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「地下銀行」初公判 ３被告罪状認める
2005年12月13日
海外へ不正に送金して手数料を受け取るいわゆる「地下銀行」を営んだとして、
銀行法違反の罪に問われた長野市鶴賀西鶴賀町、食品販売店経営韓勝勇被告（４５）ら
３被告の初公判が１２日、長野地裁（土屋靖之裁判官）であり、３人は起訴事実を認めた。
起訴状によると、韓被告と妻の石川カヲル被告（４５）、弟の韓勝朝被告（３８）は、
長野市内で３月～５月にかけて５回にわたり、韓国人ホステスから約７６万円の送金を
請け負い、韓国内の口座に送金したとされる。
検察側の冒頭陳述によると、送金の方法は預かった金を中間業者の李政基被告（４０）
＝同罪で起訴＝の指定する口座に入金するとともに、ファクスで送金先の氏名や口座名を
連絡。その後、韓国内の地下銀行組織を通じて送金先の口座に振り込んでいた。
３人は、顧客からの送金手数料や中間業者からの送金総額の５％にあたるバックマージンで
もうけを得ていたと指摘した。
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