太臓もて王サーガでエロパロ 第二章at EROPARO
太臓もて王サーガでエロパロ 第二章 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:21:38 SjsquIGd

「――― で、一応先に聞いておくが」
「ええ」
「お前はあいすに変身した翠、などではないんだな?」
「あんたの眼力なら分かるでしょ。何言ってるの」

「ほう、ついにトチ狂ったか。お気の毒に」
「なんでもいいわよ…… 協力してもらえないかしら」

軽口に揺さぶられてぷるぷると震え、怒りと羞恥を抑えつつ、
冷気を纏った少女が少年の両袖を掴んでいる。
互いの膝がつきそうな程の超至近距離密着、向かい合った時に感じる身長差はほぼゼロ。
あいすが顔を背けていなければ、鼻先が確実に触れる。
今日昼間見た限りでも確かに不審な様子を見せていたのだが、これこそ、何がどうしてそうなった。
悠は本人の代わりにとばかりに目が合いまくる、雪だるまの髪飾りに向かって問うた。
窓についた結露がいつのまにか消えていた。
エアコンの効いた心地よい温度の筈の部屋が、冷たい。

「だって今日、おばあちゃんが… っ!!」
―――――――――――――――――――――
「そう、太臓君にあってあいすちゃんにないのも、それだ。…… え、別に必要無いって?
いやいや、男には女が、女には男が必要なんだよ。いい大人の女っていうのは男を知ってこそだ。
…… あいすちゃんは、そしたら、ひょっとしたら、ないすばでーな成体になるかもしれないねぇ。
うんうん、あたしはね、楽しみにしてるよ。…… それまでは、生きなきゃね」
―――――――――――――――――――――

「そう…………… 言うから」
憮然とした表情はそのままながら、柄にもなく頬を染め、
目線は背けたままに小さく俯くあいすに内心驚愕した。
「…… 鵜呑みにしたわけか?」
「いえ、それだけじゃない… けど」
違う、ケサの言葉を拡大解釈し過ぎだ。お前は真白木でも矢射子でもあるまいに。
あの老婆は、己の男好きはさておき、この少女の幸せをこの世の誰よりも願っているのだから。
まあ、あいすの言葉から推測するに、理由には多分まだ裏があるのだろうが、それにしても――
冷静さ、判断力、共にゼロ。普通ならまず、考えない選択だ。

最強の間界領事が、ばあさんが絡むだけでこうも容易く、面白く動く様になったか。
出会った頃には想像もつかない展開なのであり、ここは
いい観察対象が増えたと盛大に喜びつつ、色々とからかって遊びたい所― なの、だが。

「暖房の設定を強に直しに行ってくれるなら考えてやらんでもない」
いかんせん、最高に寒い、そして眠い。蛇の化身たる故、本来ならば冬眠の季節で、
本能には逆らえずどうしても動きが緩慢になる。

「その間に逃げるでしょ。…っていうかあんたが腕を伸ばせばいい話よ」
「こうまで寒いと何もする気が起きんのだが」
「でしょうね」
逆に目の前の少女は雪と氷から生まれたと言ってもいい種族。正に活動期だ。
ひゅ、と小動物の様な軽い動作で、さしたる抵抗もなく床へ落ちる少年の上に跨がった。
膝下を外側に向けた女の子座りのまま、ぐいと腰を押し付ける様に体重を前にかける。
手を後ろについて上半身を支え、図らずも座った格好になっていた悠が、
ほんのすこしだけ、驚いた気配を見せた。
「おい、あいす」
「いいから。面倒ならあんたは黙ってるだけでいいわ」
ぎり、と一層強く掴まれた服の袖がしわになる。

― 寒さを嫌う己の体に氷の微笑女が密着しているのにはどうにもやりづらさを感じるが、
女子特有の柔らかい感触が手足にあるというのも、特に悪い気がするわけでなし。
女がどうこうをさしおいても、この雪人が何をするのか、どう変わっていくのかについては
非常に興味がある所。悠は流れに任せるがままにして、しばし、見守る事を決めた。

251:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:23:28 SjsquIGd
と、不意に、首筋に氷を当てられた様な感覚が走った。
「冷っ…」
「あら、どうしたのかしら?」
あいすはくすくすと楽しそうに笑うと、まさしく通り名に相応しい、氷の様な微笑を向けた。
多分、比喩ではなく本当に、氷そのものを当てられた様な気がする。
「不随意の運動だ」
「ああそう?」
― 観察を決め込んだ所で何だが、あいすの見下す様な視線が最高にカンに触る。
これは後で三倍にして仕返しするか、とぼんやりと思った。

白い手がゆっくりと身体の線を辿る。性感を目的とするというよりは、確かめる様な。
直裁な愛撫のない、暖かみのある快楽を与える気を感じられない指の滑りだ。
「俺を殺す気か」
冷気だけが撫で付けられて、心拍数と血圧は上がる一方、逆に体温は下がっていく気すらする。
局部を完全にスルーしてるあたり、二割位は躊躇いの様だが、後の八割は只のこいつの嗜好と見た。

「寒いのは苦手だと言ってるんだが」
「そうね。でも氷で撫でるとー」
「……… っ」
びく、と微かに、ほんの微かに震える悠を、楽しそうに眺めるあいす。
「ほら、そうなるからいいのかと思って」
奇麗なアイスブルーの瞳の中に宿るのは、嗜虐の快感に酔う、生き生きとした光だ。
ぞわりとする感覚が背中まで伝ってゆく。思わず竦めた首を無駄にびよんと伸ばして元に戻すと、
「残念ながら、その眼を向けられて喜ぶのは俺じゃないな」
多少憮然とした思いを努めて表情に出さず、明後日の方向を目で指図した。
「他に当てがあるだろう」

「キモいゴリラみたいなのは却下」
目を遣った方向に映像が映し出された途端、いつものあいすの表情に戻る。
悠の見遣る先漫画のコマの左上、点描トーンの中で半裸でカッコ付けている真白木は
その眼光によって一秒と経たずに霧散した。

「じゃあ、おう…」
「あいつには無理でしょ」
「うむ、それもそうだ。小さすぎる」
『えええー!?酷くない!?ダイレクトアタック酷くない!?そもそも食いつく所おかしくない!?』
次いで点描の中でカッコつけていたのに流された太臓が、涙ながらの二段ツッコミをしながら塵と化した。

「じゃあ、こっち」
「…… 頼めと?」
「俺よりは脅しー 違った、頼み易いと思うんだが」
「………」
悠の左背後に映っているのは、赤い髪をした屈強そうな実界の青年、やはり半裸。

「…… 翠と違って矢射子先輩、まだ宏海に気持ちが伝わってもいないじゃない。触らぬ討魔師に祟りなしよ」
「ほう、成程な。その辺りで線引きをした訳か」
悠の口角がわずかに上がった。相変わらずやる気無く手足を投げ出したままだが、得心したように頷いている。
― 咄嗟、「嘘だ」とあいすは思う。あの目は納得などしていない、獲物を前にして何か仕掛ける気満々の蛇の眼だ。
不穏なオーラを感じて、内心ひるんだけれど、顔に出すのも癪で、逆に睨みつけ、次の言葉を待った。

「それは賢明な判断だな。人間の恋愛関係においては、見守りつつ決して首を突っ込みすぎず」
「…… それに加えて、あんたは冷静に引っ掻き回すのね」
「さすがだ、分かっているな。リスクの無い立場で楽しむというのはいいものだ」
表情の読みにくい瞳に、愉悦が混じった。


「だから― 本来ならば、傍観者が一番面白いんだがな」
「!?」

252:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:26:22 SjsquIGd
あいす×悠の様な悠×あいすの様などっちか分からないつもりで行きます
あと半分くらいの予定

253:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:45:01 wU3ba4Zl
GJ!! ケサおばあちゃんがらみだとあいすがいい感じだから、
この悠×あいすはツボにはまった!

254:名無しさん@ピンキー
07/03/03 00:57:21 b+K1xt78
悠×あいす キタ━━(゚∀゚)━━!!
GJ!すげーイイ!続き待ってる!

255:名無しさん@ピンキー
07/03/03 21:45:52 GNHKGZkz
GJ! それぞれのキャラがらしくていい。

256:名無しさん@ピンキー
07/03/05 17:38:39 xtSD7qN9
ちょ、今週ので乾×一口ネタできんじゃん!
誰か書いてくれ

257:名無しさん@ピンキー
07/03/05 22:18:07 Uyc5soy5
矢射子会長のことを、俺らはずっと前から好きだった。しかも、一口は会長の思い人も知っていたのに…。
「おい、今日俺がおごってやるから二人でパーッとやろうぜ!」
「失恋パーティーじゃん、それ」
まだ赤く腫れた目で、一口は言った。
「まあおごってくれるなら…今日はやけぐいしてやるー!!」
二人で並んでなかばやけくそでラーメン屋まで校門から走ろうかとしたとき。
「見て、二階の生徒会室。」
「…矢射子会長だな。」
学校を去る前に一目生徒会室を見ておこうとしたんだろうか。一口の目が、また潤み出した。
「あーもうやだやだっ!これから失恋パーティーなのに!乾っ!どっちが早く食べられるか競争だからね!?」
一口は震える肩をごまかすように一息にそう言うと、ラーメン屋めがけて走り出した。
…一口は、強いな。会長の好きな奴ずっと知ってて、それでずっと会長のことを好きでいて。

258:名無しさん@ピンキー
07/03/05 22:19:52 Uyc5soy5
続きのエロは誰か適当に書いてくれ。ラーメン屋の便所で●●●とか。

259:名無しさん@ピンキー
07/03/05 22:38:35 FGoE8t1Y
(略)
「あーん! 男の子供を妊娠しちゃうー!!(ビクッビクッ

260:名無しさん@ピンキー
07/03/06 17:46:41 7Ee1CoC3
略さないで投下してくれーー!!(懇願

261:名無しさん@ピンキー
07/03/06 22:26:14 GhCFimLw
コンスコン×ちよいとか想像したらなんかすげー変態なことしてそうだと思った
あとサマンサのマイクプレイとか

262:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:21:57 JRf6JDVg
>>257の続きを適当に書いてみる。



そう思いながら、彼女の後を追った。



「うわーーーん!!!」

ラーメンが出された瞬間に、行き成り二人で号泣して、
店長が「お客さん、ラーメンが・・・・・」と焦っている。
そんな言葉も二人の耳に入るわけがなく、ただひたすら、自分達のはかなく終わった恋を嘆いていた。
「うう・・・・・・ズルっ・・・・・・・・・・・・・・」
「って食うの!?」
涙が器からあふれ出しているというのに、ラーメンをすすりだす二人。
店長は仕ハァッとため息をついて仕方無いといわんばかりにした。
「今日はツケてやるよ」と言って、店の看板を「閉店」にしてその場を去った。
・・・・客もいないラーメン屋で二人の泣き叫ぶ声が響く。
それに対して誰もいないため反応してもらえない乾に更に悲しみを呼ぶ。
「あんっっの鈍感男・・・・・お姉様に振り向かなかったら、ホンットに怒ってやるんだから!!」
テーブルをガンッと叩いて、一口が震えた声でそう怒鳴った。

いっつも追いかけていたのに。いっつも矢射子の傍にいたかったのに。
叶わなかった恋は、心の痛みに加勢されるだけであった。

「っ・・・。何か泣いたら、虚しくなってきたよ」
一口がぽつりと呟く。
「どうして私じゃ駄目だったのかなぁ・・・・」
「・・・・・・・そりゃお前が女だからだろ」
「だって男なんかよりお姉様の方がずっとカッコいいんだもん」
ムスっとしながら、腫れた目を擦る。
「お前さぁ、顔はイイんだから、相手女ってのやめろよ」
「でも・・・・・・・・・私に興味持つ男の人なんていないし・・・・・・・・・・・・」
女の方がよっぽどいないと思うが。
そう乾は言いかけたが、慌てて言葉を飲み込んだ。
今更レズな奴なんてお前以外そうそういないとも言えない。
そして変わりの言葉を探していった事は・・。
「いや、俺お前の事案外気に入ってるぜ」
・・・・言葉を変えようと思っただけなのに。
何故かそんな事を言ってしまった。

一口の顔が強張る。
まずい、怒らせちまったかな・・・。そう思った乾は、焦って涙浸しのラーメンをすすりだした。
「っつーか早食い競争するんじゃなかったのかよ!ほら、早く一口も食べ・・・・・・」
「今の本当?」

言葉を遮られる。
心臓が早まる。
一口の顔が見れない。
それだけのことが、一気に起こった。
下を向いて、ラーメンをすすることしか出来ない。
でも。
視線を感じて。
ゆっくりと顔を縦に振った。


263:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:26:10 V6aLJuDc
その瞬間に、
「バッ・・・・・・・・」
「?」
「バッッッカじゃないの!?」
その反応に驚いて、乾は顔をあげた。ソコには、顔をユデタコのように真っ赤にした一口がいた。
「どーしてそんな事言えるのよ!お姉様に振られたばっかじゃん!!」
『ビースト、ケダモノよぉぉぉお!!』と叫ぶ一口の奇声にハッとして、慌てて弁論する。
「ち、ちげぇって!ただ俺は思った事を言っただけで・・・・・!!」
更に顔を赤らめる一口。
ここまで恥ずかしがられると、こっちも恥ずかしくなってくる。
「何よっぉ・・・・・だったら」
一口が躊躇いながら、乾の顔を覗き込む。

「証拠見せてよ」

・・・・・・・は?

