TIGER & BUNNYでエロパロ2at EROPARO
TIGER & BUNNYでエロパロ2 - 暇つぶし2ch327:牛龍 5/7
13/05/17 04:11:07.34 p4dv4xwX
「……い、いよいよ、だね!」
「……あ、ああ」
 キスをしたその日にここまでする必要はない。というか、性急すぎる。
 どれだけ焦っているんだ、とは思うが、ベッドの上にタオル一枚でちょこんと
座るパオリンに対し、添い寝だけで済ませられるほど、男として終わっても
いなかった。
「ふぁ、や、あ……気持ち、悪い……や、あ……ぬめぬめ……」
 最初という事もあり、思ったほど濡れてくれなかったので、直接濡らす事に
した。すぐに閉じようとする両膝をぐっと押さえ、そこに舌を這わせる。
「う、わあ……ひゃ!あ、あ―吸っちゃ、駄目えぇ!」
「少しでも、解しとかないと、大変だぞ?」
「でも、駄目!やだ!やだ、やだぁ!」
 嫌がっているのは、未体験の快楽を処理しきれていないためだ。だから
アントニオは優しく足を撫ですさりながら、舌を使い続ける。
「そろそろ、どうだ?」
 指をそこに触れ、具合を確かめる。
「ひゃぁ!?―あ―っ!?」
 びくり、大きく体が震え、続いて、ぎゅうっと、パオリンが体を丸めるように
身を縮めた。
「……大丈夫か?」
「ヤダ、ボク、今、おかし……おかしい。体、ビクビクって……あっ、だめ、
そこ、触らないで―っ!」
 ちゅう、と吸い付くと、パオリンが再度声にできない音を漏らした。両膝が、
アントニオの頭を挟み込むようにして締め付ける。
「ちょっとは気持ちいいか?」
 アントニオにしてみれば、これからパオリンに与える痛みに対しての贖罪の
つもりだったのかもしれない。
 軽い絶頂を迎えたパオリンが、大きなベッドの上で、弛緩している。
「ん……気持ちいい……もっと、気持ちよくなるんだよね?」
「できればそうしてやりたいけどな」
「―」
 いつも以上に元気の良い自分自身に苦笑していると、ギョッとして大きく目を
見開きパオリンがそれを見―そして顔をそらせた。
「あ、あのさ。一応聞いてみるんだけど」
 枕を抱え込んでパオリンがたずねる。
「ああ」
「それ、どうやったら、入るの?ボクのココに」
「それをオレも思案していたところだ」
 冗談めかして答えてみる。ただ、冗談ではなく懸案事項でもある。自慢では
ないが、アントニオのサイズはそれなりにあるのだ。それをこの細身の体で
受け止めきれるものだろうか。裸身のパオリンを見ているとますます不安に
なってくる。
「それって、男の人皆についてるよね、もちろん」
「一応は、そういう事になってるな」
「って事は、女の人のボクなら、入る物だよね?」
「できればそうしたいと思ってるが―まだ若いし、なにせ初めてだからな。
無理なら―」
「無理じゃないよ!ボク、ちゃんとできるよ!?」
 必死な顔で、訴える。
 で、あれば。それには応えねばならない。

328:牛龍 6/7
13/05/17 04:11:43.74 p4dv4xwX
「……もうちょっと、我慢……してくれよ」
 ゆっくりゆっくり、進めていく。
 パオリンが呼吸をするのに合わせて。
 ぎちぎち、みちみちと音が鳴り響く感覚にとらわれる。
「うん―うん、我慢する!だから、ちゃんと、して……痛く、無いから!」
 ぎゅうとパオリンがアントニオの背に手を回している何度も爪を立てられて
いるが、この程度の事で痛いなどと言えるわけもない。ゆっくりゆっくり時間を
かけ―
「ねえ、全部、入った?」
「ああ、よく頑張ったな」
 どうにか、アントニオ自身をパオリンの中に埋める事ができた。
「えへへ。ちゃんとできたでしょ?ボク、子どもじゃないでしょ?」
「ああ。すごいな」
 パオリンの頭を撫でて、褒めるとパオリンがアントニオの胸に顔をうずめた。
もじゃもじゃーと、胸毛をいじって遊んでいる。
 とても満足そうで何よりではあるが。
「あー……で、その、なんだ。もうちょっと、大人なところを示してほしいん
だけど、どうだろうか……?」
「え?」
「入ってるよな?」
「うん」
 頑張ったよっ!と誇らしげに答えるパオリンは可愛い。でも、だ。
「これ、この後どうすると思う?」
「え……えっと。だ、出すんでしょう?ピュー、って」
 ピューだかドピュッだかドクドクかはどうでもいいが、恥ずかしげに答える
パオリンが言うとおりだ。
「だ、出していいよ?」
 意を決したようにパオリンがうん、と頷く。
「……そうか」
「ひぅっ!?な、何で抜こうとするの?イヤなの?」
「そうじゃなくってだな。こう……動かさないと、出ないんだよ」
 ジェスチャーで、前後に動かす事を伝える。
「なんで!?」
「何でって……」
 そんな自然の摂理について問われても困る。挿れただけで出ちまうほどガキ
でも早漏でもないのだから、仕方ないとしか言いようがない。
「嫌だよ!ホントはすごく痛いんだよ!?こんな大きいのをぐいぐい動かすと
か―」
「やめるか?」
「―っ」
 パオリンが泣きそうな顔になる。

329:牛龍 7/7
13/05/17 04:14:58.45 p4dv4xwX
「……っ」
 泣きそうな、ではない。ぽろぽろと泣き出した。
「あー!いや、その!今日はアレだ、様子見だ!そういう事にしておいて―」
 ぎゅっとパオリンがアントニオの体に抱き付き直す。そして、自ら腰を動かし
始めた。―本人はそのつもりなのだろう。痛みと、その加減がわからないから、
腰をふにゅふにゅとわずかに揺らしているだけで、まったくアントニオの方へ、
動きは伝わってこない。
「お、おい……」
「好きだもん。ボク、本当に好きだから、できる」
 真っ赤な顔で、痛みか、あるいは悔しさでなのか涙を流しながら必死に
動こうとしている。
「一杯キスしてくれたら、痛いのも我慢できると思う。さっきしてくれたみたい
なの、もっとして?」
 乞われるままにキスをする。
「……好きだよ。ねえ。優しくしてくれるのは、すごく嬉しいけど、優しいだけ
じゃなくていいんだよ?ボク、好きだから。だから、いいの」
 ―
 ああ、なんて事だ。
 こんな顔をされたら。
 歯止めなどきかなくなってしまう。
「……気持ちよくなってもいいか?」
「うん。なって。ボクの体で」
「痛い思いさせるけど、我慢してくれよ?」
「うん、っ―!?」
 ずるりと引き出し、打ち付ける。
 悲鳴のような声が上がった。でも、もう止まらない。止められない。
 狭い室内に、音が響く。
 ―ただの男と女の声と音が。
 荒い呼吸が繰り返され、まだ嬌声には至らない、短い悲鳴に似た声が漏れる。
 そのうち、味わうように動いていたアントニオが、次第に限界を迎えるため、
細かく速く、動きを変えていく。
「あっ、あっ、やっ、だめ、そんな動いたら、ボク、裂けちゃうよぉ!駄目、
あ、やぁ!やだやだ、またボク、おかしくなっちゃう!ゴメン、ふぁ、あっ、
やっ、あっ、あ―!」
 そのうちに細い体が、くたびれたシーツの上で大きく体をのけぞらせ―
それに覆いかぶさるように、大きな体がぐったりとのしかかった。

