08/01/06 21:53:08 shQ2LkC/
>>208の人へ
偉そうに批評こいてしまったので、
僭越ながら3本目のネタを使い私なりに書いてみました。
ホント差し出がましい真似だとは分かっているのですが、ネタ自体は好みだったので・・・
俺はマンドレイク。
だが、俗に言われている「引っこ抜かれた時だけ死の悲鳴を上げる受動的な奴ら」とは訳が違う。
今日の獲物はメディックを二人も後衛に配置している、いかにも探索メインでやってますぅ~みたいな冒険者どもだ。
いつもメンバーを引き連れ、死角から冒険者どもに襲い掛かる。
やはりこちらに気づいていなかった。
奇襲に硬直している人間どもめがけ、コロシップオーラをぶっ放す。弱点をむき出しにする俺の得意技だ。
そして、すかさず指示を出す。
ボールアニマルは各自前衛をマンマーク!紫モグラはいいんちょの術式を妨害!と。
人間どもが状況を理解したのは、既にメディ子を触手で絡め取った後だった。
さてと、こいつの弱点は・・・
ここと・・・
「ひゃ!?そ、そこはだめぇ!!」
ここと・・・
「だめだめだめだめ、そこはもっとだめぇ!」
ここだな。
「んー?んー!?・・・んっ!」
ごちそうさま。お代わりいくぜ!
俺の素敵な触手攻撃で動けなくなったメディ子を解放し振り返る。
メディ姉はやはり予想通り、これから自分が何をされるかの恐怖で動けなくなって・・・あれ?
なんかゆっくり近づいて来る。
片手で金属の塊を引きずって。地面にものすごい跡を付ける程の金属の塊を・・・。
も・・・もしかして、こいつの事離すの待ってました?
目の前まで近づいて来たところで、もう片方の手を添える。
「いっ、いっ、妹になんてことしてくれやがりますかっ!」
その瞬間空が見えた。
不思議と痛みは感じなかったが、何が起きたかは理解できた。あのとんでもない重量の物体でなぎ払われたのだろう。
ああ・・・俺飛んでる・・・これが話に聞いたヘヴィストライクか。
「うー、お姉ちゃあん・・・スパッツべとべとになっちゃった」
「そうじゃないでしょ。しっかりしなさい。いいんちょはこっち見てないで汚物を消毒!」
「ごめん。ちょっと手間取った。今焼き払ったところ。」
「貴方たちもしっかりしなさい!奇襲されたとは言え、術式の援護もろくに出来ないなんてそれでも前衛なのですか!!」
「だって、俺たちも・・・その・・・弱点が凄い事になってて・・・」