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再臨界とは、反応を停止した核燃料が再び連続的な核分裂反応を起こすことだ。
水には、燃料を冷やすだけでなく、核分裂反応で発生する中性子の
速度を落として、再び核分裂反応を引き起こしやすくする働きがある。
自動停止した原子炉では、中性子を吸収する制御棒が核燃料の間に
挿入されており、再臨界が起きることはないが、福島第一原子力発電所
1号機は冷却水が失われた影響で、核燃料が溶けて、圧力容器の下部に
たまっている可能性があった。
官邸は、この核燃料の塊に、海水で減速された中性子線が衝突して
核分裂反応が再び連鎖的に起きることを懸念した。
しかし、藤家洋一・東京工業大名誉教授(原子力工学)は「原子炉は、
核分裂反応が起きやすいように、燃料棒の位置などを緻密に設計している。
設計が崩れた状況では、反応が格段に起こりにくい。海水の注入で、
再臨界が起きる可能性はほとんどありえない」と指摘する。
塩分などの違いで、海水が真水に比べて、再臨界を起こしやすくするような
ことはなく、藤家さんは「何よりも、原子炉を冷やすことが最優先だった。
海水の注入を中断すべきではなかった」と話している。
ソース:URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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