「……大丈夫か?」
 つい無理をさせ過ぎたと、簡単な後始末をしてから、くたりとへばっている
パオリンに声をかける。
「大丈夫……ねえ、これって、一杯したら、もっと慣れてくる?楽になる?」
「……な、なるんじゃないか?」
「今日はもう無理だけど、もっと一杯してくれる?もう痛いとか言わないから」
「……ああ。まあ、無理のない程度にな?」
 結局自分のための快楽を求めてしまった。それが申し訳ない。かわりにと、
額や頬、肩口に乳房にと、たくさんのキスを落とす。くすぐったそうに笑って
いるが、やはり痛いのだろう。時折、眉間に皺が寄っている。
「ボクね。無理したっていいんだよ?だってね―好きなんだもん」
 ―!
「なあ。ちゃんと内緒にできるか?」
「うん。二人だけの、ナイショだね?」
 とりあえず。二人で手を繋いで歩いても、街中でキスをしても何も咎められ
たりしない年齢をパオリンが迎えるまでは。この甘やかな秘め事は、秘め続け
なくてはいけない。
 この幸せな気持ちを、世界中の皆に触れ回ってしまいたいと思っていても、だ!

330:名無しさん@ピンキー
13/05/17 04:36:53.96 p4dv4xwX
書き込み以上!
寝る、寝るぞー!
可愛いパオリンも男臭いアントニオも傍にはいてくれんが 寝る!

331:名無しさん@ピンキー
13/05/17 08:38:54.80 SjJhDm9s
萌えすぎて仕事行きたくなくなった……

大男と小柄なボクっ子ええなあ
とても面白かったですGJ!

332:名無しさん@ピンキー
13/05/17 09:06:50.41 PMh0RdKj
GJ!
新たな扉が開いたよ

333:名無しさん@ピンキー
13/05/17 21:11:20.64 WPJnGmD5
かわいいなあ

334:名無しさん@ピンキー
13/05/18 02:23:31.72 vRjA+UAe
>>330
積極的だけど初な龍が健気可愛い!
ガタイのいいオッサンと小柄な少女は萌えるね!!
この積極健気龍がえっちに慣れて女として成熟したら
どんだけエロ可愛くなるんだろう…
いや、初さと積極性のハイブリットの絶妙さ加減が
この龍の最大の魅力だと思うから成熟を妄想するのは野暮か?

初なのに積極的な悪い子龍と悪い流されオッサン牛ごちそうさまでした!

335:名無しさん@ピンキー
13/05/18 02:54:38.47 X5lgkFBM
>>330
牛龍好きの俺大歓喜!!!
肉食龍と流され牛、めっちゃ良いよ!
いけいけなのに健気かわいいとか、マジ萌える!
こういうのほんとに読みたかった!心のそこから!
ありがとう!そしてありがとう!!!

336:330
13/05/18 10:55:08.12 r5H5IcJz
感想ありがとう!そしてありがとう!
パオリンちゃん結構自分から動いてくれて 書いてて楽しい
書き間違いとかにあとから気付いてへこむけど、読み飛ばしてくれるとなお嬉しい
色んな扉 開いていきたいね!

337:名無しさん@ピンキー
13/05/24 01:08:38.54 mCiSTslv
前におぱーいの話は前にしたからチソチソの話を振ってみる
空と兎はモノもキングで普通にデカいイメージ
虎は普通サイズだが日系ドリームで硬さと膨張率はry
だが、相手が薔薇だと当然処女なんでその辺の妄想は活かされない
牛さんはガタイに相応しいブツの持ち主だといいなと思う
特に龍相手の時はデカブツでお願いしたい
是非ともデカチソで華奢な少女を貫いていただきたい
だが、相手がアニエスだというのなら「思ったより普通なのね」とか
いっそ「あら、やだ、可愛い」な展開もいいなと思ったり
巨体に短小なブツもまたよし
折はフツーサイズでも巨根美少年でもええなあと思うが
龍相手なら龍がかわいそうなのでフツーサイズでお願いしたい
牛の時と矛盾してる気もするが萌えとは得てしてそんなもんである
いや、だって折はDTだと思うしな
DT巨根と処女ではじめてなんて女の子側が大変すぎて可哀相じゃないか!
とか思ったり思わなかったり
まあ、初回は合体失敗でフェラのみとかもいいもんですよね
うん
DTと言えば空と兎もDTな気がするが兎はヤリチソでもいい気もする
そして一番まがまがしいモノをお持ちなのは間違いなく炎だと思う
ヒーロー以外だとケインは短小早漏気味なイメージ
マベさんは地位と金にものをいわせて女侍らしてても不能でもいいなーとか
マリオはつまみ食いした一般人女性になんだフツーのセックスなのね
つまんないって言われればいいと思うよ
芸人が常に面白さを求められる感じで

338:名無しさん@ピンキー
13/05/25 21:40:33.14 Km0yYmPD
作品投下でもないのにここまでの長文はさすがにうざい
つーかチソチソとか一瞬何のことかと思った
本スレならともかくここは18禁のエロパロ板だぞ
チンコくらい男らしく言ったらどうかと思うが

339:名無しさん@ピンキー
13/05/25 23:15:22.59 W5uHRpEF
>>338
ごめん(´・ω・`)

340:名無しさん@ピンキー
13/05/25 23:57:41.24 W5uHRpEF
エロないしスレ違いだからやめとこうと思ったやつだけど
流れ変えるために投下しときます
スレに相応しい話じゃなくてごめんね
軽く読み捨ててくださいませ

【使用レス数】2
【カップリング】勘違い系牛龍(未満)
【特殊嗜好等】なしでいいと思う
【その他】
一発ネタ・エロなし・不憫牛
キッドにいっぱい好きなものを食べさせてあげたい