その言葉に、乾の目が点になる。
「あっ、あたしの事、気に入ってるっていう、証拠を・・・」
男は信用ならないから、とかそう呟きながら。
いつもそんな事言わない一口なのに、今日は失恋したからだろうか。
恋愛に関して敏感になってるのか。
「・・・お前が男の俺に興味ねぇだろ」
そう言って流そうとした。・・・・すると、だ。
「・・・・確かにそうだね」
呆気なくそう言われて。
乾男として見てないしといいながら、何事も無かったのようにまたラーメンをすすり出して。

なんだかイラついた。
確かに流したのは乾のほうだ。
ただ、無性に苛立って、きっと振られたせいもあるんだろうけど。
気付くと乾は、いとも簡単に一口の体を自分の方に引き寄せて、膝の上に座る形にした。
女特有の柔らかい体に触れて、乾の興奮を煽った。
「ちょっ、乾、何して・・・・・・んむ!?」
一口の言葉を唇で遮る。心の痛みを押し付けるように宛がう。
そのため少々乱暴になってしまった。
「うぁ・・・・・・や、・・・」
びっくりして一口は抵抗をするが、あの乾の力に叶う訳もなく。
舌を無理矢理ださせて、絡めさせていく。
ようやく唇を放して、一口の抗議を聞く体制に入った。
さすがマゾ、と言った所だろうか。怒られることを期待しているのか。
「はっ・・・・・、私は・・・男には興味が無いって・・・・・・・・・」
乾の膝の上でまた顔を赤らめてそういう。
「証拠見せろっていったじゃんか」
そうして乾は、張り詰めたモノを自分のズボンから取り出した。
「きゃあっ!!乾、汚いよ!!」
上に乗っている状態なので、すぐ真下にソレが見える。
顔と似つかずグロイ程に起ち上がっているソレに驚き、一口は逃げようとするが、乾が腰を抑えてそれを許さない。
「そんな証拠いらないからっ!」
そう半ば叫んでいる一口に構わず、スカートを捲って下着を脱がす。
「お前・・・」
「うるっっっさい!!」
「何で濡れて「言うな見るな犬畜生の癖になんでちょっとS入ってんのよ変態ィっっ!!」
言葉を遮って一気に話した一口は息を切らして俯いている。
一口の股間は、抵抗していた割にはしっとりと濡れていたのだ。
これには流石の乾もマゾ心にいじめたい気が差した。
いつも会長は俺をいじめる時こんな気持ちだったのか、と思いながら。


264:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:28:53 4XIMXpZK
そしてその一口のまだ誰も知らないであろう未知の部分に、ゆっくりと自身を埋めていった。

「!?っあああああっ!痛い痛い痛いよ乾ィ、裂けちゃうぅう!!」

まだ亀頭しか射れてないのに、かなり痛がっている。一口は腰を浮かせたが、体制を変えることは不可能だったので、
乾の胸に縋り付いた。
「っっ力抜け一口・・・入れにくいっ」
童貞である乾も、このまま入れるのは無理という事はわかったので、一口の頬や首や手にキスを落として落ち着かせた。
いつもと違って紳士的な乾に、一口は少し力を抜いて、緊張を緩めた。
その瞬間に一気に体を貫く。
「ひぁああん!あふぁっ・・・・ぁああ!!」
涙を浮かべた虚ろな瞳に乾のの心臓が高鳴る。
いつもの幼いあの表情は何処へ行ったのか。
いつも隣で子供っぽく笑っていたあの顔は姿を消し、一人の女と化す。
こんな当たり前のように一緒にいた仲間が、色気づいて目の前で喘いでいる。
ピコンピコンと横に一つに結んでいる髪の毛を揺らしながら。

勿論一瞬だが、彼らの心の中に『百手矢射子』という人物はなかった。
「乾、乾ィ・・・!っひゃふぅぅ!」
その瞬間に、一口の膣内がキツくしまった。
「うっ・・・ヤバ・・・・・間に合わなっ!」
その言葉に、一口がぎょっとする。
「あんっ!駄目っ乾・・・!妊娠しちゃうよぉおおっ!」
だが時既に遅し、出す寸前まで高ぶっていた乾は濃口な白濁色の液を勢いよく膣内に出してしまった。
一口は奥に注ぎ込まれていく熱を感じ、絶句した。





----------

「ちょ、ホントすいませんマジすいませんだから叩くの止めてくださいあやっぱ止めないでください」
情事後、一口は激しく乾の背中を踏んだ。何度も何度も嵐のように。
ただ、哀しいことに、この男は『M』なのだ。踏んでも踏んでも気持ちよさそうにするだけだった。
「犬の癖に、中出しとか信じらんないっ!!ってかヤるとか信じらんない!ってか男とだなんて信じらんないっ!!!」
ただ一番信じられなかったのは、乾に犯されても正直嫌じゃなかった自分だった。
その事を認めたくなくて、紛らわすように踏み荒らす。
「嘘よっ!男なんかっ、男なんかぁああ・・・・・・・・お姉様ぁああ!
ごめんなさい私は男の子供を育みますぅううう!!」

バシンッバシンッという痛痛しい音が辺りに響く。
コレを二階で実はずっと聞いていたラーメン屋の主人はというと。

「・・・・・若いっていいなぁ」

そう呟いて、昔を懐かしむかのように外の景色を眺めるだけであった。



おしまい。



回線切ってもないのにIDがころころ変わる・・
すまない・・・便所でさせられなかったのとしめが悪かった。
ホントグタグタ。勉強してしてきます

265:名無しさん@ピンキー
07/03/07 00:19:15 BgTIB+WU
乾一口GJ!べつに便所じゃなくても、
ラーメン屋の主人がいいキャラしてたんでおkwww

乾は銃刀法違反なサイズの持ち主なんだよな

266:名無しさん@ピンキー
07/03/07 00:43:38 1+IetSA0
GJ! 乾×一口の幸せを祈る…
宏海×矢射子も、二人の涙を無駄にしないでくれ!

267:前スレ545
07/03/07 02:18:42 0qCAuggS
乾×一口小説GJすぎる・・・。

URLリンク(akm.cx)
勢い余って殴り描いた。そんなに反省してない。
てかこの二人のおかげで自分に傷なめあい属性がついちまった・・・。

268:名無しさん@ピンキー
07/03/07 14:00:32 lXwOxN1X
初めてが銃刀法違反とは…そりゃ裂けちゃうんですけど!状態にもなるわなw
GJ、そして>>267あなたが神か?

269:名無しさん@ピンキー
07/03/07 21:38:16 4CtgAftx
>>262>>267
なんだ貴様ら、GJなんだよ!
乾と一口はまった・・・ありがとう!!


乾に無理矢理射れられちゃう一口にハァハァ(*´д`*)

270:名無しさん@ピンキー
07/03/12 12:47:25 V5VZKsc0
今週もなかなかだったな

271:名無しさん@ピンキー
07/03/12 14:07:28 MfyFh2eR
誰か!雪崩のこないあの続きを頼むw

272:名無しさん@ピンキー
07/03/13 01:05:28 8MvgGSmX
今週の話と関係ないけど、今週先週とこらえきれずに描いた
あんまエロくなくいし、需要無さそうでゴメン

URLリンク(akm.cx)

273:名無しさん@ピンキー
07/03/13 10:40:32 gsXmfAHK
>272
あててんのよ。

274:名無しさん@ピンキー
07/03/13 23:48:26 5WyclzdS
悠×あいすのつづきまだかね
すごく読みたいんだけど

275:名無しさん@ピンキー
07/03/14 01:29:47 WML45Gyh
ぜったい乾×矢射子以外認めん!と思っていた自分だが、
乾×一口やばいほど萌えた
今日からこれ一本で行くと決めた。

276:名無しさん@ピンキー
07/03/14 10:53:41 JmZNBrzA
なんでそんな頑な?!

277:名無しさん@ピンキー
07/03/14 15:16:08 lhYKOwbA
適切な阿久津ッコミに惚れた

278:名無しさん@ピンキー
07/03/14 16:31:52 PNvoEVvl
萌え死んだぜぇ…

279:名無しさん@ピンキー
07/03/14 16:39:44 tqSk2twa
>>272
GJ!
そろそろ未完作品の続きが読みたいな

280:名無しさん@ピンキー
07/03/14 23:31:01 2Y0+WzgM
>>275-276の流れにもワロタが>>277の「阿久津ッコミ」でトドメを刺された

たまには主役のことも思い出してやってください

281:名無しさん@ピンキー
07/03/15 00:11:03 CaTh7aGK
>>280

・・・・・・え?阿久津が主役じゃ(ry

282:名無しさん@ピンキー
07/03/16 20:54:00 uZZfxxZS
今週号の会話で
悠と吉下の組み合わせもいけry


283:名無しさん@ピンキー
07/03/18 01:29:38 ceCB0u9G
>>264の続きを読みたくなるくらい乾×一口ハマタ。
誰か助けてくれ

284:名無しさん@ピンキー
07/03/18 16:11:12 J4lfrWnM
モンスターハンターポータブル2おもしろっ

285:名無しさん@ピンキー
07/03/19 13:17:37 xxaL1KIo
外代雪乃かもう一人の方と太臓のCP・・・無理だよなぁ


286:名無しさん@ピンキー
07/03/20 19:43:38 4ibbkwO1
俺はあれがギンギンでガチンガチンで空に向いている!

287:名無しさん@ピンキー
07/03/20 19:45:04 4ibbkwO1
284さん関係ないこと書き込まないでください

288:第55章の偽太臓あたり
07/03/21 00:20:56 istFVuZx
>>285

「た、太臓がスカート破れた女子見て何も騒がないなんて……!」
安骸寺を従え、にこやかに去っていく太臓を見て、須美と雪乃は呆然とその場に立ち尽くしていた。


「……ありえないんですけど」
「なんか調子狂うんですけど」

数日後、返し損ねたクリップを手で弄びながら、二人は窓際の人だかりを眺めていた。
人だかりの内訳は、中心から三角い頭の少年、それをきゃあきゃあと構う女子数人、
それを奇異な目で見る阿久津と佐渡、の後ろで白くなった安骸寺、の後ろで切なげな視線を送る笛路、をとりまく女子更に数人。

人の慣れとは恐ろしいもので、当時は天変地異の前触れかと思われた
ジェントルマン仕様の太臓も、既になんとなく定着しつつある。
前とは違った意味で、女の子の為にちょこまかと動き回るマメさがそれなりに受け入れられたらしい。

今までとは逆の近寄り難い状況に、妙なものだと頬杖をつきながら須美は言う。
「まあ、実際クリップ止めた所で不自然だったし、実際に助かったかどうかはおいといてさー」

「多分、あれイケメンにやられたらときめくよね」
「……多分ね。私大木君にクリップ渡されたら、例え重くてもずっと付けてる」
純粋に男に優しくされて、悪い気はしない。例えあの太臓と言えど。
身構えていた分、彼の他意の無い親切さは色んな意味で衝撃だった。

「でもあたし、あんなキモおにぎり興味ないんですけど」
「分かってる、須美は木嶋先輩のファンでしょ」
「……木嶋先輩と太臓ってなんか最近仲良さそうだよね」
「あー…良く一緒に騒いでるのは見かけるよね。……で?」

「う、ううん、結構あれであいつの人間関係人気者っていうか有名人ばっかりっていうか」
「ああ、ちょっとうらやましいかも………で?」
「……」
「……あの……須美?」

「……いや、別に、ほんとに関係ないんですけど」
「なんでさっきからあいつの話ばっかりするの?」
「だ…だからちょっと、びっくりしただけなんですけど!別に」
「え、ちょっと待って待って!や、やめときなさい!
 いくら今脈無さげだからって、フェミニストっぽい人好きだからって
 ちょっと優しくされた位でアンタいくらなんでも流されやすすぎ………!」

「ぎゃー違う違う違う!ちょっとマスコットみたいで可愛く見えなくもないかなって!そんだけ!」
「いやいやもうそれ既にちょっとヤバいんですけど!確かに最近……ちょっと、思ったけど!!」
「なに雪乃、アンタだって思ってたんじゃない!」
「思ったけどっ!思ったけど……………………でもさ」
「何よ」



「何か、らしくないよね。朝来てあいつに怒鳴ってやんないと物足りないんですけど」
「………それは、言えてる」

相変わらず騒がしい教室の中で、二人は奇妙な感情を持て余していた―――もうむりぽ

______________________________________
難易度高すぎ即オワタ\(^o^)/脇キャラ大好き
悠とあいす奮闘中、月末までに投下予定

289:名無しさん@ピンキー
07/03/21 00:37:04 f8Xo+cpf
もう少し続きを読みたかったけど…GJです!
悠×あいす、お待ちしてますよ!

290:名無しさん@ピンキー
07/03/21 01:36:55 wFwXnnWA
GJ!キャラ壊れてなくていい。

宏海矢射子まだかなぁ……

291:名無しさん@ピンキー
07/03/21 11:06:35 3woO0rZ8
今を逃すと投下できなそうなので急いで投下する
宏海×あいす
エロ無しシリアス風味
前々回ラストからの捏造話です。
やっつけなので考証不足・設定捏造は見逃してください。

と思ったんだけど規制中なんだよね…保管庫の掲示板に投下してもいいのかな?


292:前スレ483
07/03/21 15:28:37 yVbI7dCT
>>291
全く問題ありませんので、ぜひともお願いします。
最近また職人さんが来てきださってるのは嬉しいですねまじで。

更新滞らせて申し訳ないです。
職人様方が泣くまでGJするのをやめません。

293:291
07/03/21 16:08:11 3woO0rZ8
ありがとうございます
お言葉に甘えて保管庫に投下しました。
誰か気が向いたら2ちゃんスレに持って来てもらえると助かります
では、名無しに戻ります

294:名無しさん@ピンキー
07/03/21 19:59:54 9J1N4jpt
ちょっと待てお前ら、今週号はスルーなのか?

295:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:36:25 nBz0PVCj
>>294

『ちょうどいいところで・・・!』すぎてイジれないw

296:名無しさん@ピンキー
07/03/21 22:13:10 EhJKNOBf
とりあえずどこに着地するのかわからないと設定が決まらない
ものすごく萌えはあるんだが煮えたぎるばかりで固まらないマグマのようだ

297:名無しさん@ピンキー
07/03/22 02:05:46 2dhwRX7h
保管庫更新乙です!
>>288悠×あいす、超待ってる!
>>296例えがウマイ 
宏海×矢射子はまさにターニングポイントだからなー

298:名無しさん@ピンキー
07/03/22 14:44:54 dIlyUp6J
バレスレのがマジバレなら、もうあんなこともこんなこともアリだ。


299:名無しさん@ピンキー
07/03/22 16:19:33 kqqu19w8
頼む、みなまで言うな

300:名無しさん@ピンキー
07/03/22 22:12:13 TBRskCIS
>>298
それより悠が…

301:名無しさん@ピンキー
07/03/23 20:20:43 Xdvwua6C
滅茶苦茶気になる……!
来週号が出るまで保守!

