09/05/04 19:41:07
微睡む月のアリア
静かな月明かり 砂漠に降る
窓辺にはやさしき 夢のかけら降る
さあ その目を閉じ
金の月の 微睡みの揺り籠で
眠りなさい
私のいとしい王子よ 何も恐れずに
もしもこの世界が あなたを閉じ込めても
愛している 永遠に
祈り続ける 鍵が開くまで
届かぬ温もりを 焦がれる夜
指先に残るは ただ夢のかけら
もし 一度だけの
淡い夢を 月光が紡ぐなら
見せておくれ
あなたを
この腕の中に 抱きしめる夢を
誰かこの痛みを 眠りに溶かしてくれ
ここで一人 幻を
抱いてあなたに 焦がれる痛みを
もしも 夢の果てに
あなたに 出会えたなら
くちづけよう 何度でも
そして永遠に 離さずにいよう