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★世田谷の高線量 ラジウム226と断定
東京都世田谷区八幡山のスーパーマーケット敷地内と隣接する都道歩道で、最大毎時
一七〇マイクロシーベルトの放射線量が測定された問題で、文部科学省は一日、敷地
内を調査した結果、放射線の原因が放射性物質のラジウム226であるとほぼ断定した。
土中からは試薬瓶が確認された。放射性物質が土壌の一部に拡散している可能性もあり、
二日以降、撤去作業が本格化する。
ラジウム226は同区弦巻の民家でも先月上旬に見つかった。かつては夜光塗料などに
使われていた。
この日は専門業者が、地表から毎時一一〇マイクロシーベルトを検出したスーパー正面
玄関近くの舗装を掘り起こすなどして調査。深さ約三十センチの土壌を分析したところ、
ラジウム226が崩壊してできる放射性物質のビスマス214などを検出した。
また、地表から四十センチ掘り下げた地点の放射線量は毎時四万マイクロシーベルト(四〇
ミリシーベルト)を計測した。この地点から四十センチ離れた場所は同一〇〇〇マイクロ
シーベルト(一ミリシーベルト)だった。
二日以降、別の専門業者が土壌や瓶の撤去作業を進め、その後、地表から毎時一七〇
マイクロシーベルトが検出されたスーパー前歩道近くの調査が実施される。
(つづく)
▽ソース:東京新聞 2011年11月2日 朝刊
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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