341:名無しさん@ピンキー
13/05/26 00:04:07.83 3u345j7k
 最近、ドラゴンキッドの視線を感じる。ような気がする。
最初は気のせいだろうと思っていたが、どうやら勘違いじゃなさそうだ。
 今日も見られてる。と思う。まとわり付くような、熱っぽい視線を感じる。
 これって、まさか…
 いやいや、そりゃブルーローズという例もあるが、色恋より食い気のドラゴンキッドに限って、まさかそんなことは……



 いけない、いけないって思ってるのに、ロックバイソンさんを見てしまう。
ここは出動現場で、そんなことに気をとられてていい時じゃないのに。
 昼前にかかった召集から既に五時間以上経っている。それなりの長丁場に集中力も途切れがちになり、ついボクの目はロックバイソンさんを追ってしまった。
こんなことじゃいけないのに。
だいたいロックバイソンさんがいけないんだ! そんな大きな体でどうしたって視界に入っちゃうんだもの!
 ああ、いけない。こんなんじゃ、ナターシャに叱られちゃうかもしれない。
それとも、こんなボクでも許してくれるだろうか?

 ワッと歓声があがり、続いてマリオの軽快な声が響いた。
「おおっと!何とバーナビーは囮だぁぁぁっ!犯人を確保したのはワイルドタイガー!ワイルドタイガーの犯人確保はこのクォーターシーズンでは…」
 あ、終わった…のかな?

 疲れた体に鞭打って、トランスポーターに帰るとナターシャが苦笑で迎えてくれた。
「あなた、また途中からロックバイソンの方をチラチラ見てたでしょ」
「ご、ごめん、ナターシャ。でもボク…」
「わかってるわ。お昼も食べずに五時間ですものね。とりあえず用意してあるから…」
 ナターシャがふわりと外したクロスの下には、籠いっぱいに牛角面包が盛られていた。
「牛角面包! ありがとう! さすがナターシャ!」
「本当あなたったら、いつまでたっても色気より食い気で困っちゃうわね」
 嬉しさのあまりぴょんぴょん跳びはねちゃったボクを見てナターシャはそう言ったけど、言うほどには困ってはいないと思う。
くすくす笑ってるし。
 だって、仕方ないんだ。ロックバイソンさんの肩のプレイスメント見てるとどうしても連想しちゃうんだ。
「あなたのクロワッサンブームはいつ終わるのかしら?」
「うーん? いつだろ? ロックバイソンさんのスポンサー変わるまで?」
「あらあら、それじゃ随分続きそうね」
 話してる途中だけど、どうしても我慢できなくて、両手に牛角面包―クロワッサンを掴んだ。
「ほうかも」
「もう! 食べながら話しちゃダメでしょ! それにまだ手も洗ってないじゃない! ほら、貸しなさい。温めてきてあげるから」
「ボク、あっためるならレンジじゃなくてトースターがいいな」
「わかってるわ。飲み物はカフェオレでいい?」
「うん! ありがとう、ナターシャ! 大好き!」
 ボクはほうばっていた牛角面包を急いで飲み込んで、ナターシャに抱き着いた。
本当にナターシャはボクのことをよくわかってるんだ! 大好き!
「私もパオリンのこと大好きよ。だから、残りのクロワッサンはスーツを脱いでシャワーを浴びてからね!」
「えーっ! ボクお腹ペコペコなのにー!」
 ひどいよ、ナターシャ! 牛角面…じゃなくて、クロワッサン二個くらいでボクのお腹が満たされるわけないじゃないか!
少なくとも、あと十個は食べないと落ち着かないよ!
「ダメダメ。さ、早くなさい。じゃないと、あなたが最近お気に入りの店のディナーの予約取り消しちゃうわよ」
「え? ヤダ! 嘘! 着替える! 着替えてくるから!」
 そう言うが早いか、ボクは慌てて着替えに走った。
やっぱりナターシャは、ボクのことよくわかってるなぁ…

342:名無しさん@ピンキー
13/05/26 00:06:52.37 3u345j7k
「どうしたもんかなぁ?」
「いやいやいや! お前の自意識過剰だって! 絶対!!」
 虎徹の今四半期初の犯人獲得を祝して乾杯した後、話の流れで食い下がられて、仕方ないと悩みを打ち明けたらこの仕打ちだ。
まったく、モウ!
「俺だって最初はそう思ったさ。だがな、出動の度に毎回のように熱い視線向けられるんだぜ? さすがに勘違いってこたぁねぇんじゃねぇかと思うんだよなぁ…」
「だってよ、あのドラゴンキッドだぞ? どう考えても、色気より食い気だろーが」
 まあ、俺もその点はそう思うんだが…しかし、毎回毎回、あんな熱視線で見つめられてると勘違いとは思えないんだよなぁ。
「だいたい、その熱い眼差しっつーのが、そもそもお前の勘違いなんじゃねーのか? 単に視界に入ってるだけってオチだろ」
 俺が自惚れて、軽々しく思いあがってるとでも言いたいのか?
さすがにそれは酷くねぇか? まったく、モウ!友達がいのないヤツだ。
「いや、絶対に違う。トレーニングルームとかで話をしてる時とかとは全然目付きが違うんだよ。本当に質量あるんじゃねぇかっていうくらいの視線を感じるんだ」
 そうだ。あんな視線が勘違いであるはずがない。
「けどよ、出動の時だけってのもなーんか変じゃねーかぁ?」
 言いながら、バーテンに合図を送って二杯目を頼みやがって。人が真剣に悩んでるっていうのに、本当に友達がいのないやつだな! お前は!
 ……………だが、言ってることは確かに疑問点ではある。
「それは…そうだが、でも、あの視線は絶対勘違いじゃねぇ」
「うーん? そこまで言うなら、まあ、見られてるの自体は勘違いじゃねぇとは思うんだけどよ。でも、まさか、あのドラゴンキッドがなぁ…信じらんねぇ」
「お前、楓ちゃんと年齢の近いキッドが恋愛なんて考えたくないだけじゃねぇのか?」
「だっ! 楓にゃ、まだ早いだろ! どう考えたって!」
「気持ちはわからんでもないが、女の方がそういうのに興味持つのは早いからな」
「だからってよぉ…」
 そこからは話がずれて、楓ちゃんがバーナビーのグッズは欲しがるけどワイルドタイガーのはいらないっていうとか、虎徹の愚痴を聞くはめになっちまった。
 くそっ! 虎徹はあてにならねぇ!
いったい俺は、誰にこの悩みを相談したらいいんだ!!

