09/01/28 16:30:01 bR5D93pC
30年前のブルトレブームのころ小学生だった僕にとって「はやぶさ」「富士」は憧れであった。
いつかあのA個室に乗って九州へいってみたいと思ったものである。
しばらく鉄道から興味が離れて、航空会社に入社したこともあって九州への出張はすべて航空機を使用。
先日福岡への出張があり、たまたま新聞で富士・はやぶさの廃止を知り博多~横浜まではやぶさに乗車。
いつもは2時間ほどの空の旅も鉄道は17時間もかかることに改めて驚いた。
九州って遠いんだなあと実感した。
でも、速さや効率を追求するあまり日本人が忘れてしまったゆとりがはやぶさにはあった。
A個室も今となっては時代遅れな感がしたが随所に工夫が感じられ17時間を過ごすには快適な空間である。
車窓を眺めながらゆっくりと酒を飲み、駅弁を味わう楽しさは列車、特に客車である寝台特急の旅ならではの
ものであろう。
北海道へは北斗星、カシオペアが好調であると聞く。
食堂車を連結し、個室のバリエーションを豊富にする等して寝台列車での旅そのものを楽しむというコンセプトで
やり直せば需要はあると考えるがいかがであろうか。