302:名無しさん@ピンキー
07/03/23 23:28:03 RIWzUmeH
多分宏海×あいすが投下されることはもう二度とないだろうな

303:名無しさん@ピンキー
07/03/24 08:29:32 uLZQtSKl
甘いなw
まだまだこれからですよ

304:名無しさん@ピンキー
07/03/24 13:53:26 IEe8zI2v
そうは言うがな、大佐
本編であんなことやられたらモチベーション上げるのは不可能だ

……今は書きかけのやつを破棄すべきかどうか本気で悩んでる

305:名無しさん@ピンキー
07/03/24 14:47:41 /JHxNxDQ
せっかくの二次創作なんだから、気にせずはっちゃければ良いんじゃね?
しかもこのスレはエロな上にパロだよ。(既にこの部分が本編で被るがw)
もっとも、書く本人がモチベーション上げられない程辛いなら、無理は言わないが。

306:名無しさん@ピンキー
07/03/24 16:53:03 IEe8zI2v
辛いねぇ
特にこの先エロパロ作るためのネタが供給されなくなることが何より辛い
一時的な展開なら少し間を置いてモチベーション上げることもできるが
おそらく最終話まで宏海×矢射子を見せ続けられる現状を考えると……

307:名無しさん@ピンキー
07/03/24 17:14:22 p3ih9xqP
エロに至る理由を恋愛感情に限定してると、難易度高いネタ元だなとは常々思う
原作がそもそもエロギャグ&パロ&人間関係萌えをメインで売る漫画だから
二次で補完する余地は本来無いと言うか、ヘタにいじるとすぐに偽物になるしね
キャラの不明だった点を適当に補完して書いた昔のSS、今読んだら別人でワロタ

というわけで、恋愛感情以外の感情・理由を使ってエロに持ってくのも楽しいぞー
いざとなったら媚薬も催眠もオウジダケもある便利な世界だ!

「非エロ妄想、カプでラブラブ見たい」の需要に答える
したらばスレも出来た事だし、いい感じに使い分けできるといいね

308:名無しさん@ピンキー
07/03/24 18:08:59 mMQE1l+z
いやいや忘れてませんか皆さん、あいすは天性のSですよ
宏海を追い詰める事に喜びを見出しはじめたら止まらない
むしろ宏海に正式な恋人が居た方が宏海の苦悩度が増してグッド

309:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:55:08 w0lJMuNJ
今までも宏海×矢射子や悠×あいすの方がネタとして多かったよね。
そんなに宏海×あいすにこだわらなくても…?

310:名無しさん@ピンキー
07/03/24 22:12:35 FACZKVib
性格改変ならともかく、捏造設定くらいはいいじゃんか
やおいなんか性癖変えてるんだし
リビドーの赴くまま書いちゃえばいいさ

311:名無しさん@ピンキー
07/03/24 22:13:10 IEe8zI2v
そりゃ他のカプ書く分には何の問題もない、というかネタの量は関係ないでしょ
ただ今問題にしてたのは書きかけのやつをどうするかということで

まあしばらくは放置して様子見かな

312:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:47:07 ROCYxbo4
新参なんだが、悠とあいすってカプになるほど原作で絡んでたっけ?
ここだと悠×あいすが多くて正直驚いてるんだが

313:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:55:16 GQJhr/7F
原作で絡んでようが絡んでなかろうが妄想したもん勝ち


あえて言うなら、ドS同士?

314:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:40:01 o9sHWV/B
初代スレで
1.あいすが嫌々屈服させられる展開を読みたい住人が多い
2.しかし本人が強すぎる、どうしたらいいか
という議論がなされた時、打開策で出てきたのが悠だった思い出

原作の恋愛や萌えとはまた違うベクトルから辿り着いた
エロパロならではの理由も加味されている。多分

315:名無しさん@ピンキー
07/03/25 12:14:42 FwiXjJ9U
悠とあいすは少ない絡みで良い味出してるんだよね

316:名無しさん@ピンキー
07/03/25 19:58:24 v5DV8Djd
俺が悠とあいすのコンビに萌えたのはクリスマスの時に一緒に矢射子をおちょくってる所かな

317:名無しさん@ピンキー
07/03/26 21:07:15 5/Mc4kaB
今週号の「自分のおもちゃ取られそうで焦ってるんじゃないの?」
って悠に言う場面なんか、まさに良い味出してたな。
このセリフ言うときのあいすの目つきに萌えたよ…。

ちなみに、宏海装甲にも萌えた。矢射子も倒れるわけだ。

318:名無しさん@ピンキー
07/03/26 23:23:00 91Zn4xS1
それより、あのアイドルキャラだよ

あれ使い捨てなわけねーよな?

319:名無しさん@ピンキー
07/03/26 23:48:27 C7eOkRCe
なにげに宏海が陽子の胸をわしづかみしてるよな

320:名無しさん@ピンキー
07/03/27 00:06:51 4AzcCgBh
先週からの流れで宏海×矢射子のSSがわっと来るかと思ったがそうでもないな
まあ俺としては本編では二度と見られないだろう宏海×あいすの方が興味あるが

>>319
別スレで言ってたが狐の乳はもっと下らしい

321:名無しさん@ピンキー
07/03/27 03:09:18 +LOsMHMR
へぇ、単行本でしか読んでないからそういう人物がいた事事態知らんかったな
とりあえず、6巻で読んで条太郎の人気が凄い事が分かった

322:名無しさん@ピンキー
07/03/28 06:22:24 ONvyCQrA
宏海装甲といいなんであんなにウサギに縁があるんだろう

323:名無しさん@ピンキー
07/03/28 07:21:07 4ezSGhBW
ウサギを逃がす宏海に萌えた

324:名無しさん@ピンキー
07/03/28 11:08:02 +zozzSjb
何か翠人気ねーな
殆ど話題に出てない

325:名無しさん@ピンキー
07/03/28 15:30:46 gXEJWhwJ
元があんなんだから妄想しにくいんじゃないだろうか

326:名無しさん@ピンキー
07/04/01 00:33:57 6DnWa+qO
うーん、書き込み少ないな
木嶋と吉下で何か読みたいが、吉下がつれなすぎて妄想ですらどうにもならんw
誰か考えて

327:名無しさん@ピンキー
07/04/01 05:02:55 3hpWnugF
自分が悠あいすに萌えたのは選挙戦のときかな
あいすなら遠くから凍り漬けにすることも可能だと思うのだが
わざわざ手を握ったとこドキドキしたw

328:名無しさん@ピンキー
07/04/01 12:37:22 NhkQnuS4
あれは逃走防止だと思うけどね

329:名無しさん@ピンキー
07/04/01 19:20:45 pFiavzCl
桃の匂いがするGカップおねえさんと心優しきつっこみエースで
ラブラブなのが書きたいのに
いざ書いてみると鼻血吹いたり邪魔者が乱入したりでうまくいきませんorz

330:名無しさん@ピンキー
07/04/01 20:19:56 NjefnWDQ
>>329
がんばれ!楽しみに待ってる!!

331:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:43:40 M7vhnpq8
優や陽子よりも男性新キャラが3人・・・
BLTのにおいがプンプンするぜッーーーッ!!

332:名無しさん@ピンキー
07/04/02 14:35:41 Bb0jnWsy
もて王掲載順位ヤバイらしいな・・・
打ち切りだけはカンベンだっ!!!

333:名無しさん@ピンキー
07/04/02 15:42:49 Pux7oFBp
そろそろ宏海×矢射子続き見たいな

334:名無しさん@ピンキー
07/04/02 22:45:42 PKFXVDLM
ドラクロア「いい身体してるじゃねえか…イイ声で喘がせてやるよ…」
矢射子(やだ…あたしの身体を好きにしていいのは阿久津だけなのに…
     やだよ、こんなの…)

束縛された矢射子の目から、大粒の涙が零れ落ちた…



こんな感じのを読みたい。

335:名無しさん@ピンキー
07/04/02 23:03:59 pVSgHtWI
俺は宏海矢射子の交際を見てなぜかイライラするあいすを見たい
誰か書いてくれ

336:名無しさん@ピンキー
07/04/02 23:33:04 c54Zcm15
>>334
ドラクロアはむしろ「イイ声で鳴けよ」

337:名無しさん@ピンキー
07/04/03 00:20:19 a83Rg/at
>>334
皆同じような事考えるんだなw
自分も矢射子がドラクロアに襲われて宏海が助けに入るシチュエーション
考えたけど、ドラクロアの情報が少なすぎてどう動かしたらいいか…

>>336
うまい!


338:名無しさん@ピンキー
07/04/03 05:08:19 9DUd8DIH
>>337
みんな結構同じ事考えるんだなw
実は俺も書きかけてたんだが、人の方が先だとこのまま続けていいのか
ちょっと手が止まる
書き続けてみてもいい?

339:名無しさん@ピンキー
07/04/03 07:42:26 vNRj5wDW
>338
是非お願いします!

新キャラの三人組は、まだキャラの掘り下げがなされていない分
陵辱担当として使いやすい気がする
能力がそこそこ高いならあいす陵辱すらも可能かも知れない

340:337
07/04/03 12:30:17 a83Rg/at
>>338
お先に是非! 自分はまだアイディアの段階なんで…。
楽しみにしてます。
本スレや矢射子スレにも、その手の発想がいろいろ出てるね。

341:名無しさん@ピンキー
07/04/03 14:55:48 HxOzXl2l
宏矢射祭りしてーなあ・・・

342:名無しさん@ピンキー
07/04/03 18:21:42 xqFTcffE
>>341
まずはお前が書いてみるんだ!

343:名無しさん@ピンキー
07/04/03 19:17:42 p/Ppmkk1
悠経由とかで見つけてスタープラチナを発動してる宏海が浮かんだ。

344:名無しさん@ピンキー
07/04/03 19:19:51 p/Ppmkk1
>>343
>>337ね。

345:名無しさん@ピンキー
07/04/03 20:03:25 zucSXlcA
むしろ矢射子の胸もとのボタンが外れてスターブラチラ

346:名無しさん@ピンキー
07/04/03 21:14:43 OaWZkF34
そっちかー!

347:名無しさん@ピンキー
07/04/03 22:22:03 9DUd8DIH
>>340
thx。それじゃお言葉に甘えて書き続けてみる。

他スレの流れだが、矢射子好きの集まってる矢射子スレはともかく
卒業生かつ今週登場してない矢射子を接点すらない新キャラが~って話は
本スレでするには正直微妙だと思う

心配し過ぎかもしれないが、妄想はこことかキャラスレで留めておいた方が
反感を買う事も少ないかなと

348:名無しさん@ピンキー
07/04/05 22:10:28 Vt3XRPq8
まだかなまだかな

349:名無しさん@ピンキー
07/04/07 01:39:05 CwSp67XB
何でもいいっ…職人待ち!!

350:名無しさん@ピンキー
07/04/09 09:43:07 t5wBASza
今日もベーコンレタスの匂いがぷんぷんした

351:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:46:05 Pnk7JDvU
アストロロボモタに似てるチビっ子が女だったら超萌えるんだが
サプライズはないだろうか

352:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:48:28 6y4hoolG
新キャラにおっぱい分がないのがなぁ

353:名無しさん@ピンキー
07/04/09 22:20:32 EjU5TUGg
悠があいすの画像を携帯に入れていたことにときめいてもいいですか

354:名無しさん@ピンキー
07/04/09 23:04:03 qeNSTFot
>>353
ナカーマwwwwwwww


355:名無しさん@ピンキー
07/04/10 00:49:33 iL+bCxdP
>>353>>354
ノシ


宏海×矢射子妄想投下してもいいですか





休日の夕暮れ時、亜久津家の風呂場にタオルを巻き付け立っている一つの人影があった。

「み…見ないようにしてね」
「ああ…わ、わかってる」
二人分の声を出すその人影の首から上は‘赤い悪魔’と呼ばれている阿久津宏海だった。
しかし、その下半分、体にはタオルの上からでも分かる豊かな乳房がついていた。
もつ一つの声の持ち主である百手矢射子のものである。

休日デートをしていた宏海を太臓が召喚した時に矢射子も一緒に吸収されてしまい、再び融合してしまったのだ。
更に運悪くアスタリスクゲートを抜けた先にはドブ川があり、落ちた二人(?)はヘドロまみれになってしまった。

その後、太臓を振り切った宏海たちは、なんとか宏海の家までたどり着き現在に至るのだが―

「それにしてもヒドイ匂いだな。早く洗わねえと染みつきそうだ」
シャワーに手を伸ばそうとするが体が動かない。もう一人の意識が体を強張らせているらしい。
「矢射子?」
「は、はい!」
「……そんな緊張しなくても、見ないようにするから心配すんな」
「う、うん。…なんか前の事思い出しちゃうわね…」
「前?あー…あん時か。親父が乱入してきたんだったな。それだったら大丈夫だ、親父出張してっから」
「え?」
「誰もいないから安心して入れるだろ。ゆっくりしてけばいいさ。ま、何もねえけどな」
「そそ、そうね!誰もいないなら安心して…………ってェェェ!しゅっ、出張?!」



来週の予告に今からwktkしてしまって勢いで書いた
反省はしていない



356:名無しさん@ピンキー
07/04/10 07:57:52 CS5CiaDd
GJGJGJ。続きキボン!

357:名無しさん@ピンキー
07/04/10 11:42:48 XRcaARvZ
陽子「宏海さん…気持ちいいッス…もっと…」
宏海「とんだ淫乱狐だな…」

的なのは?

358:名無しさん@ピンキー
07/04/10 17:53:18 QukOC6nn
こうみはそんなこといわない

359:名無しさん@ピンキー
07/04/10 18:37:18 jC9kcaIG
>>355
GJ!!!
続きプリーズ!!

360:名無しさん@ピンキー
07/04/13 00:38:32 uNgjrlMI
飛影はそんなこと言わない を思い出した

361:名無しさん@ピンキー
07/04/14 01:52:53 xGSQugBd
倉庫の絵板に矢射子絵が投下されてたのにさっき気づいた
あのエロパロ風最高だった
あの手が全部翠の魔法で分裂した宏海のだったら
矢射子もイキっぱなしですよ

362:名無しさん@ピンキー
07/04/15 11:13:07 4aXwzNUM
>>360
テンプレだからw

363:355
07/04/16 00:23:45 7oBxA95s
>>356>>359
妄想にレストンです

続きは考えてなかったので、ちょっとだけど書いてみました
宏海矢射子です





ヘドロで固まった髪をシャワーの温かい湯が溶かしていく。シャンプーを手に取ると矢射子の細い指が宏海の髪を撫でるように馴染ませていった。
普段の自分なら乱雑に扱う洗髪も指が違うだけでこうも繊細なのかと宏海は思った。湯気が満ちた風呂場に髪を洗う音だけが響く。
出張発言以来、会話があまり弾まないのは、相手も似たような思いなのだろうか。


(……やべえ……自信ねえ……)


洗い終わり、キュッと蛇口を閉めた後ほんのニ・三秒ほど固まっていたが、宏海は目を閉じるとやや裏返った声で矢射子に声を掛けた。

「んじゃ、目閉じてっからさっさと洗っちまうか」
「あ、……う、うん」
宏海が目を閉じた事で矢射子の視界も暗くなる。矢射子は自分の鼓動が跳ね上がるのを感じていた。
恥ずかしいから、とそれまで巻いていたタオルを外すと矢射子の体を覆う物は何も無くなった。ただでさえ緊張する状況を暗闇の中で無防備な状態が後押しする。

前回と違って、今回は体にこびりついた汚れを落とさなければならない。体に触らず済ませるのは不可能だったので、手探りで石鹸を探す。
宏海にとっては勝手知ったる我が家だが、状況が状況だけにうまいこと見つからない。
「痛っ!」
「うおっ!」
案の定壁に激突し、したたか額を打ってしまった。
激突のショックで開きそうになった目を、宏海が開けないように眉間に力を入れる。
「阿久津……」
「…ハハ、自分家なのに案外難しいモンだな」

額を擦りながらも胸や体に腕が当たらないようにしていることは見えなくても判った。


「阿久津、目……開けてもいいよ」





364:名無しさん@ピンキー
07/04/16 01:41:43 iUrFfKgM
キターーーーー!!!!

