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海江田万里経済産業相は8日、東京電力福島第一原発事故による東電管内の夏の電力不足を補うため、
関西電力から電力の支援を受けるとの考えを示した。
東電はすでに中部電力から支援を受けているが、菅直人首相の浜岡原発停止要請に伴い、このまま
東電への支援を継続することは難しいと判断したものだ。
この日出演したテレビ番組で、「大阪から中部を経由して東京に送ってもらうことになると思う」
と述べた。さらに「(関電には)ぜひお願いしたい」として協力を求めた。
東電管内の電気の周波数は50ヘルツで、中部電の60ヘルツと異なる。両社の電気のやりとりは
周波数変換施設を通す必要があり、支援能力は最大100万キロワットだ。
東電は夏場に中部電の支援を見込んでいたが、中部電が浜岡原発を止めれば、ピーク時の余力は77万
キロワットに減り東電へ送る余裕がなくなる。
政府は、中部電と周波数が同じ関電がまず中部電に供給し、さらに中電が東電に「玉突き」で電気を
送って東電管内の電力不足に対応する考えだ。
▼asahi.com(朝日新聞社) [2011年5月8日18時37分]
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