速さで、ツインタワーが崩壊した」という事実だ。(続く)