09/05/18 00:45:18 UBQuHW7K0
『ユウ!サツキ!私はお前たちをそんなふうに育てた覚えはないぞ!』
ユウ『お父さん!僕たちは愛し合って…』
『姉弟で子供を作るなんて!お母さんは心底残念です!ロクに表も歩けやしない!』
『お前たちには失望した!これからは離れて暮らしてもらう!金輪際会うことは許さん!赤子も取り上げる!』
サツキ『お父さん!私たちの話を聞いてください!』
『言い訳は聞かん!今晩中に荷物をまとめろ!今すぐに!』
ユウ『お姉ちゃん…。お姉ちゃん…』
サツキ『ユウ…?もう会っちゃだめだって言われてるのに…』
ユウ『逃げだそう。ユウキを連れて。今夜しかチャンスは無いんだ』
サツキ『ユウ…。わかった。行こう』
『もう逃げられんぞ!お前たちの後ろは断崖絶壁!大人しく帰ってこい!』
ユウ『お父さん。お母さん。ごめんなさい…。でも、僕にはお姉ちゃんしかいなんだ』
サツキ『私もユウしかいないの』
『何度言っても無駄だ!私たちは絶対にお前たちを認めん!』
ユウ『認めてもらおうと思わない。でも、僕たちは…』
サツキ『覚悟はあるの…』
『おい…。まさか…』
サツキ『ユウ…。生まれ変わっても…、私の弟になってね…』
ユウ『お姉ちゃんも…、また僕のお姉ちゃんでいてね…』
『サツキーーーーー!ユウーーーーーーーー!!!』
サツキ「ううっ…。ひどいよ…、悲しすぎるよ…。どうして愛し合っている二人がこんな目にあわなくちゃいけないの…」
マロン「だって姉弟だし」
サツキ「マロン先生!これは後世に残すべき作品です!このような素晴らしい作品はみんなに公開すべきです!」
マロン「ほれ?いいの?」
サツキ「もちろんです!このような悲しい人たちを産みださないためにもぜひ!」
マロン「こんな悲しい人たちなんてこのアカデミーじゃ君たちぐらいしか該当しないと思うんだけどなぁ
でもせっかく作ったんだしみんなに見てもらったほうがいいいよね♪
フランシスせんせー。映写室貸してちょーだーい」
フランシス「許可が貰えたのは今日か。よろしい、つかいたまえ」
マロン「どーもありがとー。ほら、サツキ先生も行くよー」
サツキ「ぐすっ…。えっぐえっぐ…」