【勘違いが是正されないまま・終】

343:名無しさん@ピンキー
13/05/26 00:10:31.32 3u345j7k
中国ではクロワッサンのことを牛角面包って言うと知って思い付いた
一発小ネタでした!
調べたら新月面包とも言うらしいけど、新月じゃなくて三日月なんじゃ…
中国語の新月は日本語の三日月相当なのかね?
そして、勘違い不憫牛の悩みはいつ解決するんだろうな…

以上、お粗末さまでした!

344:名無しさん@ピンキー
13/05/26 01:44:25.18 28/Cfufy
乙です
龍絡みは可愛いな

345:名無しさん@ピンキー
13/05/28 02:16:12.14 x0WEDLLf
>>343
GJ!!
えろいパオリンも好きだがえろくないパオリンもやっぱ良いな
牛さんはちょっと不憫なほうが安心するのは何故だ…w
牛龍続きでうれしいよ!

346:名無しさん@ピンキー
13/05/28 03:19:32.97 bayik0sE
気のいい大男が強気女子に流されたり困らされたりするってのは
とてもすばらしいな

347:名無しさん@ピンキー
13/05/29 00:12:38.88 Cw3LD8pG
乙ありでした
次はエロパロスレらしくちゃんとエロあるの投下したい(希望)

348:名無しさん@ピンキー
13/06/01 01:50:52.64 7bkjAYAF
兎薔薇がほしいな

349:名無しさん@ピンキー
13/06/09 13:59:21.08 UN6Uoe/R
ごめん 兎薔薇は用意できなかった虎薔薇です
エロくしようとしたけど肝心のモノ入れられなかった
とりあえずにぎやかしにー!

【使用レス数】 5
【カップリング】 虎薔薇
【特殊嗜好等】 異物挿入
【その他】 本番無し

350:虎薔薇 1/5
13/06/09 14:01:07.46 UN6Uoe/R
 ブルーローズのフリージングリキッドガンを手に持った虎徹が、楽屋にある
大きな姿見の前でああでなし、こうでなしとポーズをとっている。
「ちょっと!人の物で遊ばないでよ!」
 西部のガンマンよろしくクルクルと銃を取りまわそうとしたが、ごてごてと
装飾のついた大振りのデザインのため失敗して床に落としてしまったところで、
メイクを終えたカリーナがむすっとした顔で注意をした。
「えー。いいだろ、けちー。お前が暇してるだろうと思ってだなー」
「子どものお守りで暇をつぶすつもりはないわ」
「大人なんですけどー?」
「余計タチが悪い!」


 今日は随分と変わった取り合わせだが、以前に急ごしらえで行ったタイガー&
ローズのショーが意外に好評だったらしく、正式なショーとして行う事となった
ためその打ち合わせだ。
 とはいえ、今日の予定の大部分は舞台装置等といった裏方の打ち合わせが
メインで、せっかく忙しい時間を割いてやってきたわりに、二人は手持ち
無沙汰になっている。ポスターなどの写真撮影も、準備がまだかかるとの事。
段取りが悪いったらない。
 だから、アンダースーツ姿の虎徹がこうやってのんきに、カリーナの楽屋に
来て遊んでいるのだ。
「何かご大層な名前付いてるけど、水鉄砲だろ?ただの」
 ちょうど二丁で一対となっているのだし、一丁ずつ持って外に出て、遊ぶか?
などと虎徹が笑っている。
「確かに中身はただの水だけど、圧縮してるから、まともに当ったら痣どころ
じゃすまないのよ?」
「うっそ、マジか?」
 虎徹が青い顔で手元の銃を見る。
「安全装置がかけてあるから、大丈夫よ」
 その言葉にほっと息をついている。
「早く。返してよ!」
「こええな。そんなカリカリすんなって。別嬪さんが台無しだぞ?」
「なっ……!?」
 リキッドガンを返してもらおうと虎徹のそばにやってきたところで、虎徹が
カリーナの手首を掴み、ぐっと自分のそばに引き寄せ、その唇を重ねた。
「ちょっ、馬鹿!やめてよ!」
 わずかに虎徹の唇に青い口紅がうつってしまった事に、カリーナが慌てる。
せっかくメイクをしたばかりだというのに。―それもあるが、仕事場でこんな
事をして、周りにばれたらどうするつもりなのか。
「あんま騒ぐなって。な?」
「だって!」
「今は二人っきりだからいいだろ?」
「だって、すぐ外に―」
 鍵をかけたから、いきなり割り込まれる事はないって。そう言って笑うと、
カリーナの唇を再び味わう。
「ん……」
 ところ構わず―とまでは言わないが、虎徹の大胆さには閉口する。
 カリーナを困らせて面白がっている節が強いが、こんな事が他にばれて困る
のは虎徹も同じだろうに。
 それでも、男の顔を見せる虎徹の色香のとりこになってしまっているカリーナ
は、すぐに虎徹の手に翻弄されてしまう。
 絡められる舌、太ももを撫でさする手、情欲に燃える瞳―
 傲慢不遜な氷の女王も、荒々しい野生の虎にかかっては、組み敷かれるほか
ない。

