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この後、原子爆弾の開発の歴史は正反対の両面で進められることとなる
即ち、大型化と小型化である
改良型の原子爆弾
第二次世界大戦後は、東西冷戦の激化とともに、アメリカ・ソヴィエト連邦を中心に重要な
兵器として原子爆弾の改良が進められた。威力を100キロトン以上に強大化した大型原爆
や、熱核反応をプラスして300キロトン程度に増強した強化原爆が開発された。
この動きとは逆に日本投下時には4~5トンもあった爆弾重量を軽減させる開発も行われ、
280ミリ砲から原爆の砲弾(Mk-9など)を発射する原子砲や、歩兵一人で使用可能な核無反
動砲(デイビー・クロケット、威力は0.02キロトン)も製作された。
重要なのは核兵器の小型化、しかも超小型化の動き
↓
○核兵器の小型化と中性子爆弾
URLリンク(www.pcf.city.hiroshima.jp)
1960年代以降特に進展をみせたのは、核兵器の小型化である。その一例として、レーガン
政権下で脚光を浴びた中性子爆弾があげられる。中性子爆弾は正式には放射線強化弾頭
といい、熱線と爆風の威力を小さくした代わりに、中性子の量を大きくした放射線殺人兵器
である。
今後の核開発で最も注目されるのは、核兵器のなお一層の小型化である。1キロトン以下、
さらには10~100トン以下のミニニューク、マイクロニュークの開発で、それは未臨界核実験
とも無関係ではないといわれている。