06/11/21 18:36:30 YofSS8M3
>>334 朝日新聞大阪版 11月19日
生の声を封じた「やらせ」の現場 小学校教員 高橋達郎(福島県川俣町 50歳)
私は小学校教員として文部科学大臣にぜひ訴えたいことがあり、原稿を用意して9月2日の
「教育改革タウンミーティング八戸」に福島から参加した。
大臣の挨拶と教育基本法改正案の説明後、司会者が挙手発言を催促。私は何度も
手を挙げたが、司会者は当ててくれない。PTA関係者、大学生などが教育基本法改正への
賛成意見などを述べる。残り10分。司会者が「あと一人」と言い、私は立ち上げって叫んだ。
「教育改革の話なのに現場の小中学校の教職員の意見がありません」と。
司会者の注意を受け、結局、小学校教職員の発言はゼロ。意見を聞くべき壇上の3人は
約90分話し、意見を言うべき「国民」は10人で30分話しただけ。
私は、小学校の学級担任が多忙で、勤務時間にその日の授業の評価反省と、翌日の
授業の準備ができない実態をどう考えるかを問い、それをできるようにしない限り、どんな
教育改革も成功しないだろう、という意見を言いたかった。
タウンミーティングの開催費は、一回当りの平均で1100万円という。八戸では10人中6人が
「やらせ」だった。学校現場の教職員の願い、その声を聴こうとしない「教育改革」文科省。
こんな形で世論を「偽装」し、教育基本法「改正」を強行することは許されない。