365:名無しさん@ピンキー
07/04/16 18:16:51 GhTCknAz
GJ!!
続き書いてくれー!

366:名無しさん@ピンキー
07/04/17 10:52:32 6C9BXgHY
素晴らしい!後生ですから続きお願いします!
宏海矢射子好きだよ好きすぎるよ……

367:名無しさん@ピンキー
07/04/18 04:05:39 Lg+ttVbB
(*´Д`)ハァハァ…すごい気になる終わり方…w

368:名無しさん@ピンキー
07/04/19 02:38:45 e5HPYvX8
>>363
萌えがktkr!!!!!!!!
続き楽しみにしてます(´Д`*)

369:名無しさん@ピンキー
07/04/20 09:28:20 JUQ2pxhK
なんか過疎ってるな

370:名無しさん@ピンキー
07/04/20 20:50:40 XzTTwoFH
大丈夫、これが普通だ

371:名無しさん@ピンキー
07/04/20 21:27:49 BKWIWQh6
そうね、職人さんも今は忙しいだろうし、待ったり待たせてもらおう。
一週間に一度やれば保守も十分だろうて。

372:名無しさん@ピンキー
07/04/21 03:01:53 Yh5FMFNy
すみません。 宏海×矢射子の妄想を書いてたんですが、
書いても書いてもエチには辿り着けずに長くなって(多分歴代最長)、
オマケにヘタレなのでエチが書けなくて要は「朝チュン」くらいの
しか出来なかったんですけど、そういうのを投下しても怒られない
スレってありますか?

373:名無しさん@ピンキー
07/04/21 03:06:49 Yh5FMFNy
それか、エチまで持って行こうとしたけど中々辿り着けなくて
長くなったから、最初からエチ無しにして短めに書き直したら
どっかに投下してもいいのか…

374:名無しさん@ピンキー
07/04/21 11:58:13 aH0KaEVT
とりあえずここに投下するんだ!!

375:名無しさん@ピンキー
07/04/21 12:25:35 eMghcRHv
エチ無しでいいから長いのをそのまま投下お願いします!!!

376:名無しさん@ピンキー
07/04/21 13:40:55 JXc+7rwa
お前の投下をwktkしながら待っているぞ

377:名無しさん@ピンキー
07/04/21 14:08:35 8WXI0HYB
エロ無しや特殊な話などの時は、スレ占有を避けるためにロダ(及びロダ代わりになる鯖)を使って
本人証明できるアンカーをフォルダ名にして注意書きと共に誘導しました

他スレの書き手ですが、一つ参考までに


378:372
07/04/21 23:07:49 Yh5FMFNy
>>377
すみません。 ロダも鯖も良く分からなくて…このまま
ココに投下したらスレ違いだとは思うのですが、
誰か私の続きにエチシーンを書いてくれれば…orz
と思うのでここで投下させて下さい。


書いた内容に、山盛り言い訳付けても見苦しいので順次
サクっと投下します。 しばらくお付き合い下さい。

379:宏海×矢射子 1
07/04/21 23:09:42 Yh5FMFNy
『ピンポーン』
土曜の午後、百手家の玄関でチャイムがなった。

矢射子は、ベッドの中でチャイムを聞いた。 チャイムで目が覚めたが、まだ半分寝ているようで頭がぼうっとする。
もー、お母さん出てよー。
『ピンポーン』
もう一度チャイムが鳴る。
あ、そうだ、お母さんもお父さんも、旅行に行ってたんだっけ…
矢射子は、パジャマにカーディガンを羽織ってインターフォンに出た。
「はーい…」
『…阿久津と言いますが、矢射子…さんはおられますか?』
「え?? 宏海?? えええ?」
『あ、矢射子か?』
「な、ななななんで…」
『いや、何でって、風邪引いて心細いってメール見たから見舞いに…』
「い、今玄関開けるから!!」

380:宏海×矢射子 2
07/04/21 23:11:08 Yh5FMFNy
矢射子は、急いで玄関を開けた。
「もう何よ。来るなら来るってメールか電話してよ。」
本当は凄く嬉しいのに素直になれない。 折角宏海が来てくれたのに…。
「寝てたのか? 悪かったな。」
「ううん。そんな事無い… 折角だから、上がって! あ、でもちょっとだけここで待ってて!!」
矢射子は、先に部屋に滑り込み、散らかっている物を手当たり次第にクローゼットに放り込んで扉を閉め、玄関の方に声をかけた。
「いいよー。 私の部屋に来てー」
「ああ。 じゃ…お邪魔します。」
全く、熱でふらふらだってのに何で…いやでも宏海がお見舞いに来てくれるなんて超嬉しい!!
矢射子がニヤニヤしていると、部屋のドアが開いて、宏海が入って来た。
「なんかメールじゃ心細いって書いてたけど、結構元気そうだな。」
「そんな事な…」
言いかけた所で、さっき一気に動いた反動が来て、足元がふらついた。
「わっ!! 危ねぇ…」
よろけた体を宏海が支える。 矢射子の顔はもちろん真っ赤だ。
「急に来て悪かったな。 寝てた方がいいか…」
と宏海に言われて、布団をめくった。 布団の中には鬼の宏海人形がある。
きゃー、宏海人形隠すの忘れてたー!!と、見られない様にあわてて布団に潜る矢射子。 だが宏海はそれには全く気付いていない。

381:宏海×矢射子 3
07/04/21 23:12:40 Yh5FMFNy
……とりあえずどうしよう……
しばらくして、宏海が沈黙を破った。
「…家の中、静かだな…」
「あ、うん、両親共 明日まで旅行に行ってて…」
ってちょっと待って。 明日まで両親が留守って、今は2人っきりだって、なに宏海に説明してんのよあたし。 多分顔赤いし!!
顔を赤らめて、俯いた矢射子に構わず、宏海は話を続けた。
「そうか。 じゃ、心細い訳だな。」
言い終わってから『今はこの家に2人っきり』という事実に気が付いたのか、宏海もまた黙り込んでしまった。 沈黙が気まずいけど、何を喋っていいのか分からない。
また喋り始めたのは、宏海の方だった。
「えっと…昼飯喰ったか?」
「…食欲無くて…」
「見舞い買ってきたけど、家の人はいねぇみてぇだし…台所借りるぞ。 あ、缶切りあるか?」
宏海の突然の発言に、矢射子は思わず顔をあげた。宏海と目が合う。ドキドキするのは熱のせいだけじゃない。自分の部屋に、好きな人と2人きりだからだ。
「? 缶切り? 食器棚の右端の引き出しの中…」
「じゃ、ちょっと待ってろ。」
そう言って、宏海は部屋から出て行った。
何買って来たんだろ? スーパーカメユーの袋だったけど…

382:宏海×矢射子 4
07/04/21 23:14:01 Yh5FMFNy
…しばらくして、宏海が戻って来た。両手にカップを持っている。
「悪りぃ、カップとかフォークとか、適当に使ったぞ。」
「あ、うん…何持って来てくれたの?」
「桃の缶詰。」
そう言って、宏海は矢射子に桃の入ったカップを渡し、自分はベッドの上に腰を下ろした。 ベッドはギシッと小さく音と立てて揺れる。 矢射子の鼓動もそれに合わせて跳ね上がった。
「も、桃の缶詰??」
桃缶も気になるけど、こここ宏海が、宏海が、私がいつも寝ているベッドの上に!!!
ため息をついて、宏海が話し始めた。
「ウチ、オヤジが過保護でな…」
うん。 知ってる。 融合した時に見た、あのお父さんよね。
「俺が小さい時、熱出したらいつもオヤジに、頭は氷枕と冷たいタオルでガンガンに冷やされて、体は冷えるといけないからって毛布でグルグル巻きにされてな。」
宏海の小さい時…どんな子供だったのかな。
「で、オフクロがそれ見ていつも、やり過ぎだってスゲー怒ってな。」
毛布で す巻きにされた宏海には悪いけど、絵が浮かんで笑っちゃう。

383:宏海×矢射子 5
07/04/21 23:15:27 Yh5FMFNy
「俺が熱を出すと、毎回オヤジが暴走するし夫婦喧嘩になるしでうんざりしてたんだけど、それでもオヤジにされて唯一嬉しかったのが、熱を出すと桃の缶詰を買って帰って来た事なんだ。」
「で、風邪の見舞いに桃缶しか思いつかなかった。」
宏海の小さい頃の話を聞くなんて初めてだ。 小さい秘密を共有出来たみたいで何だかとても嬉しい。
「ありがと。 あたし、桃の缶詰好きよ。」
「俺も好きか嫌いかと聞かれたら好きだな。 まぁ、甘過ぎだけどな。」
そう言って、宏海は桃を頬張った。
「どうした? 顔が赤いぞ。 熱が上がったか?」 
何気ない言葉なのに、宏海の口から「好き」なんて言葉が出るとドキドキする。 そう言えばはっきり「好き」って言って貰った事無いな。 いつか言ってくれるかな…
「だだだ大丈夫! この桃美味しいね!!」
「まだ喰ってないだろ?!」
あ、いつもの宏海だ。 宏海は私の家でもいつもと同じで、あたしが舞い上がってるだけなのね…

384:宏海×矢射子 6
07/04/21 23:17:19 Yh5FMFNy
一方 矢射子の方はと言うと、ドキドキし過ぎてフォークが上手く桃に刺さらない。 沈黙の中、フォークがカップにカチカチ当たる音だけが響いた。
「熱で上手く喰えないか…悪かったな。 ほら。」
宏海は桃をフォークで刺して、矢射子の口元まで持って行った。
え、これ、恋人同士がよくやる『あーん』? え? 今ここで??
「…大き過ぎ…」
嬉しい!とか言いたいのに、胸が一杯でこれしか言葉が出ない。
フォークには1/2サイズの黄桃がまるまま刺さっている。
これを好きな人の前で上手く齧れる女の子なんていないよ。
「なんだ、面倒臭ぇなぁ。 ほら。」
宏海は、矢射子の目の前で桃をガブガブと齧り、一口サイズにしてしまった。
「ほら、喰え。 喰わねぇと治んねぇぞ。」
え? ちょっと! 何したのよ?! か、間接キスになるじゃない!! ええええええ?!
混乱している間に、矢射子の口に桃が放り込まれた。
「んっ…」
シロップが、唇の上で光る。
今までで、一番甘くて美味しい桃。
口の中で、溶けるみたい。
甘いのは、シロップのせいだけじゃない。 宏海が、食べさせてくれたから…
…ダメだ。 熱のせいなのかどうか分からないけど、頭も胸も一杯でもう何も考えられない…

385:宏海×矢射子 7
07/04/21 23:18:20 Yh5FMFNy
「…ごめん、宏海。 ちょっと横になっててもいいかな…?」
「あ、悪かったな。 具合が悪い時に来て…」
「ううん、来てくれて嬉しい。 でもちょっと眠くなって来ちゃって…」
「そっか。 じゃぁ、邪魔したら悪いから、帰るわ。」
ええ? もう帰っちゃうの?? まだ帰らないで欲しいのに…

「…え?」
立ち上がった宏海が振り返った。 驚いているのが目で分かる。
あれ? 私、今、思った事そのまま言っちゃってた? どうしよう?!
立ち上がった宏海が、しばらく沈黙したまま、またベッドに座り直す。 ベッドはまたギシッと小さく揺れた。
「…じゃ、いてやるから早く寝ろ。」
「うん、勝手に帰らないでよ……」
言い終わると、宏海がまだ居てくれるという安心感からか、矢射子はすうっと眠ってしまった。

386:宏海×矢射子 8
07/04/21 23:19:53 Yh5FMFNy



どれくらい眠っただろう。
「………宏海?!」
矢射子は目を開けると、ベッドから飛び起きた。時計は午後5時を指している。
部屋は電気も消されていて、家中が何だかとても静かだ。
あ、あれ? 宏海がお見舞いに来てくれたと思ったのにいないし…夢だったのかな? そうよね、宏海が桃を口にあーん…なんて、、、なんて!なんて!
ここで我に返ると、パジャマが汗でぐっしょりと濡れているのに気が付いた。 代わりに体はとても軽い。
汗をかいて熱も下がったみたいだし、シャワーを浴びて着替えよう。
そう思って、矢射子は着替えを持って部屋を出た。


シャワーから出ると、リビングのTVが付いているのに気が付いた。
お母さんは旅行に行ったはずだけど…あたし、TV付けっ放しにしてたっけ?
そう思って後ろからソファに近付くと、赤いツンツンした髪の毛が見えた。

こ…宏海?!

387:宏海×矢射子 9
07/04/21 23:21:00 Yh5FMFNy

宏海はソファに座って、腕を組んで寝てしまっている。 付けっぱなしのTVからは、かろうじて聞こえるか聞こえないかのボリュームで、お気楽な旅番組が流れている。
ああああれは夢じゃなかったの?! 宏海がお見舞いに来てくれたのは!
…そっか、宏海は紳士だもんね…私が寝たあと、起こさないようにこっちに来てくれたのね…
そんな宏海が、何だかとても愛しく思えた。 宏海の腕には、この間の花見の時に付いた、治りかけの火傷の跡がある。
いつもいつも、自分を犠牲にしても、太臓達から私を守ってくれる宏海。 でも、私だって、好きな人の為なら戦える。 私だって、宏海を守ってあげたいよ… その為に、私には何が出来るのかな… どうしたら、宏海は喜んでくれるのかな……
色々考えたけど、すぐには具体的に思い付かない。
…とりあえず、今は、風邪を引かないように毛布ね!
矢射子は、毛布を取ってきて宏海にかけた。
…どうか、まだ起きませんように! まだ帰るって言いませんように!
寝ている宏海を見るのは2回目だ。 1回目は太臓達のせいで融合してた時に見た。
あの時は先輩後輩?敵味方?だったけど、今は違う。 宏海はあたしの彼氏…だ…きゃー!!