351:虎薔薇 2/5
13/06/09 14:01:43.71 UN6Uoe/R
 差し入れの菓子などを横に押しやると、虎徹は簡素なテーブルの上へ磔でも
するようにカリーナをゆっくり押し倒す。
「あー、今日なんでこの格好で撮影なんだろうな」
 まだ時間がかかるという事で、ヒーロースーツを着込んでいるブルーローズと
違い虎徹はまだアンダースーツのままだ。ヒーロースーツに比べれば身軽では
あるが、衝撃吸収の役割もあって、体にフィットする作りになっている。脱ぎ着
するには少しばかり手間がかかるのだ。
 ―と、虎徹が手に持ったままだったフリージングリキッドガンを見つめ、
そしてにたりと笑った。
 くっ、と、その銃口をブルーローズのヒーロースーツの胸カップへぐりぐりと
押し付ける。
「……やっ!?」
「ちゃんと安全装置かけてあるんだろ?暴発はしないって」
 軽い鼻歌も混じらせながら、ヒーロースーツの上に銃口を滑らせ、胸元や
へその位置でぐりぐりと刺激を与える。
「ちょっ、何言って―っ、ん……」
 とがめようとしたが、カリーナの弱いところを心得ている虎徹が、銃口や舌で
刺激を加えるため、漏れる喘ぎ声をこらえる方にカリーナの神経が割かれる。
「っあ……だめ……駄目だよ、タイガー……!」
「お前ね、そういう言い方は、男を煽るだけだって、散々教えてきただろ?
……それとも何?誘ってんの?」
「違……っ……あっ―」
 頬を染め、身をくねらせながら必死に耐える様は、とても魅惑的だった。
こんな姿を目の前にして、おさまりなどつこうはずがない。
「あー。悪いなあ、ブルーローズ。すぐ感じる体にしちまって」
「感じて、ない……」
「えー?そう?」
 荒い息をつきながらもそんな強情な事を言うカリーナは可愛いものだが―
だったらそんな生意気な口がきけなくなるようにしてやろうという気持ちが
湧くのもけして不自然な事ではない。
「―!?」
 びくりとカリーナが体を震わせた。
 フリージングリキッドガンの先端が、カリーナの秘部を撫でている。
 特殊な素材を使っているが、水着に近いブルーローズのヒーロースーツは、
外からの圧迫をしっかりと内側へと伝えている。
 ゆっくりと窪みにそって銃口が往復する。
「ばか……そんな物で……」
「はいはい、黙るー。んー……ここ、か?」
「ひゃぁ、っ―!」
 カリーナの反応を見て、虎徹がにいと笑った。
「……ここ、だな」
 くりくりと、銃口が一点を刺激する。
 その気になれば叫び声をあげて助けを呼ぶ事も、手で打ち払う事も―それ
こそNEXTを使って対処する事だってできるだろうに、カリーナはきゅっと
口をつぐみ、刺激にただ耐えているだけだ。
 時折漏れる吐息が扇情的で―だから余計に、調子に乗ってしまう。
 きゅっと、一度強く押し込むようにそこを刺激してから、銃口を離した。
カリーナが大きく息をつく。やっと解放されたと安堵の表情を見せたが、
目の前の虎徹はブルーローズのリキッドガンの銃口に舌を這わせ、カリーナを
見下ろしている。
「もうちょっと遊ぼうぜ、なあ―」
 そう言って、再度フリージングリキッドガンでカリーナを刺激する。先程の
ように、ヒーロースーツの上から、その下にあるぷっくりとした豆をこね回し、
ずりゅずりゅとぬめり始めた割れ目を撫でさすり―
「やだ!それは―」
 その銃口がスーツの間に差し込まれた。

352:虎薔薇 3/5
13/06/09 14:02:20.95 UN6Uoe/R
 ふるふるとカリーナが怯えて首を横に振るが、虎徹の方は愉快そうに笑って
いるだけだ。ゆっくりと先端がスーツの下に差し込まれ、銃口が直にその割れ目
に触れた。
「こんなの―」
「俺のに比べりゃ可愛いもんだろ。こんなに細いんだぞ?」
 そういう問題ではない、そう言おうとしたところで、その先端がカリーナの
中へ差し入れられた。
「あ、っ―!」
 カリーナが身を折る。
 カリーナが知っている物に比べれば、確かにずっと細い。最初の侵入そのもの
は容易だった。カリーナが知っている物は、その体に覚えこまされたモノは、
もっと大きく、熱い。―こんな硬質な物ではない。でもどうしてこんな趣味の
悪い事をするのか。
 角度を変え、銃口部分で内壁を引っ掻くように刺激すると、怯える顔が快感に
染まり、体がびくりと震える。その様子に虎徹が肩を震わせて笑う。
「良かったじゃないか。これからも暇つぶしには事欠かなくてすみそうで」
「やだ、やだぁ……」
「そう言うなよ。他の男で暇つぶしされるよりは、一人遊びを覚えてもらった
方が、俺としては安心だけどな?」
 そう言ってカリーナを机から少し抱き起こすと、その背を支え、カリーナの
両手をリキッドガンの方へ導き逆手で握らせた。
「ほら、ちゃんと自分で持てって」
「何を―馬鹿な事、言わないで……」
「自分で、気持ちいいところ突いてみろよ。見ててやるから」
 その言葉にカリーナがためらう。刺激は与えられているものの、物足りないと
は感じていた。ごくりと唾を飲む。だが、目線を虎徹から下ろすと、自分の
両足の間に普段使っているフリージングリキッドガンがあるという、滑稽極まり
ない図がある。
 もっと動かせばさらに気持ちよくなれるかもしれない。でも、これを使って
そんな浅ましい事を行うなど―
「できない……」
 できるはずがない。
「恥ずかしがるなって。……ほら」
 虎徹がリキッドガンごとカリーナの手を掴み、カリーナの中へぐちぐちと
差し入れする。カリーナが甘い息を吐く。
「気持ちいいんだろ?もっと動かせよ」
 再度要求するが、カリーナは首を横に振るばかりだ。
「……まあ、いいか。欲しけりゃ俺のいないところでするもんな?」
「そんな事―」
「知らないとでも思ったか?」
 虎徹がカリーナを見て笑う。
「―っ!?」
「そりゃそうだよな。あんな気持ちいい事知っちまったらなあ?俺だって
四六時中そばにいてやれるわけじゃねえし。そばにいても、仕事だ何だって
いつでもできるわけじゃないし」
 その代わりかどうなのか、時間があるとこうやってカリーナと恋人同士の
時間を楽しむ事にしているらしいが。
「……」
 カリーナの方は、自分を慰めていたのが虎徹に知られていた事がショックな
ようで、真っ赤な顔で泣き出しそうだ。
「忘れられないぐらい、俺とするのがいいって事だろ?俺とできないと、思わず
手が伸びちまうほど。嬉しい話だねえ。教え込んだかいがあるってもんだ。」
「違……っ」
 否定するカリーナに唇を重ねる。随分と虎徹は興奮しているようで、息が
荒い。そのまま再び押し倒す。
 せっかくのメイクも何も、ぐちゃぐちゃだ。

