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ところが、肝心の薄型テレビのシェアは09年時点で、韓国のサムスンとLGの2社で50%以上を占め、
日本のソニーとパナソニックはその半分にも満たない。完全に韓国勢に敗れているのだ。
この理由についてAさんはこう解説する。
「ブラジルが日本方式の採用を決めた直後、韓国メーカーは東京に即座に対策チームを置きました。
その狙いは、日本メーカーからデジタル放送の技術者を引き抜くことでした。
何人か引き抜いた結果、日本方式を分析し、それに合ったテレビを日本メーカーより
早く開発して市場を押さえることに成功したのです」
Aさんが働く韓国メーカーのテレビ部門では常に中途採用した50人程度の日本人エンジニアを抱え、
早期退職した人材だけではなく、30代の若手の優秀なエンジニアも含まれているという。
「優秀であるが故に自分の意見を主張するタイプで、日本企業が使いこなせないために
飛び出た人が多かった」とAさんは話す。賃金は、日本企業で働いていた当時の年収の2倍近くもらう場合が多いという。