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沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で国家公務員法の守秘義務違反容疑で
書類送検され、不起訴処分(起訴猶予)となった神戸海上保安部の一色正春・元海上保安官(44)
=依願退職=が、22日放送のTBS系列の番組インタビューに答え、「(映像は)秘密に当たらない
という確信があった。裁判で決着をつけるのが法治国家のあり方。検察はその道を避けた」と批判した。
番組によると、一色元保安官は不起訴処分となった21日夜に約2時間インタビューに応じた。
一色元保安官は映像を見た当初、国家公務員法で漏らしてはならないと定める「職務上知ることの
できた秘密」との認識はなかったと強調。政府が公開に消極的なことから昨年11月4日、「自分しか
やれる人間はいない」と決意し、動画投稿サイトに投稿したという。
映像流出の目的については「あの海域で起きていることは一般の人には分からない。見て自分で考えて
ほしかった」と述べた。逮捕される可能性は「いずれはばれる。十分考えていた」と話し、「公務員は
こんなことしたらあかんという人もいるが、一日本人、一国民としてやった」と後悔していないことを
強調した。
公務執行妨害容疑で逮捕され処分保留で釈放された中国人船長=21日に不起訴(起訴猶予)=に
ついては「何らかの処罰を下されるべき行為。国籍が違うなどの理由で実質無罪になるのはおかしい」
と述べた。
(>>2-に続く)
▽朝日新聞
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