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ヒトiPS細胞等を用いた次世代遺伝子・細胞治療法の開発
東京大学 中内 啓光
本邦におけるヒトiPS細胞樹立成功を受け、世界に先がけて同細胞を利用した再生医療を実現することが期待される。
東京大学では医科学研究所に平成20年度発足が決まっている幹細胞治療研究センターを中心に、医学系研究科・
医学部属病院、分子細胞生物学研究所、総合文化研究科の4部局による研究協力体制を整え、前臨床試験を前提と
した研究を強力に推進する。安全面と倫理面に十分配慮しつつ、患者から高品質ヒトiPS細胞を樹立するシステムを
確立するとともに、血液、血管、骨・軟骨、骨格筋・心筋、肝臓、膵臓、神経といった多臓器をiPS細胞等を用いて
再構築する系を開発する。また、iPS細胞の特性を生かし、血友病や先天性免疫不全症等に対する遺伝子修復療法の
開発など、新しい治療法の開発にも挑む。東日本における一大拠点として、再生医療における人材育成にも貢献する。
(別紙)再生医療の実現化プロジェクト ヒトiPS細胞等研究拠点整備事業実施機関
URLリンク(www.jst.go.jp)
【研究】万能細胞(iPS細胞)研究拠点 京大や理研など4拠点選定/文部科学省
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