388:名無しさん@ピンキー
07/04/21 23:40:33 uggRYM3t
矢射子スレから支援。
よくわからんかけどこれでいいのか?
矢射子かわいいなあチクショウ!

389:名無しさん@ピンキー
07/04/21 23:46:06 mVO9ibm1
支援(・∀・)

390:名無しさん@ピンキー
07/04/21 23:50:33 KU/NI8WH
続き待ってるよ

391:名無しさん@ピンキー
07/04/22 00:48:23 OxY3zPte
乙!
続き頑張れ!!

392:名無しさん@ピンキー
07/04/23 18:48:05 phWn4lw6
保守

393:名無しさん@ピンキー
07/04/23 23:06:43 QEFB/k3R
もて王のエロネタってバカ明るいかキモいかで笑い取るから
本来の意味でのエロスは微塵も感じたこと無かったんだけど
温子と仁露のやりとりに、初めて笑いよりも萌えよりも先に「うわエロっ」と思った

394:名無しさん@ピンキー
07/04/23 23:47:36 7827y295
仁露→温子補正が頭から離れない。

395:372
07/04/24 01:15:23 eHf/V2FE
すみません。 上記の「宏海×矢射子9」まで書いた者ですが…
途中放棄した訳ではなく、アク禁をくらっておりました…
最後まで書けてるのに… orz

次にアク禁くらったら、良ければエロパロ保管庫の掲示板に
続きを投下させて下さい。

では、、投下出来るかな…?

396:宏海×矢射子 10
07/04/24 01:17:14 eHf/V2FE
「か、彼女なんだから、隣に座ってもいいわよね??」
誰に聞く訳でもないけど、思わず疑問系でつぶやいた。
宏海が座って寝ている隣に座り、自分も毛布を膝に掛ける。 左肩が触れると、自分のパジャマと宏海のシャツ越しに宏海の体温が伝わって来た。
左肩が熱い。 ジンジンする。 布2枚隔ててもこんなに熱い…
「う…ん…」
宏海が体を揺すった拍子に姿勢が崩れ、矢射子の膝に宏海の頭が乗った。
きゃー、ひ、膝枕なんて!! もうダメ…
宏海の上に、何かがパタパタと落ちた。

「…う…ん…何が落ちて……って、、うわ、矢射子?! おまけになんだコレ?? 血??」
「ご、ごめ…」
起き上がろうとした宏海の頬が、矢射子のパジャマの胸の先を掠めた。

!!!

「わ、悪りぃ!!」
矢射子を遮って、今度は宏海がうろたえて謝った。
い、今の、ブラしてないの、分かっちゃったかな??
宏海の顔は向こうを向いて見えないけど、自分の顔が赤くなってるのは分かる。
でも宏海のシャツに鼻血こぼしたのはあたしだし、洗濯しないと!

397:宏海×矢射子 11
07/04/24 01:18:39 eHf/V2FE
「ご、ごめん… シャツ洗うから…」
どうしよう。 折角ウチに来てくれたのに、いつもあたしは暴走ばかりだ。 嫌われたかな…
「いや、自分で洗うから。 洗面所借りていいか?」
宏海はさっきから全然こっちを向いてくれない。 相当怒ってるのかな?
「ううん、あたしが…」
と、宏海の前に回りこもうとした矢射子を、目を合わせないようにして宏海が手で遮る。
「…俺も、男だから、、今 矢射子を見ると、その、ナンだ、押し倒しちまいそうでヤバいから、、な?」
矢射子はその言葉に、恥ずかしいと思うよりも先に、嬉しいと思う自分に驚いた。 自分の大き過ぎる胸は、武器にもなるけど、コンプレックスも少しあった。 周囲の男共は誰も彼も、矢射子の気持ちより言葉より、胸ばかりを気にするのだから。
でも、宏海は違う。 こんな時でもあたしを気遣ってくれる…
「体にもかかったからシャワー借りていいか?」

(ヤベェ。 水でも浴びとかねぇと俺の方が暴走しちまう…)

「え? あ、、うん… お風呂場はこっち…」
矢射子の説明が終わる前に、宏海は無言で風呂場に向かった。

398:宏海×矢射子 12
07/04/24 01:20:17 eHf/V2FE


しばらくすると、リビングにいる矢射子にも、シャワーの音が聞こえて来た。
あ、タオルくらい用意しないと… 宏海の着替え、どうしよう?
矢射子はタオルを持って、脱衣所からドア越しに風呂場の宏海に声を掛けた。
「あ、あの…宏…海?」
キュッと蛇口を捻る音がして、シャワーの音が止まった。
『…矢射子?』
ドアの向こうから、驚いたような宏海の声だけが響いて来た。
「タオル、ココに置くから…」
『悪りぃな。』
「…汚しちゃったの、あたしだから…ごめんね。」
『気にしてねぇよ。』
見えなくても分かる。苦笑いしてるんだろうな。
「あ、汚れたシャツは?」
『簡単に洗ってそこに置いた。 乾かしといてくれるか?』
「うん…あ、あの、着替え…」
『下は無事だっから要らねぇよ。じゃぁ後でな。』
矢射子は、シャツを乾燥機に入れて、リビングに戻った。

399:宏海×矢射子 13
07/04/24 01:21:47 eHf/V2FE


また鼻血噴いちゃった…
さっきまで凄く幸せな気分だったのに、自分かやらかした結果を見ると何だかもう泣きそうになる。 折角一緒に居るのに…またいつもと同じ失敗をして…
リビングのソファにうずくまって座る矢射子に、シャワーから出た宏海が声を掛けた。
「シャワー、ありがとな。 寝て具合が良くなったみてぇだし… 俺、服が乾いたら帰るから。」

え? ……嫌だ…帰るなんて言わないで!!!

口よりも先に、体が動いた。
自分でも信じられないけど、宏海に正面から飛び付いた。
目の前には、宏海の裸の厚い胸板がある。
「…矢射子?!」
頭の上から、上ずった宏海の声がする。 飛び付いといて何だけど、恥ずかしくて顔を上げられない。 体が震える。
宏海は、矢射子を拒絶する事も、抱き寄せる事も出来ずにいた。

400:宏海×矢射子 14
07/04/24 01:23:41 eHf/V2FE

「……か…帰っちゃ…ヤだ…」
固まったままの宏海が答える。
「意味分かって言ってんのか?!」
「うん…」
少し間を置いて、宏海の右手の先だけが、矢射子の髪に触れた。 それ以上は決して触れて来ない。 矢射子はそれに気付いて、宏海の胸に頭を寄せた。
宏海の心臓の音が聞こえる…心臓の音を聞くなんて、初めて。 初めてなのに、懐かしい気がするのは何でかな。 不思議。 震えも止まって何だか落ち着いて来た…
矢射子は、口をきゅっと結んだ後に、一気に喋った。
「…やっと付き合えるようになったのに邪魔されてばかりで…ずっと、宏海の事が好きだったの。宏海ばかり見て来たの。…好きだから、もっと一緒に居たいの。……ダメ?」

(…矢射子にここまで言わせて何してんだ俺は……ごめんな。かなり勇気が要ったよな。)

「…ダメな訳…ねぇだろ。」

401:宏海×矢射子 15
07/04/24 01:27:01 eHf/V2FE
宏海の左手が、矢射子の体を強く抱き寄せた。 右手は、髪を優しく撫でる。 触れられた部分から、一気に体温が上昇する。
「…宏海…体温高いね…」
「…矢射子は柔らかいな。 良い匂いもするし…」
矢射子が顔を上げると、宏海の顔が近付いてきた。

キス。

凄い、気持ち良い。 キスがこんなに気持ち良いなんて知らなかった。 何だか頭がぼうっとする。
抱きしめあって、何度もキスを繰り返すと、2人の心の距離もゼロになる。
嬉しいけど、でもちょっと強く抱きしめ過ぎだよ宏海。 それにあの、あの、あたっているのはあああああの…
「ごめ…ちょっと痛い…」
「あ、悪りぃ。」
そう言って手を緩めた宏海は、少し間をおいて、大きく深呼吸をした。

402:宏海×矢射子 16
07/04/24 01:29:45 eHf/V2FE

(喧嘩は散々したけど、女の子の扱い方なんて分かんねぇしな……でも、)

「矢射子。」
「なに?」
「…一度しか、言わねぇからな。 ………好きだ。」
「え?? 今なんて…」
「一度しか言わねぇって言ったろ。」
そう言って、宏海はまたキスをした。
どうしよう?! 超嬉しい! 宏海が『好き』って言ってくれた! あたし、宏海に愛されてるって思って良いよね? そう思ったら、涙がちょっと滲んで来た。
それに気付いた宏海は、手で涙を拭って、瞼の上にもキスをした。

403:宏海×矢射子 17
07/04/24 01:31:10 eHf/V2FE

宏海の手が、パジャマ越しに矢射子の胸の上に移動する。
大き過ぎる私の胸だけど、宏海はガラスを扱うみたいに優しく触れてくれる…
「…んっ…」
ヤだ。 何でこんな声出ちゃうのよあたし。
今度は、耳朶に宏海のキスが来た。 手は変わらずに優しく胸に触れたまま…
「…んっ…ゃぁ…っ…」
ホントに何でこんな声出ちゃうの? 好きな人に触られるのって、こんなに気持ち良いの? でも、ちょっと恥ずかしい。
「あ、あの、宏海…」
「…何だ?」
答えながらも、宏海は何度も首筋にキスをして、手はそのまま動かし続けた。
「…電気は、、んっ…け、消さない…の? あと、カーテン…」
「消したら見えねぇし……ダメか?」
見たいって思ってくれてるの? 嬉しいけど…でも恥ずかし過ぎる!
「ヤ…だ…絶対っ…消し…て…」
「……分かった。」
そう言って、宏海は部屋の電気を消した。 『パチン』という音だけが、静かな部屋に響いた。

404:名無しさん@ピンキー
07/04/24 01:36:33 eRXik5FX
支援

405:372
07/04/24 01:39:51 eHf/V2FE
以上で --終--  です。

お付き合い頂き、ありがとうございました。

エチシーンをどうにか、どうにか!!…と思ったのですが、
私には無理でした。(´・ω・`)ショボーン
どなたかエロい人、よろしければこの続きをお願いします。

406:372
07/04/24 01:45:52 eHf/V2FE
>>404
支援ありがとうございました!

407:名無しさん@ピンキー
07/04/24 01:51:16 a+Gwu4QA
GJでした!
でも、続きが気になるなあ…

408:名無しさん@ピンキー
07/04/24 06:14:54 D3+esgJ2
ナーウ!禿しくGJ!
乙女な矢射子がかわいかったよ

続きは…神をお待ちするか…
全裸で

409:名無しさん@ピンキー
07/04/24 19:36:34 igIaTWTy
GJ!

でも、夕方の5~6時の黄昏時なら電気消してもまだ薄明るいよな?
夕焼けの赤に照らされて、余計にえちぃ気がするよ

続きを…神の降臨待ち中…
全裸で


410:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:01:45 E9kOy/sr
GJ!GJ!

べ、べつに>>372の続きが読みたいわけじゃないんだからねッ!

411:372
07/04/25 00:31:31 jHo5zp0x
GJありがとうございます!!

エロ漫画も、エロ小説もBL小説もラノベも全く読まない私(♀)
が書いてもエチい感じに仕上がらないのは目に見えてるんで、
中途半端ですがここで辞めました。

カーテンを閉めるも閉めないも、矢射子の部屋に移動するも
しないも神のお好みで。 ゴムをどっから出すかという
問題があるんですが…それも神のお好みで。
私も続きを書いて下さる神をお待ちしてます。
全裸で

412:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:34:55 n1KlcuWT
>>411
今読み終わったんだけど可愛いヤイコに萌えたよ!GJ!
つ▽
夜は冷えるからパンツをどうぞw
エロがなくても十分楽しめたし、是非また書いて下さい><

続編も楽しみ
私も待つか……裸に靴下で

413:372
07/04/25 01:11:33 jHo5zp0x
>>412
GJと▽ありがとうございます!

あと、すみませんが、出来ればまとめサイトに載せられる
時に訂正をお願いします。
>>387のところ、
私が寝たあと→あたしが寝たあと
太臓達から私を守って→太臓達からあたしを守って
でも、私だって、好きな人の為なら戦える。 私だって、宏海を守ってあげたいよ… その為に、私には
→でも、あたしだって、好きな人の為に戦うのは怖くない。 あたしだって、宏海を守ってあげたいよ…その為に、あたしには

以上です。
ここだけ「私」にしてしまってたのと、
矢射子は普段から積極的に戦ってたしなぁ、と…

414:名無しさん@ピンキー
07/04/27 21:39:02 CxxwYXkG
矢射子可愛すぎるよ矢射子

415:融合宏海矢射子3
07/04/28 03:02:26 tomfzwnL
書き手さん来てたー!遅ればせながらGJです!
矢射子、可愛いよ矢射子!


続いてしまいますが、宏海×矢射子で>>355>>363の続きです






「何言って―」
「ほ、ほら、これ以上怪我したら大変だし、それに」
喉がコクンと鳴る。
一呼吸おいて矢射子は小さく続けた。
「阿久津なら……いい」


体を共有している上に視覚を閉じてる分、普段より敏感になっているのかもしれない。
二人の鼓動が一つに重なっていた。それはまるで体全体が脈打つかのようで、鼓動を打つ度に気持ちが高ぶっていくのが分かる。
暗闇の中に見えないはずの互いの顔が見えた気がした。

「―分かった。開けるぞ」
意を決したのか、または確認とも取れる宏海の言葉に矢射子は黙って一度だけ頷いた。

眉間に入れた力を緩め、そっと目を開く。
壁に反射する電灯の明かりの眩しさとモヤで最初はよく見えなかったが、それもほんの一瞬だった。
クリーム色の壁に薄いブルーのタイル、天井近くの窓から夕焼けに染まる空が見える。
ややぎこちなく下に目線を下ろしていくと、みずみずしい豊かな白い双丘が片腕によって先端を隠されながらも、その腕からこぼれんばかりの存在感をアピールしている。
おずおずと腕を外すと、やや荒い呼吸に合わせて上下する乳房を彩るように桜色の乳首が顕になった。
普通なら見ることができない矢射子の視点から見る裸体の艶しさに、つい宏海は見入ってしまっていた。



416:融合宏海矢射子4
07/04/28 03:05:35 tomfzwnL
「あああ、あ、あの…そんなにジッと…されると……」
「見ていいんだろ?」
「!!」

恥ずかしさに耐えかねた矢射子の主張だったが、宏海の意外な返事にやり込められ、二の句を継ぐことができなかった。

「…バカ、冗談だ。風邪ひかねえうちに洗っちまうぞ」

半ばパニック状態だった矢射子が、自分がからかわれた事に気付いた時には、宏海はすでに手早くタオルに石鹸をつけ、首から汚れを落とし始めていた。
冷静ともとれる宏海の言動に矢射子も少し落ち着きを取り戻したが

(あたしだけテンパってるみたい…阿久津は…何ともないの?)