353:虎薔薇 4/5
13/06/09 14:03:13.29 UN6Uoe/R
「―お前をそれだけ気持ちよくしてやれるのは、俺だけだからな?こんな
オモチャや、ましてや他の野郎なんかじゃないって事、よーく、覚えとけよ?」
 物足りないだろ?欲しいだろ?でも、我慢も覚えろ。その分次はすっげえ
気持ちよくしてやる。
 そう言いながら、激しくリキッドガンの出し入れが繰り返される。ぎゅうと
虎徹にカリーナが強く抱きついた。簡素な楽屋で、すぐ外の廊下は慌ただしく
行きかうスタッフの声や物音が間断ない。声が出せないのが辛そうだ。だが、
その耐える様が虎徹にとってはたまらない。なおも容赦ない動きになる。
「やっ、ムリ。無理よ、やめて―!ひゃあ!?」
「んー、これ以上は流石に無理か?」
「あ、う……」
 奥へ行き当ったのか、あるいは先端部分から銃身部分に差し掛かり太さが
増したためか、カリーナが苦痛の声を上げた。苦痛を与える事が目的ではない
ため、虎徹が銃を引き抜く。
「あんま無理してガバガバになっても俺が困るし、な?」
 そう言って、カリーナにキスをする。リキッドガンを机の上に置くと、指を
かわりに差し入れた。
「痛かったか?」
「い―痛かったけど、そういう問題じゃないでしょ!」
「どこが痛いんだよ。ん?」
 物を差し入れするだけの、直線的な動きとは違う快感が与えられた。
カリーナは一層甘い声を上げる。うやむやにされているとわかっていても、
与えられる快楽には勝てないようだ。
「ふゃあっ……!な、かぁ……もっと、奥……」
「どこだー?ここか?このへんか?」
 異物の抽挿では満足できていなかったようで、潤んだそこは、虎徹の指を
いつも以上に求めていた。指を増やしても、それでは足りぬと。
 わずかに指を折り、指の腹で内壁に触れるとカリーナがぶるりと身を
震わせた。
「全部……ぅ。もっと、一杯……、撫でてよ」
「―よし。だったら一番いいので撫でてやる」
 虎徹がカリーナから指を抜いた。あと少しで快楽の頂へたどり着けそう
だったのに。口には出せないが、カリーナが目で訴える。
「……タイガー……?」
「そんな顔見せられて我慢できるか。脱ぐ。ちょっと待ってろ」
 横着せずに最初からそうすればよかった。―趣向としては決して悪いもの
ではなかったが。
 だが。
「―だっ!畜生!」
 ヒーロースーツそのものの着脱については比較的初期の内に改善が図られた
が、アンダースーツは一時代前から制定されている統一規格を採用している。
規格内で最良の物になっているにしても、安全性最優先のため、着脱は犠牲に
なってしまっているようだ。焦ると余計に手間取って仕方がない。
「くっそ―ん?」
「ねえ、はやく……して……?」
 カリーナの手が伸ばされ、虎徹がアンダースーツを脱ぐ手助けをする。
「……しょうがねえ奴だなあ。どんだけ俺が欲しいんだよ」
「こ、言葉じゃ伝えきれないから、タイガーが自分で……確かめて?」
「じゃあ、そうさせてもらうか?お前も、どれだけ俺がお前を欲しがってるか
確かめてくれるか?」
 二人で笑うと、キスを交わす。どうにか虎徹の上半身があらわになり、さて
いよいよ―と二人の視線が絡んだ時だった。

354:虎薔薇 5/5
13/06/09 14:04:11.52 UN6Uoe/R
「ブルーローズさーん。準備できましたんでそろそろお願いしまーっす!」
 力任せなノックと元気の有り余った雑用係の声が響いた。
「何でだよ!?」
「馬鹿、しーっ!」
「アレ?ワイルドタイガーさんもそっちっスか?」
 どうしてそこに?という当然の疑問がその言葉に含まれていた。
「―打ち合わせだよ、打ち合わせ!」
「あ。流石プロは違いますね!んじゃま、お早目にお願いしますねー?」
 何かと忙しい雑用係は、それ以上疑問に思わず、むしろ呼びに行く手間が
省けたと喜んでいるようだった。
「……」
 テーブルの上では、半裸の二人が互いに目を見合わせていた。あんなにも
お互い昂ぶっていたというのに―
「……残念だったね?」
「ホントだよ」
 興がそがれた。
 どうしてくれよう、あのスタッフめ。そんな不満を隠そうともせず、ぶすっと
した顔で虎徹が答える。
「ちょっと。人前に出るんだからそんな顔しないでよね」
「どんな顔してるっていうんだよ。俺はいつも通りだ!」
 虎徹を諌めるように、カリーナがムッとした顔で虎徹を見る。
「だってよお!?」
 泣きたい。
 仕事場で、待ち時間の合間にこんな事をしようという事がそもそも間違って
いるという事実を棚に上げ、虎徹がカリーナに縋り付く。
「……あのね」
 カリーナが虎徹にぐっと顔を寄せた。最後にもう一回キスか!?と、虎徹は
鼻息を荒くしたが、そうではなく、耳元に顔を寄せただけだった。ハイハイ、
いかがなさいましたかお嬢様、などと少しばかりがっかりして耳を澄ませた。
「―今日ね?私、この仕事が終わったらもう予定ないんだけど?」
「―!」
 虎徹がばっとカリーナを見つめる。
「だから……ね?」
 ヒーローTVではけしてみる事のできない、頬を染め、恥じらう
ブルーローズがそこにいた。色気も何割か増しで。
「嘘つけ、あるだろ、予定」
「う、嘘じゃないわよ!ないのっ!だから―だから、その……」
 次の一言がなかなか言えないカリーナへ、虎徹が頬にキスをした。それから
にっと笑いながら答える。
「あるんだよ。―俺に抱かれる予定が。朝までみっちり、な?」


「いやー!さっすがプロっスよねー。仕事が早いのなんのって」
 雑用係はそう言って頷いた。
 この手の仕事はワイルドタイガーは乗り気でないうえ苦手にしているから
時間がかかるというもっぱらの前評判だったが、予定時間の半分で終了して
しまった。おかげでこうして日も沈みきらぬうちから美味いビールにあり
つける。万々歳だと、仕事仲間とジョッキを打ち鳴らした。
 ……長いだけでなく、激しい夜を早々に迎えた者達は他にもいたのだが
―あえて語る必要もないだろう。

355:名無しさん@ピンキー
13/06/09 14:07:01.13 UN6Uoe/R
世間様では 家族で微笑ましい日曜の昼下がりを迎えているだろうに…
まあ好きだからいいけどね!
以上です!

356:名無しさん@ピンキー
13/06/09 15:49:58.03 f1iMGQqY
>>355
日曜の真昼間っからえろえろしたのもおつなもんさ
おいしくいただきました
GJ!

357:名無しさん@ピンキー
13/06/09 17:31:03.80 6rFtbLGe
>>355
ごちそうさまでした
激しい夜の話はまだですか?w

358:名無しさん@ピンキー
13/06/10 01:00:25.70 PyLKIojk
>>355
GJです!ええもん読ませてもらいましたー!

359:名無しさん@ピンキー
13/06/10 10:08:30.02 nCGbIrPN
乙です!
週の初めから滾った!

360:355
13/06/11 18:04:34.46 NiSgjlNF
ありがとうございます!
もっとみんな 欲望を吐き出せばいいと思うよ!

