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12月から感染拡大 鳥インフルエンザ、「人→人」の可能性
1月7日21時46分配信 産経新聞
鳥インフルエンザウイルスの人への感染が昨年12月から広がっている。
インドネシア、ベトナムなどで感染による死者が新たに報告され、エジプトでは1週間で4人が死亡した。
パキスタンでは、人から人に感染した疑いもでており、新型インフルエンザがウイルスの変異でいつ発生してもおかしくない状況だ。
感染は、昨年の夏から秋にかけては沈静化していた。
しかし、ミャンマーで12月14日、人への感染が報告されたほか、エジプトでは同月だけで4人が死亡。
世界保健機関(WHO)が2003年以来確定した世界の死者数は216人、致死率は62%にのぼっている。
パキスタンのアフガニスタンとの国境付近では、感染した鶏を処分した男性とその家族が集団感染したとみられる事例もあり、WHOが現地に入り調査中。
確定にはいたっていないが、家族が密接に接触する中で、人から人へ感染した可能性が高いとしている。
これまで、人から人への感染は香港やインドネシア、タイで発生している。
国連のナバロ調整官(鳥インフルエンザ担当)は「12月から4月にかけて、鳥インフルエンザが家禽(かきん)に広がり、死者が増加する」と警告。
国立感染症研究所の田代真人・ウイルス第3部長は
「熱帯地域では年中、人のインフルエンザが流行しており、鳥ウイルスとの遺伝子交雑による新型インフルエンザの出現が懸念される。十分な警戒が必要だ」としている。(杉浦美香)