(ホント冗談じゃねえ。このままじゃ何するか自分でも分かんねえぞ)

矢射子の思いを知るはずもないが、宏海もまた内心頭をかかえていた。

(とにかく早いトコ洗っちまわないと…って、何で女ってのはドコもかしこもこんな柔らかいんだ!)

二人にとって融合していたのは、ある意味救いだったかもしれない。

両腕を擦り終わった所で動きがピタッと止まる。
「あー…洗うからな」
「い、いいいいわよ」

息苦しくなっているのは擦っていた間、矢射子が声を出さないよう時々息を止めていただけじゃないのだろう。体の高まりを宏海も自覚していたが、それが自分のなのか矢射子のものなのか分からなくなっていた。



417:融合宏海矢射子5
07/04/28 03:09:28 tomfzwnL
右手が鎖骨を滑り降り、左の乳房の上をゆっくり擦り始めた。柔らかだが張りのある乳房が手の動きに合わせて、まるでプリンの様に左右に揺れ、形を変えていく。
矢射子にしてみれば自分の体なのだが、擦り方や力の入れ具合の微妙な違いに宏海の存在をいやが上にも感じさせられていた。

(落ち着くのよ、あたし!これはあたしの手!あたしの手!)

胸の形に沿って大きく円を描く様に洗っていると、力んだ指の爪が軽く乳首を引っ掻いてしまった。
すでに痛いくらい隆起していた突起は最も敏感になっていて、矢射子は堪らず声をあげてしまう。
「んっ!」
自分のあげた嬌声で恥じらいが頂点に達してしまった。顔が一気に赤くないなり、頭に血が登っていく。

「あ…や、違うの!これは…」
「……矢射子、悪ぃ」
「え?」

パシャッと水気を含んだタオルが床に落ちる。
タオルを離した両手が、それぞれ下から持ち上げるように乳房をわし掴みすると、豊かに実った白桃を覆い切れず指先は柔らかな果肉に食い込んでいった。



418:融合宏海矢射子6
07/04/28 03:15:34 tomfzwnL
「はぁっ!ん…あ、亜久津?!」
「……限界がきちまったみたいだ」

そう言うと宏海は手に力を入れ、矢射子の胸を揉み出した。手の中で弾力のある乳房がふにふにと風船のように踊る。
「ふあっ……やっ…ま、待っ……!」
揉みながら親指をずらし乳首にあてがうと、指の腹を押し当て転がすように捏ねた。ピリッとした鋭い疼きが二人の全身を貫く。
「やあぁっ!あっ……はぁ」
胸から与えられる刺激と、好きな人に体を弄られているという現状は矢射子の感度に拍車をかけていた。それは宏海にとっても同然で、矢射子の体に流れる刺激は宏海の興奮も高めていく。

「こんなの………は、恥ずかしいっ……」
「お前って、ホント…訳分かんねえヤツ…だな」
「なんっ……で、そんな、んっ……言うの」
「嫌なら、殴るなり何なり、すりゃいいだろ」
「ふあっ……そ、それは…………」

押し寄せる快感に飲み込まれそうになりながらも、矢射子は吐息混じりで続けた。

「亜久津が……す、好きだから…」

息も絶え絶えな言葉に手の動きが止まった。快楽と羞恥のせめぎ合いから一旦解放され、肩で大きく息をつく。

「……んな事言ってっと、明日の朝どうなっても知らねえぞ」
「?…………!!」

少し考え、宏海が言わんとする事を理解すると、火が出そうなほど顔が真っ赤になった。

その瞬間、ボンッと小さな爆発音と共に白い煙がもうもうと立ち込め、あっという間に風呂場は煙に覆われてしまった。

「な、なにこれ?!」
「何も見えねえ…ん?」

手探りで窓を開けると、煙は一分もしない内に薄くなっていき、やがて周囲の様子が見えるようになり、二つの影が姿を現した。

『ああああーーー!!!!』

融合が解けた二人が異口同音に叫ぶ。

「なんっ、何で戻ってるのー?!」
「一晩寝なきゃ戻らないんじゃなかったのか?!」

お約束の全裸で戻った体を隠したが、洗っている途中だったためか、所々まだ汚れや泡が残っていた。

「戻っ…ちゃった」
「ああ…………」

今日何度目かの静寂と緊張が取り囲む。
さっきの会話が二人の頭をよぎっていた。



「……どうする?」









419:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:39:07 AJGd6zxW
->>418
ちょ、GJ!!先が気になるー!


えー、素敵な宏海矢射子の後で恐縮ですが拙作落とします。
勢いで書いた仁露×温子です。
強姦かつ獣姦?なので、苦手な方はここから5レス飛ばすか、
「リッキングウルフ」をNGでお願いします。

あと何気に86章ネタバレ有りです。
一応もう発売日ですが、こちらもお気をつけ下さい。






420:リッキングウルフ 1/5
07/04/28 03:40:03 AJGd6zxW
―どうかしている。

仁露はメガネのブリッジを軽く押し上げた。
今日会ったあの女性の事が頭から離れない。

「怖い?大人になってもひとりじゃなんにもできない方が、もっとこわいよ!」

自分のみっともない姿を目の当たりにし、
更に襲われそうになったというのに、
彼女は「変身出来るなんてすごい」と感心して
怖くないのかという質問には笑ってその言葉を返した。

後からそれはマンガの中のセリフだということを教えてもらったが、
たとえ、彼女自身の言葉でなくても
そうとう読み込んで血肉になっていなければ、
とっさにその言葉が出てくるはずもない。
彼女は、本当にぼくが怖くなかったのだ。

救われた。そう感じた。

なのに、そんな素晴らしい彼女を―妄想の中で犯している。

421:リッキングウルフ 2/5
07/04/28 03:40:59 AJGd6zxW
あの時は間界領事に凍らされたが、もし、邪魔が入らなければ―

彼女に当て身でも食らわせて抱えあげ、
ドラクロワや間界の王子様とその従者2人から逃げて
体育館倉庫あたりに連れ去る。

扉が開かないように細工をし、
服を引き裂いて逃げられないようにする。
彼女は悲鳴を上げるだろう。
「あれ?『驚かして……すまない』は?」

無視してそのまま引き裂いた服で手足を縛りつけ、
全身を舐めて文字通り味わうことに専念する。
最初はくすぐったがったり嫌がったり、
そのうち泣き出すだろう。その涙も舐めとろう。

422:リッキングウルフ 3/5
07/04/28 03:41:58 AJGd6zxW
実界に来てから押さえ込んでいた、溜まりに溜まった欲は、
例のフェロモンですっかり開放されてしまっている。
影響を受けるほど吸い込んだつもりは無かったが、
どうもあのフェロモンにはムラがあったようだ。

ほんのわずか、頭の片隅に残っている理性でそう考えるが、
体は彼女の味を存分に楽しみ続ける。柔らかくきめ細かな肌に前肢を這わせ
弾力を楽しむ。狼の姿は不便だ、たまに肌にキズをつけてしまうかもしれない。
血も舐めとろう、いくら食事とは言え、彼女の血はドラクロワには一滴たりとも渡さない。

そうして舌が触れていないところなど無くなる頃には、
―彼女から笑顔は消えているだろう。
全裸の肌をぼくの唾液でてらてらと光らせ、
引きつった表情でこちらを見るに違いない。

「でも、しょうがないでしょう? 最初に舐めてきたのは貴女だ」


423:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:42:16 tomfzwnL
妄想を引っ張ってこんな形になってしまいました。ごめんなさい



宏海・矢射子もいいけど、今週の温子・仁露もかなりキター!
先が楽しみな組み合わせたくさんあるんだけど・・・まだまだ見たいよ、あもたん


424:リッキングウルフ 4/5
07/04/28 03:43:12 AJGd6zxW
わざとていねいにそう言って、ゆがんだ顔をもう一舐めしてから、
こちらも服を脱いで「食べる」準備をする。―処女、だろうか?
多分そうだろう。確信は無いが。

こちらが服を脱ぐ隙に逃げようとする彼女の腰を捕らえ、
背後から抱え込み、床に―マットか何かあれば、そこに押さえこむ。
奇妙な形に結われた金髪が目の前を跳ねる。

「いや……たすけて、じょうたろうさんっ」

想い人に助けを求める彼女の言葉に、
こころに鈍い痛みと嗜虐を覚えながら、
いきりたった己を彼女の中に根元まで埋ずめる。キツい。
一度引き抜き、また奥まで。血と、体液と唾液と、
彼女の悲鳴と、
体の芯から焼けるような快感―
焼けるような―
焼ける―

425:リッキングウルフ 5/5
07/04/28 03:44:23 AJGd6zxW
「あっ……つぅっっ!?」
仁露が「本当に」熱さを感じて我に返ると、足元が、比喩抜きに燃えていた。

そうだ、ここは自室だ。
彼女から一日つけたままでいろと言われたライターを前にして妄想にふけるうち、
ライターが倒れて落ちたことに気付かず、服に火が付いていたのだ。
慌ててライターを立てて遠ざけ(幸い消えなかった)、
服に移りかけていた火を踏み消す。

「罰が当たった、んでしょうか……」
「おい、なんか焦げくせえぞ?」
一息ついたところで、ドラクロワが異変を察知したのか、
部屋の外から問いかけてきた。

「大丈夫ですよ」
努めて平静を装って返答する。

「ならいいけどよ。あのライター消しとけよ、危ねえから」
「消しません」
「……忠告は、したぜ」
呆れたようなため息と共に、去っていく気配がした。

先ほど避けておいたライターに目をやる。
「すみませんでした。温子……と」
実界では名前呼びは目立つ。彼女を、どう呼ぶべきなのだろうか?

しばらく考え、正解を思いついて、
仁露は苦笑と共にライターに向かって謝罪した。

「すみませんでした、部長」

426:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:45:42 AJGd6zxW
終わりですー。

>>423
ぎゃーすみません挟んじゃったー!!

427:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:57:20 tomfzwnL
>>426
GJGJ!見たいと思ってた矢先に!
仁露がムッツリエロく、ライターの火オチやドラクロアも微笑ましくてたまらんです

こちらこそ中断してしまってすみませんでした


428:名無しさん@ピンキー
07/04/28 07:32:40 VkpkiPXN
おお!仁露温子GJです!
仁露はむっつりっぽいよな!
天真爛漫な温子にふりまわされつつも
なかなか手が出せずに妄想というシチュがおいしいと思う

429:名無しさん@ピンキー
07/04/28 10:25:47 ZQVi1I1t
仁露温子GJ!!
仁露の、決して表には出さない感情とか、温子の呼び方とか、
ディ・モールト ベネ!!
いつかこの2人も公式でくっつくといいな!

430:名無しさん@ピンキー
07/04/28 10:35:30 ZQVi1I1t
融合宏海矢居子もディ・モールト ベネ!!

矢射子のとまどいとか、2人の息遣いとかが聞こえてきそうな
トコロがイイ!! つ、つ、つ、続きはありませんか??

確実に最後まで…だろうけど、何で宏海矢射子派は寸止め
なんだぁぁぁ!!!

431:名無しさん@ピンキー
07/04/28 12:30:13 Sxq/eebX
連休早々祭りになってますね!
皆様、ディ・モールト、ディ・モールト・ベネでございます!!

>>337ですが、ドラクロワは他の方々にお任せすることにして、
宏海×矢射子の初デート後の話を書いてみました。
Hは…頑張りますが、あっさりとしかできないと思います…。
とりあえず、前半投下します。

432:宏海×矢射子1
07/04/28 12:44:44 Sxq/eebX
初めてのデートの帰り道。
「やれやれ、結局いつものパターンだったな」
「赤い悪魔」の異名を持つ(元?)不良、阿久津宏海はため息をついた。
「本当ね…」
これもため息とともに答えたのは、隣を歩いていた百手矢射子。
最初は間界の王子太臓がらみで宏海のことも敵視していたが、
今では毎日食べたものまで報告しあう宏海の彼女だ。
矢射子は普通にしていればそこそこ、いやかなり魅力的な女の子だ。
何しろ、身長168cm、体重56kg、バスト92Gカップのナイスバディ、
美人で文武両道の元生徒会長なのだから。
ただ、何かと暴走してしまうのが玉にキズなのだが…。
それでも宏海は、矢射子が実は並外れて純情なあまり暴走してしまうのだということに、
最近気づき始めていた。
「太臓がいる限り、あたしたちには平和はないのかしら…」
「他の相手だったら、すぐに愛想をつかされてるだろうな。
お互い太臓のとばっちりをくう者同士だから、オレ達うまくいってるんだろうか…」
「…かもね」
ポニーテールの髪を払って、矢射子がクスッと笑った。
「だとしたら、あたし生まれて初めて太臓に感謝するわ」
これにはちょっとジーンときた。
宏海は、これまで矢射子がどれだけ太臓の変態ぶりに迷惑をかけられてきたか、
よく知っている。
太臓がドキ高に転校してきてからは言うに及ばず、昔太臓をホームステイ
させていた時には、太臓が原因で当時の彼女の人間関係はメチャメチャに
されてしまったのだった。それなのに、おかげで宏海とうまくいくのなら、
太臓にさえ感謝するとは…。
「それにね、皆の前で『オレたちつき合ってる』って言ってくれて、
うれしかった」
「矢射子…」