361:名無しさん@ピンキー
13/06/13 03:11:59.87 ZlCzYZfI
兎薔薇ってあんまないんだな、かなしい…

362:355
13/06/13 18:37:26.73 PECtXDRp
>>361
短いのでもいいから書いてみたらどうだろうか
我も我もと続きがくるかもしれないし

363:名無しさん@ピンキー
13/06/13 19:19:22.18 pkAJ9N+3
保管庫に1個あるね>兎薔薇

文章に出来なくても小ネタ的なものでも職人さんの琴線に触れれば
投下されるかもしれないぞ

と、牛龍小ネタを投下したら予想外に牛龍増えて嬉しかった俺が言ってみる
まぁ、偶然かもしれないけどね

364:名無しさん@ピンキー
13/06/14 17:59:31.64 mem/lXLF
確かに絡み方が想像つかない組み合わせは書きにくいかもしれん
そういえばバーナビー自体、なぜかエロにあまり出番ない気がする
前に見た兎龍とか良かったのに

かくいう俺は牛アニが好きだが、アニエスさんはベッドの中でどんな風なんだろうな
見たまんまの女王様タイプでもいいんだが、カリーナと姉妹設定だったと知ってから
意外と夜は可愛くなっちゃうのもぐっとくるなと思い始めた

365:名無しさん@ピンキー
13/06/14 18:58:02.64 /pxsf/y1
兎薔薇も好きなんだけどな、絡ませようとするとどうしても
薔薇が振られる→兎が慰める
という前提でしか考えられなくてなぁ、なかなかむづかしいんだよな
いろいろな設定をガッツリ無視してしまえばいいんだろうけど
なかなかそうも行かないw

366:名無しさん@ピンキー
13/06/14 19:19:04.31 8hBet/Ig
>>365
仕事関連で虎徹のグチ→意気投合でいいだろ?

367:名無しさん@ピンキー
13/06/14 23:37:57.20 mem/lXLF
好きな人はいるけど流されてやっちゃうパターンか。ビッチ感のあるカリーナもアリかもしれん
ビッチ系カリーナなら虎・薔薇・兎で3Pとかもいいな。二人がかりであれこれされるカリーナが見たい
アニエスさんは兎アニも一瞬だけフラグ立ってたなあ
虎アニ牛アニともまた違う大人な雰囲気になりそうなんだが、いざ書くとなると難しいな…

368:名無しさん@ピンキー
13/06/15 01:37:48.96 6dL/dipB
兎薔薇自体は好きだけど、自分の基本的な兎薔薇妄想は
このスレ向きの方向じゃなくてだな…

虎アニは大人な関係で愛がない躯だけってのもいいと思うが
虎が牛の気持ち知らない方向でないと牛が不憫というより虎ひでぇになるなw
牛アニだとやっぱ牛不憫に走りたくなる
期待させといて肩透かしとか、エロ成分は牛の妄想オチとかw
兎アニならDT兎か意外に可愛いアニエスが見たいなーと思う
三姉妹の話のお姫様抱っこでたったフラグが一瞬で折れた兎は
かなりDT臭かったと思うんだよな
焦るあまりブラウスのボタン飛ばしてアニエスに怒られるといいよ

369:名無しさん@ピンキー
13/06/15 01:47:25.05 0R+s3n60
根強い兎DT説…
DT疑惑三人衆はやっぱなんか残念イケメンの臭いがするんだよなあ

兎→処女厨とマザコンも多少こじらせてる気がする
折紙→AVを教材にしすぎて初体験でやらかすタイプ
空→一生目覚めないかロストエンジェル後に大魔王化しそう

勝手な想像なので異論は受け入れる

370:名無しさん@ピンキー
13/06/20 11:47:45.94 bRbd7Olh
というか男性陣はみんな残念イケメ…ゲフンゲフン!
空さんは本編でシスに手を触れようとすることすら難航してDT説濃厚になったし
先輩はファーストキスがまだだとというのをゴシップスで書かれちゃってるのでほぼ確定

そしてCOHを聴いたせいで折龍再燃したんだがどうしてくれる

371:名無しさん@ピンキー
13/06/20 19:31:13.62 +oD7WaZZ
さあ!遠慮なくその妄想を垂れ流してくれたまえ!

372:名無しさん@ピンキー
13/06/21 01:58:38.39 YBrZTO1J
兎薔薇は10年後に期待
兎36歳 薔薇28歳
かたや異性への興味や積極性が希薄、かたや片思いが成就する日は来ないと悟り
お互いもう若すぎる歳でもないと自覚したころ
今さら新しい出会いを探すよりいいところも悪いところも知り尽くした相手が気楽に感じて
なんとなく交際をはじめてみる
恋人関係になってみると相手の意外な面(主にベッド)で驚いたり
魅力を発見して好意が深まっていく・・・ただのラブストーリーだなこれ

兎&薔薇&龍の3Pも気になる
薔薇と龍が性欲発散のために兎を呼び出し兎がしぶしぶ相手をするとか
積極的な薔薇と龍のプレイをひたすら楽しみたい

373:名無しさん@ピンキー
13/06/22 01:21:04.72 uww/Na2k
兎薔薇自体は好きなんだけど自分の発想だとこのスレ向きじゃなく
少女マンガとかハーレクインっぽい感じになっちゃうんだよなー
エロパロ的に上手く妄想できるなら是非トライして欲しい!


年始に妄想して上手くまとめられないままウダウダといじってたけど
長期間捏ねくりまわしてたら自分でもよくわからなくなってきたんで
お焚き上げ投下

【使用レス数】4予定
【カップリング】ジェイク×クリーム
【特殊嗜好等】
ことさら特殊ってこともないと思うけど
ジェイクの性癖は捏造しまくってる
【その他】
誘拐されてから5年後(クリーム20代前半)くらいの過去捏造
ハッピーエンドではない
なんか文章が回りくどい

374:1/4
13/06/22 01:22:33.31 uww/Na2k
 部屋の照明を落とすことなく、皓々と明るい中でセックスするのがジェイクの好みだ。
雰囲気だとかしゃらくせぇことを言うヤツもいるが、組み敷く女が快感に身をよじり、悶える様を隈なく見届けることができる方がイイに決まっていると思っている。
トロトロにとろけきった膣から愛液を垂れ流す様子も、ジェイクをくわえ込んでいるところもはっきり見える。
そういうのがイイと。
「あっ、んぁあっ…ジェイク様、ジェイクさまぁっ!」
「んー? どうだぁクリーム? 気持ちイイかぁ?」
 そう言いながら、女のナカのうごめきを楽しんでいたモノを、ゆっくりと、掻き回すように動かしてやる。
「んんっヤぁッ、ジェイク様ぁ奥っ、もっと奥まで…くださっ、いま、っせ、ぁあっ、ん、早く、はや、くぅっ」
 クリームはひくひくと身を震わせながら、半ばで留まっていたジェイクを絡めとって、奥へ奥へと誘った。
そして、感じていることを隠すことのない素直な声で我慢ができないと先をねだり、ジェイクの躯を更に引き寄せるため、腰に絡めていた脚に力を込める。
 蛍光灯の白い光の下、自らのイイところに当たるよう腰を揺らめかせ、快楽を貪欲なまでに求める様をクリームは素直にさらした。
その艶めかしく淫らな姿をジェイクは存分に楽しむ。
「そうかそうか、そんなに欲しいのか。やぁらしい躯になったなぁ? クリーム?」
 クリームが欲しいと哀願するモノをゆるゆると進めては戻し、戻しては進めて、更に焦らす。
一番イイところには届かないように、だが刺激は伝わるように、慎重に。
「あっああっジェイク様っが、私をこン、なっ風にぃィィ」
「んー? そうだな、俺がお前を女にしたんだ。キスもしたことのなかったお前に、俺が全部教えてやった…女の悦びってヤツを、なっ」
「ひゃぁぁぁアぁん」
 散々焦らされ、ようやく与えられた悦びに、クリームは嬌声をほとばしらせた。

