11/01/20 17:25:49 KHVAvpww0
火明命は、別名を、天照国照彦といい、
文字通り、天津と国津の両方の支配者という通称をもっている。
つまり、出雲国譲りを実現したのは、彼である。
そして、よく、ヤマト王朝が崇拝していたアマテラスというのは、
もとは女神アマテラスではなく、男神アマテルだったという説があるのだが
この男神アマテルというのが、
この天照国照彦を主宰神としている場合が多い。
つまり、初代天皇と認定を受けるべき人物は
皇祖ニニギ命の兄上にあたる火明命であり、
この人物から天皇家の男系をスタートさせなければいけないが
現在の天皇家は、兄の命令で九州南部高千穂の知事を任された
ニニギ命の男系子孫なわけで。
火明命を初代の天皇としてしまうと
現在の天皇家は、微妙に万世一系と言えなくなってしまう。
だからこそ、日本書紀では、忍穂耳命の代では、
出雲国譲りが不可能だったと残念がる記述が出てくる。