433:宏海×矢射子2
07/04/28 12:56:27 Sxq/eebX
その時だった。
「やっと見つけたぞ、宏海!」
「おっ、親父!? どうしてこんな所に!」
「宏海のお父さん!?」
二人の前に立ちふさがったのは、息子を溺愛する宏海の父だった。
「昨日からどうも様子が変だと思ったから後をつけてきたんだが、
途中で見失ってしまったんだ…
やっと見つけたと思ったら、見知らぬ女とデートとは!
一体全体、佐渡さんとはどうしたんだ!」
「佐渡さん?」
動揺する矢射子の隣りで、宏海は声をはりあげた。
「もともと佐渡のことは伊舞の勘違いだって言ってるのに、連れて来いって
騒いだのは親父じゃねえか。
紹介するぜ、これがオレの本当の彼女の矢射子だ!」
「本当の彼女?」
「は、はじめまして! 百手矢射子です…」
真っ赤になって頭を下げる矢射子をじろりと眺めると、父は宏海に向き直った。
「いかん! たしかにこの女はいい体をしているが、それに血迷って乗りかえる
など、いかんぞ宏海ィ!
この売女アアア!! よくも宏海をたぶらかしおってエエエ!!」
「えっ? あっ、あのっ?!?」
宏海がとめる間もなく、逆上した父が矢射子につかみかかろうとし、
不意をつかれた矢射子ははずみで転倒してしまった。

434:宏海×矢射子3
07/04/28 13:07:30 Sxq/eebX
「あ痛っ!」
「大丈夫か、矢射子!?」
駆け寄った宏海が助け起こすと、矢射子はけなげにほほえんだ。
「ん、大丈夫…つっ!」
左足首をおさえてうめく矢射子に、宏海はそっと怪我をした部分を調べた。
「ひねったな…。さいわい骨に異常はなさそうだが。…親父!!」
「はっ、はいっ!?」
底冷えのする宏海の声に、父は直立不動で返事をした。
「オレが体目当てに女を乗りかえるような男に見えるか?
そんなにオレのことが信じられないか?」
「いえ…そんなことないです…」
「だったらオレの言う事を信じろ。佐渡とはただの同級生だ。
この間は、オレが頼んで彼女のふりをしてもらっただけだ。
オレの本当の彼女は矢射子だ、わかったか!!」
「はいっ、わかりました!!」
「オレは怪我をした矢射子を家に送ってくからな。文句はないだろうな…?」
「…ありません…」
しゅんとした父をひとにらみし、宏海は矢射子に向き直った。
「歩けるか?」
「う、うん。あのっ、あたし、本当にたいしたことないのよ?
そんなにお父さんに怒らないで、ね、宏海?」
宏海は鼻を鳴らしただけだったが、幾分表情を和らげた。
「じゃ、家まで送ってくぞ、矢射子」
「あ、ありがと。お父さんすみません、失礼します…」
ペコリと頭を下げた矢射子が宏海に支えられて立ち去るのを見送る
宏海の父の背には、哀愁が漂っていた…。

435:宏海×矢射子4
07/04/28 13:19:54 Sxq/eebX
「あらっ、矢射ちゃん?」
百手家に着くと、矢射子の母が二人を迎えた。
「早かったわね? 夕食はいらないって言ってたから、お父さんと待ち合わせして
出かけるところだったのよ」
「うん、それが…。たいしたことないんだけどちょっと足首をひねっちゃって、
とりあえず帰ってきたの」
「まあまあ、それは大変だったわね。あら?
あなたは以前、太っくんと一緒に矢射ちゃんのお見舞いに来てくれた…?」
「阿久津宏海です。すみません、オレがついていながら…」
「いやね、宏海さんの責任じゃないでしょ。
そう、あなたが矢射ちゃんの彼氏だったの、よろしくね。どうぞ上がって」
「あ、はい、お邪魔します」
宏海は少し顔を赤らめて頭を下げると、矢射子を助けながら家に上がった。
母は矢射子のひねった足首を調べると、手際よく手当てした。
「たいしたことなくて、良かったわ。
二人ともごめんなさい、お父さんを待たせているからもう出かけないと。
お茶の用意はしたから、矢射ちゃん、宏海さんにゆっくりしてもらってね。
夕食に出られないようなら、何かとってもいいし、冷蔵庫にもいろいろ入ってるから
適当に食べてね。
ふふ、矢射ちゃんたら、最近とても楽しそうだと思ったら、
宏海さんとおつき合いしてたからだったのね」
母の言葉に、二人とも赤面した。
「もうっ、お母さんたら、変なこと言わないでよ!」
「うふっ、それじゃ宏海さん、ゆっくりしていってね。
矢射ちゃん、よかったらこれ使って」
何か入った紙袋を矢射子に渡すと、母は出かけていった。

436:宏海×矢射子5
07/04/28 13:32:54 Sxq/eebX
玄関先で矢射子の母を見送った二人は、リビングに戻った。
「優しいオフクロさんだな。それに、親父さんと仲がいいんだな」
「うん、…ちょっと変わった趣味を持ってるんだけど。でも、いい両親よ」
「そうか…」
彼が離婚した両親のことを考えていることを察した矢射子が、気遣わしげな顔を
しているのに気づき、宏海は話題を変えた。
「ところでオフクロさん、何をくれたんだ?」
「あ、何かしら、えっと…」
紙袋をのぞいた矢射子は、そのまま固まってしまった。
「…お母さんったら…」
「どうした? 意外なものだったのか?」
「い、意外というか、その…たいしたものじゃないの、うん…」
矢射子は動揺を隠そうとしたが、例によって失敗し、袋の中身を床に
ぶちまけてしまった。
「…これは」
袋から飛び出したものは、…SMセットと避妊具の小箱。
不本意ながら周囲からはつっこみエースと目されている宏海だが、今回ばかりは
リアクションに窮した。一歩間違えれば矢射子を深く傷つけるのは目に見えている。
「…えーと…」
束の間の沈黙を破ったのは、かつてないほど真っ赤になった矢射子だった。
「違うの宏海、あたし、そんな趣味ないからっ!! これは両親の…
と、とにかくあたし宏海の体目当てなんかじゃないからっ…!!」
宏海は苦笑いすると、妹にするように矢射子の額をつついた。
「バカだな、そんなこたあわかってるよ。そもそも、体目当てってのは普通男の方だぜ?
矢射子は狙われる側だろ」
矢射子はほっとした顔をすると、安心した勢いかすごい力でしがみついてきた。
「ありがと、宏海…」

437:431
07/04/28 13:35:41 Sxq/eebX
とりあえず、前半終了です。
続きはなるべく連休中にと思っています。

438:名無しさん@ピンキー
07/04/28 14:01:38 iwdK75Z2
>>425
仁露×温子ktkr!!
今日発売のWJ見るまで仁露は「温子さん」と呼んでると思ってたけど部長呼びもディ・モールト・ベネ!
無防備な温子に悶々としながら手が出せずにいる、ってのがマイエンヤ婆スタンド

439:名無しさん@ピンキー
07/04/28 14:15:09 qaZeCqxQ
なんかすごいいっぱいキテル━━(゚∀゚)━━!!
みんな乙!!!

440:名無しさん@ピンキー
07/04/28 14:17:49 zUbgfHDt
仁露×温子と宏海×矢射子×2
乙乙GJ!!
>>431
続きwktkして待ってる

441:名無しさん@ピンキー
07/04/29 07:55:56 Dvo+SLTa
どれもみんなGJです━d(゚∀゚d)(b゚∀゚)b━!!

続きを全裸で待ってますよ(´・ω・`)

442:431
07/04/29 14:50:08 gFwTmtS4
短めですが、宏海×矢射子の後半を投下します。

443:宏海×矢射子6
07/04/29 15:05:08 gFwTmtS4
豊かな弾力を押し付けられ、宏海はうろたえた。
全身を勢い良く血が巡り、頬がカッと熱くなるのが自分でもわかる。
「悪ィ…、放してくれねえか」
「えっ? あっ、キャーキャー言って抱きついたりしてくる女は嫌だって、
前に言ってたっけ?」
「いや…矢射子になら抱きつかれても構わねえけど…
その、そんな風に抱きつかれると、オレの方が体目当てになっちまいそうで、さ…」
宏海は上気した顔を見られないようにそむけながら、やっとのことでそう言った。
だが次の瞬間、しがみついてくる矢射子の腕にふたたび力がこもった。
「やっ、矢射子!?」
「宏海ならいいの…宏海は優しくて、あたしが困った時に何度も助けてくれて、
それで好きになったんだから…。
宏海なら、体目当てなんてことないって信じてるもの…」
「矢射子…」
不良として恐れられていた宏海は、こんなことを自分が言われるとは考えたことも
なかった。
宏海も両手を矢射子の背中にまわし、抱きしめた。こうして密着していると、
相手の鼓動が伝わってくる。子供の時以来、他人とこんなに密着したことはない。
「宏海、大好き…」
「オレもだ、矢射子…」
左手は矢射子の背にまわしたまま、右手で矢射子のあごを持ち上げ、唇を重ねる。
やわらかい感触を味わいながら矢射子を見ると、目を閉じて宏海に体を預けている。

444:宏海×矢射子7
07/04/29 15:17:09 gFwTmtS4
「本当にいいのか、矢射子」
宏海はささやいた。
「うん…」
「よし」
宏海は、床に落ちていた小箱を拾い上げた。
「せっかくだから、SMセットはともかく、こちらは使わせてもらうか。
ここでいいか、それともお前の部屋へ行くか?」
矢射子はびくりと身を震わせ、ようやく聞き取れるほどの小さな声で答えた。
「あたしの部屋へ…」
「わかった」
そう言うと宏海は矢射子を抱き上げた。
「きゃっ! 宏海、あたし重いし、自分で歩くから…!」
「けが人はおとなしくしてろ。それに、お前の重さなんてなんでもねえ」
宏海は軽々と矢射子を自分の部屋へ運んだ。
実はサンタクロースの手伝いをした時とか、見舞いに来た時とか、この部屋に
来たことは何度かあるが、つき合うようになってからはこれが初めてだ。
ベッドに矢射子をおろし、隣りに腰掛けてふたたび唇を重ねる。
片手で矢射子の髪を優しくなでながら、もう片方の手は不器用に服にかける。
あらわになった白い肌は、薄紅色に上気している。
大きな手で豊かな胸を包み込むようにすると、矢射子は目を閉じたまま
そっとため息をもらす。
(女って、本当にやわらけえな…)
己の手をひどく武骨なものに感じ、気後れしながら宏海は矢射子の服を
脱がせにかかった。
かすかな湿布のにおいが鼻をつく。白い包帯に包まれた足首が痛々しい。
「足…大丈夫か?」
「うん、しっかり手当てしてもらったから平気…気にしないで…」

445:宏海×矢射子8
07/04/29 15:32:25 gFwTmtS4
宏海は自分の服を手早く脱ぎ捨て、矢射子の足首に気をつかいながら
そっと覆いかぶさる体勢になった。
唇、首筋、胸元と、思いつくままにキスをする。矢射子はぎゅっと目を閉じたまま、
宏海のなすがままに身を任せている。濡れた部分を探りあてると、矢射子の体は
びくっとする。
「あ、宏海…」
「力抜いてろよ。無理なことはするつもりねえから…」
「うん…」
そっと愛撫を続けると、次第に矢射子の緊張がほぐれ、かすかな声をあげはじめた。
「矢射子…いいか…?」
おずおずした声に、矢射子は目を開いて宏海を見るとうなずいた。
ゴムを着けたものを入り口にあてがい、宏海はわずかに腰を進めた。
きつい。矢射子が押し殺した声をあげる。そっと動いて様子を見るが、
相当痛みを感じているようだ。
(これは時間をかける方が苦しそうだな…)
「いくぞ、矢射子」
そう告げると一気に力をこめる。矢射子が大きくうめいた。
奥に届いたところで動きを止める。
「…つらいか?」
矢射子は涙目になりながら宏海を見上げた。
「ん…痛いけど、大丈夫…」
「動いていいか?」
「…うん」
宏海はそっと体を揺らすように動いた。やがてだんだんと動きが大きくなる。
はじめはひたすら歯をくいしばっているようだった矢射子の口からも、
次第に甘い声がもれはじめる。
長い髪が汗ばんで上気した顔に乱れかかっている。
初めて見るなまめかしい表情に、宏海はますます昂ぶりを覚える。
矢射子の中はあたたかくなめらかで、彼をしめつけてくる。
あまりの心地よさに、あっという間に登りつめそうになってしまう。
「矢射子、悪い、オレもう…」
「いいわ、宏海…」
優しい声が答えたのと同時に、宏海は己を解放した。

446:宏海×矢射子9
07/04/29 15:47:01 gFwTmtS4
息を切らせながら、宏海は矢射子にキスをした。
「ごめんな、矢射子…」
「えっ? 何が?」
「いや、オレ余裕がなくて、自分ばっかり気持ちよくなっちまって…」
「そっ、そんなこと気にしないで。あたし、夢中だったからよく覚えてないんだけど、
宏海がとっても優しくしてくれたから怖くなかったし、いますごく幸せ…」
恥じらいながらささやく矢射子をいとしく思いながら、宏海は彼女の
乱れた髪をなでた。
体を起こしてゴムの始末をした宏海は、ベッドわきのあるものに気がついた。
「あれ? 鬼の人形? …これって、前に矢射子、こわしてなかったか?」
「あっ、そ、それは…」
それは宏海が矢射子の見舞いに来た時に見つけた、自分によく似た赤鬼の人形だった。
もともとぼろぼろだったものを、あの時矢射子がさらに痛めつけて完膚なきまでに
破壊していたと思ったが、すっかりきれいに直してある。
「それ、実は宏海のつもりであたしが寝る前に話しかけたりしてたの…。
毎晩一緒に寝てたから、ぼろぼろになってたんだけど…。宏海に見つけられて
恥ずかしくて、つい乱暴しちゃったけど、その後すぐに直したの」
「ふーん、こいつが話せれば、矢射子が毎晩どんなことを話してたか、
聞けるわけだな…」
「やっ、やだ、そんな!」
「まあいいや。当分こいつにオレのかわりに矢射子の相手をしててくれるように
頼んどくかな、その必要がなくなるまで…」
「えっ、それどういう意味…?」
「そのうち、オレが毎晩矢射子の話を聞いてやるからさ」
数秒かかってその言葉の意味を理解すると、矢射子は全身真っ赤になって
枕で顔を隠してしまった。
口もきけずにいる矢射子のかたわらで、宏海は鬼の人形をつついた。
「それまで矢射子を頼むぜ、赤鬼君よ」

447:431
07/04/29 15:50:09 gFwTmtS4
以上で終わりです。
それでは、他の職人さん方の投下をwktkでお待ちしてます!

448:名無しさん@ピンキー
07/04/29 16:10:18 yinMIymH
>>447
乙乙ゥ!
GJGJゥ!

