06/03/30 22:22:33 PWZBIc/H0
>>354
親に勘当されて孤立無援で開業しました。力になってくれたのは友人と患者さんでした。
この医院は僕だけのものではありません。医療というものは、服や自動車と異なり
「より多く支払える者がより良い医療を享受できる」ということがあってはならないと
考えます。どの患者にも等しく僕は自身の能力の限りを尽くします。
開業して数年は僕の経営能力不足や能率的な治療ができないために
2度ほど従業員のボーナスが払えず掛け始めたばかりの保険医年金を解約したり、
やっと軽自動車から脱出でき乗り始めていたシビックを売ってきりぬけたりも
しました。一度だけどうにもならず従業員を解雇せざるを得ないことが
ありました。泣きながら「情けない院長ですまない」と言って顔をあげると
彼女も目を真っ赤にして「この地域いちばんの歯医者になってください」と
言ってくれました。それから一年は妻と二人で診療しました。
だから、この医院をたたむ日まで自分自身に妥協することも負けることも
したくないのです。やせ我慢・天邪鬼なだけです。