Hは、宏海と矢射子だからこんくらいのがいいと思うぞ

449:名無しさん@ピンキー
07/04/29 22:22:26 N/qkFqnk
保管庫管理人さん量多いけど頑張って!ww

450:名無しさん@ピンキー
07/04/30 01:18:35 YAx9Gapv
>>447
寸止めじゃないのキタ―!!! GJ!!
宏海も矢射子も初々しいのがいいッス! キュンキュンきたッス!!

451:名無しさん@ピンキー
07/04/30 22:30:53 NV4MHTyB
>>447
GJ!キャラがそれらしくていいね。
宏海視点も新鮮かな。

452:名無しさん@ピンキー
07/05/01 23:30:17 orPgp6wW
職人さん方、乙です!

もうすぐもて王が終わってしまうなんてさみしい。
せめてここでは、もて王世界を楽しみたい…

453:名無しさん@ピンキー
07/05/02 02:34:57 gpr8FGky
ネ申が舞い下りたー!!!
禿しく乙です!
連休中は宏海矢射子ではぁはぁしまくろう…最高のGWだぜ…!

454:名無しさん@ピンキー
07/05/02 12:41:15 PMgMiD7/
もて王打ち切りってきいたんだが(´・ω・`)
ジャンプの楽しみがもうジャガーだけか

455:名無しさん@ピンキー
07/05/03 21:52:16 0eRHZiTM
俺、この漫画が終わったらこのスレに仁温投下するんだ

……メモ帳に書き始めるか……

456:名無しさん@ピンキー
07/05/04 20:53:44 OXuDF7Xy
>>455
終わったらと言わず今すぐにでもwktk

457:名無しさん@ピンキー
07/05/05 13:23:14 A1goVduu
>>456
ごめん、無駄に書くの遅い上にエロシーンは思いついたけど
導入部分が思いつかないから遅くなるwww気長に待っててくれると嬉しい


458:名無しさん@ピンキー
07/05/05 17:55:45 Fr0jZyXv
だれか モタスピかいて…

459:名無しさん@ピンキー
07/05/06 13:27:07 ci9in5Je
空中合体!

460:名無しさん@ピンキー
07/05/06 22:01:29 GPyM88TF
保管所更新マダー?

461:名無しさん@ピンキー
07/05/12 20:08:13 Z8WeYUNR
保守

462:名無しさん@ピンキー
07/05/14 07:30:55 HsarETgM
書いてみようかな

463:名無しさん@ピンキー
07/05/14 09:11:18 oLhf++X8
>462
是非是非是非、よろしくお願いします!

464:名無しさん@ピンキー
07/05/14 10:01:49 qrNf1CMB
宏矢射(デス甘純愛系、ネタ多め)投下よろしいでしょうか?
エチシーンは「ムリ!できない(泣きながら駆け去る)!!」なのですが…

465:名無しさん@ピンキー
07/05/14 13:50:10 VJPKttPK
是非読ませてくれ…あれっ?ジャンプ見てたら急に涙が…(´;ω;`)ブワッ

466:372
07/05/15 22:58:31 HYjU0nPg
えと、>>372です。あれからちょこちょこ話書いてまして…
>>379から始まって>>403で終わったの話の続編(2週間~
1ヵ月後くらい?)書きました。
ほのぼの~微エロ クラスなんですが、このスレが過疎ってる
のも寂しいので、勝手に投下させて下さい。
スレ住人の方の許可も取らずにすみません。では、次から行きます!

467:宏海×矢射子 1
07/05/15 23:02:52 HYjU0nPg
土曜日の午前。

休日なのに早朝から悠に呼び出され、頭の中でツッコミを繰り返しながら帰宅する宏海がいた。

…ったく悠のヤロー、また太臓が誤召喚したくらいで俺の反応見てえからって呼び出しやがって!
俺は驚き要員でも解説要員でもねえっつーの!
…でもこれで行かねえとアスタリスクゲートから召喚されそうだし、そうなったらまたオヤジが誤解しそうだしなぁ…
オヤジの件だけでもどうにかしてえから早く家出てーな…
…今帰ったらまた五月蝿そうだし、その辺ブラついてから帰るか…
それにしても矢射子と会う約束してねえ日で良かった…

矢射子と付き合い始めてしばらくたち、日常のふとした出来事にも、つい矢射子の事を考えてしまう宏海。
「赤い悪魔」と恐れられていた彼を知る人には、きっと信じられない変化だろう。
普段表立って感情には出さないが、矢射子の事は、確実に宏海の心の一部分を占めるようになっていた。



468:宏海×矢射子 2
07/05/15 23:05:25 HYjU0nPg
家とは反対方向の繁華街の方に向かって歩き、よく行くゲームセンターまであと少し、
というところで、目の前のビルから、パッと女の子が出て来て、前を歩いて行った。

「…矢射子?」
見覚えのあるミニスカートに、すらっと伸びた脚にはニーソックス、髪型はポニーテールで、
いつものピンクと緑のリボンが、歩く度にふわっと揺れている。
間違いない、矢射子だ。 すぐ先を歩いてるが、まだこちらには気付いていない。
「矢射…」
呼び止めようとして気が付いた。
今出てきたビルって……産婦人科だよな?!

『えええええ?! 産婦人科ぁ?!』
あまりの衝撃に、人ごみの中で大声でつっこんでしまうところだったが、
すんでのところで口には出さずに心の中でつっこんだ。


…それから後の事はよく覚えていない。
どこをどう歩いたのか、宏海は矢射子とよく行く公園のブランコに座っていた。

469:宏海×矢射子 3
07/05/15 23:07:25 HYjU0nPg


「ブランコのりたいのに、あのおにーちゃんが かわってくれないー!」
公園にはブランコで遊びたがっている子供がいた。
だが、目を見開いて脂汗をかき、両手で頭を抱えて黙りこくった赤い悪魔が乗るブランコに近付ける者はまずいない。
いつしか公園からは親子連れの姿は消えていた。

人気の無くなった公園で、宏海は堂々巡りの考えに陥っていた。

いや、まぁその、アレ付けてたけどヤる事ヤったら子供出来ても当たり前で…
気を付けてたけど、万が一って事も無い事は無い訳で…
つか、何で矢射子は俺に一言も相談無しで一人で産婦人科に…
俺がまだ高校生で経済力が無いせいか? それにしたって付き合ってんだし一言ぐらい…
俺が頼りねえと思われてんのか?!
まさか本当に――
それなら、俺は…
いや、矢射子が何も言って来ねえって事は、何も無えって事なのかも…
それにしても…

470:宏海×矢射子 4
07/05/15 23:09:48 HYjU0nPg


堂々巡りも何順目か、答えの出ない問題に行き詰まり顔を上げた宏海は、公園のフェンスの向こうに数組の親子連れがいる事に気付が付いた。
母親は時々ちらちらとこちらを見ているような気もする。 中には、まだ小さい赤ちゃんを乗せたベビーカーを押している親もいる。
「…休みの日に親子で公園…か… ブランコ、占領して悪かったな……帰るか。」
宏海は、ブランコから立ち上がり公園の入口に向かった。 入口で親子連れとすれ違う。
子供の遊び場を占領して悪かったな、と何となく軽く会釈をした。
「おにーちゃーん! ブランコかわってくれてありがとー!!」
背後から、小さい子供にふいに明るく声をかけられて、重かった宏海の心はほんの少しだけ軽くなった。



「宏海!! どこ行ってたんだ! 父さん心配したぞ!!」
うるせぇオヤジ。
「お昼は宏海の好きなカレーだぞ! 福神漬けとラッキョウもあるぞ!!」
食欲ねーんだよ。
「沢山食べないと大きくなれないぞ!!」
これ以上どこか大きくなるならそれはメタボリックだ!!
いつもなら大声で言い返す宏海だが、流石に今日はさっきの衝撃が大き過ぎて何も言い返せない。
「お、今日はやけに素直だなー! いっつもそうだと父さん嬉しいんだがなー!
良い子にしてるとデザートも付けちゃうぞ!」
「………いや、メシいいわ。 俺、今から出かけっから。」
心の中で一々つっこむのも疲れるし、と、宏海は携帯と財布だけを持って家を後にした。
背後からオヤジが色々言うのもいつもの事だけど、今日は何だか酷く疲れる。
…1人で考えててもどうしようもねえし、本人に聞いてみるか…と、矢射子にメールを送った。

471:宏海×矢射子 5
07/05/15 23:11:48 HYjU0nPg


件名:昼メシ食ったか?
本文:今から会えるか? いつもの公園で待ってる。

直に返事が返って来た。

件名:食べたよ!v(≧▽≦)
本文:お昼はオムライス作ったよv 食べ過ぎたかも★ミ 宏海は何食べた?
もー、急に呼び出すの止めてよねv(≧▽≦)v 今から行くけど!


パチン、と携帯を閉じる宏海。
…いつも通りだな… あれは…見間違いか? 見間違いだよな…
宏海はまた考えながら、さっきまでいた公園に向かった。

472:宏海×矢射子 6
07/05/15 23:14:21 HYjU0nPg


公園には、さっきの親子連れどころか、もう誰もいなかった。 きっとみんな昼食に帰ったのだろう。
今度はブランコではなく木陰のベンチに座る宏海。 空は快晴で、風が吹く度に木漏れ日が揺れる。
気温は高めだが、風があるせいかそう暑くは感じない。
矢射子からのいつも通りのメールをまた読み返すと、少し余裕が戻って来た。
そうだよな。 何かあれば俺に一言ぐらい相談するよな。 付き合ってんだし…
宏海が安堵のため息を吐いた時に、

「―ごめん、待った?!」
と自分を呼ぶ声がした。 いつも通りの、矢射子の声…いつも通りの…

いや、違う!!

宏海は、ベンチから転げ落ちそうになるほど驚いた。
矢射子は、午前中に見かけたの女の子と、同じ服、同じミニスカート、同じニーソックスを履いている。
リボンももちろん同じだ。
じゃ、あれは…矢射子だったのか?!

473:宏海×矢射子 7
07/05/15 23:16:01 HYjU0nPg

一方、そんな宏海の様子を見て
んもぅ、私と会えたのがベンチから落ちそうになるほど嬉しいなんてvv
と、ニヤついている矢射子。
2人の考えには実界と間界ほどの開きがあるのだが、まだそれには気付いていない。

「…矢、矢射子…その…」
あまりの衝撃に口をぱくぱくとさせる宏海。
「あ、このブーツ? 欲しくてずっと買おうかどうしようか迷ってたんだけど、さっき買ったとこなのー!
ちょっとヒールあるけど、宏海は身長あるからこれぐらいあっても大丈夫だし… に、似合う…かなっ?」
8cm程のヒールのあるブーツを履いて、宏海の言葉を期待して はにかみながら笑い、くるくると回る矢射子。
「や、止めろ!! 矢射子!! 危ねえだろ!!」
「え? 大丈夫よ、これくらい…」
言いかけたところで、宏海は立ち上がって矢射子を抱き締めた。

474:宏海×矢射子 8
07/05/15 23:18:31 HYjU0nPg

えええー?! ちょっと何よ、宏海ったら真昼間っから…嬉しいけど!!
やーん宏海ったらブーツがツボなの~?! これからデートの時はずっとブーツね!
矢射子の妄想は止まらない。
宏海は矢射子を抱き締めたまま、言葉をかける。
「大丈夫か? どこか具合悪いところはないか?」
「? 平気! あ、でも食べ過ぎちゃって、ちょっと気持ち悪いかも…」
「!! そんなカカトの高い靴でウロウロするな!」
「でもこれ、宏海に見せたくて…」
「…俺は高校生で今は経済力無えけど、でも何でも1人で背負い込もうとすんな!
いざとなったらガッコ辞めて働くくらいの覚悟はあるから!! とにかく危ねえからその靴は止めろ!!」
「……え? 何? え? …何の話??」
ここでやっと矢射子が、話が噛み合っていない事に気が付いた。
「何のって………今日、偶然、矢射子が産婦人科から出てくるトコ見ちまって… だから、その、、アレだろ? 俺と…」
「えええええ?! ちょ、ちょっと!! 何バカな事言ってんのよ!!」
「何がバカなんだよ!! 大事な事だろが!!」
「やっ、だから、違っ… あああああの、その、た、確かにお医者さんには行ったけど…」
「だから、医者行ったんだろ?!」
「…いや、その、あの………せ……生理痛がね、前から酷くてね、一度見て貰おうとずっと思ってて、それで今日やっと…」
「生理…痛? じゃ、妊娠じゃなくて…」
「もう!! 女の子には色々あるのよ!! 勝手に勘違いしといてこんな事言わせないでよ!!」

475:宏海×矢射子 9
07/05/15 23:20:06 HYjU0nPg

鈍い彼氏に言いたくない事を言わされたために、矢射子の目には涙が溜まっていた。
その後は、ブーツ姿を褒めて貰えるのかと思っていたのに、何を言わせるのよ!!という無言の抗議。


公園のベンチに座りなおす2人。 気まずくてお互い正面を向いたままだ。
矢射子はまだ目に涙を溜めて、黙ったまま静かに怒っている。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…という怒りの効果音まで聞こえて来そうだ。

「…あー…、勝手に勘違いして、怒鳴って悪かったな…」
矢射子は表情を変えないまま、ハンカチで涙を拭いた。
「今日、これから、どっか行くか?」
う、全然機嫌直んねえ…
「…そのブーツ、似合ってるな。」
俺に見せたいって、言ってたよな確か。
頭の中で、どう言えば矢射子の機嫌が良くなるか、ぐるぐると考え、ぽつりぽつりと話しかける宏海。
「…ねぇ、さっきの、、」
お、ちょっと声が柔らかくなった。 と思ったら、質問が来た。

476:宏海×矢射子 10
07/05/15 23:21:52 HYjU0nPg
「……本気?」
「ん? 何がだ?」
「あの…『いざとなったら学校辞めて働く覚悟はある』って言ってたの…」
そんな言葉が自分の口から出てたのに驚いた。 無意識に出た本心ってヤツか?!
「ま、まぁ…な。」
チクショウ何確認してやがんだコイツ。 心なしか俺の耳が赤くなってるような気がする。
「……びっくりした。」
自分でもびっくりだ。
「…でも、嬉しかった。」
そう言って、ゆっくりと花が開くように笑う矢射子。 凄く可愛いな、コイツ。
「そ、そうか… まぁ、2人で生命に関わる事したんだから、な。」
矢射子は、赤くなって下を向いた。

そういやあの時の矢射子は、可愛くて柔らかくてエロくて良い匂いがして、
壊れそうだけど本当は強くて温かくて…

…俺しか知らない、矢射子。


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