375:2/4
13/06/22 01:25:26.24 uww/Na2k
 ジェイクがクリームを誘拐してからおよそ五年。
二十歳を超えたあたりから漸く小娘臭さが抜け、女として成熟しつつある躯が自分を欲しがる様を見ることをジェイクは好んだ。
 ジェイクは世慣れた、成熟した女が好きだ。快楽を知っている女は話が早い。
慣れていない女はイロイロと面倒が多い。
デートをするのが当たり前で、ムードを作るのは当然だと思っているカタギの女はなおさらだ。
ましてや処女ともなれば、どれだけ面倒臭いことになるか想像するのも億劫だった。
 だから、元々はカタギの女子高生で、明らかに処女だったクリームに手を出すのも、最初は面倒だと思っていたし、実際、面倒ではあった。
服の上から躯をまさぐっていた時はそうでもなかったが、下着を脱がそうとすると身をすくませる。
開かせるため脚に手をかければ、反射的に力を入れ抵抗する。
それまでしたことがないくらい気を使い、時間をかけてほぐしてやったというのに泣いて痛がる。
そのくせ、しがみついてジェイクを離そうとしない。
僅かに抵抗し、すぐに力を抜くクリームの反応を面倒だと思いながら、別の部分でその初々しさを喜ぶ自分がいた。
初めてクリトリスを舐めた時も、膣に舌を入れてやった時も、バックから抱いた時も、クリームは一瞬身をすくませ、次の瞬間には力を抜いた。
面倒臭くて、面倒臭くて、可愛かった。
 東洋系のクリームはジェイクには実年齢より幼く見えたから、こどもを抱いて喜ぶペド野郎になった気がして、変態になっちまったのかと思いもした。
だが、何も知らなかった躯が自分の手順を覚え、先を期待するようになったのに、それまでに感じたことのない充足を覚えた。
若い硬さがあった躯が徐々に女らしさを増していき、すっかり自分好みの反応を返すようになった頃、ようやくペドフェリアになったわけでなくクリームに惚れたんだと納得した。
街で春を販ぐ女に掌におさまりきらなさそうなデカイ胸を押し付けられても、ちっともソノ気にならなかったのは、こどもみたいな薄い胸や尻が好きな変態野郎になったわけじゃなく、クリームに惚れたからだったのだと。
 そう気がついてからは、逆に他の女を抱いて帰りクリームを妬かせる遊びをした。
他の女の臭いに気が付いたクリームはショックを受けていたが、元々クリームに手を出す前は日常茶飯事のことだったからだろう、すぐに気を取り直してジェイクを誘惑しだした。
それまではジェイクのすることを受けとるだけだったのが、自らセックスに誘うようになり、すすんでフェラチオを覚えた。
 セックスに積極的な女は嫌いではない。
まして、ジェイクだけを欲しがる、ジェイクしかくわえ込んだことのない女なら尚更だった。
 そんな女がもっとも自分好みの年代に入りつつあるのだから、多少のめり込むのも仕方ないというものだ。

「ふっ  んん、ぁ ンっ」
 びくびくと揺れるクリームの躯は、寒さに震えているようにも見えた。
だが、薄紅染まった肌と蕩けた表情、なにより快楽をにじませた甘い声がそうではないことを告げている。
「何だぁ? ひょっとしてもうイっちまったのかぁ? まだ奥まで入れただけだぞ?」
「ぁ、じぇいくさまぁ…きもち、い……」
 小刻みに揺れる躯とは別の、うねるような中のうごめきに危うく持っていかれそうになるのを耐え、つい余裕のあるふりをするのはくだらない男の矜持だ。
もし、今、ジェイクがクリームと共に果てていたなら、クリームが喜んだだろうことをジェイクは知っている。
クリームはジェイクが自分で気持ちよくなるのが嬉しいのだ。
 それは初めての時から変わらない。

376:3/4
13/06/22 01:29:08.63 uww/Na2k
「おら、脚外せ。一回だけで満足とか言わねえだろうな」
「あ、ぁあ んゃ、抜けちゃう抜けちゃう」
 繋がったままゆっくりと体制を変えると、中を刺激されたクリームが切なげな声をあげる。
「嫌、いや…ぁ、ジェイク様、抜かないで、お願いですから抜かないでぇ」
「抜かねぇよ。抜かねぇから。つか、抜かなくてすむように協力しろって、ほら」
 ジェイクは繋がったままでいたいとぐずるクリームを宥めながら、向かい合わせの体位をひっくり返し、四つに這わせ、後ろから覆いかぶさった。
そのまま胸をわしづみ、いまだイった余韻に震える躯の動きに合わせるよう、やわやわと揉んでやる。
「ああ…はぁ…ん」
 気持ちよさ気な声に気をよくしたジェイクは、乳房を揉みしだく動きを続けながら、赤く充血し、ツンと立ち上がった乳首を無視し、乳輪のふちをつまんでグニグニとこねた。
その途端、クリームはもどかしげな、しかし甘ったるい声を上げ、ナカを引き絞る。
「あっ、ぁあっ、じぇいくさまぁ…じぇいくさまぁ……」
 そして、全身を上気させ、快楽に蕩けた顔をさらし、感じるままに腰を揺らした。
「…んぁ、ふっ…ぅ…ぁ……あぁアあんイイ! イイぃぃィっ…」
 直接触らずに焦らしていた乳首をキュッとつまみ刺激を与えると、クリームは涙をこぼして感じ入りながら、更なる快楽を欲する。
「あっあっジェイク様、もっと、もっとぉ…」
「もっと? もっとどうして欲しいんだ?クリーム?」
「ナカいっぱいいっぱい突いてくださいませジェイク様のでいっぱいいっぱい突いてぇ」
「突くだけでいいのかあ」
「あ、や、噛んでなめて吸って、もっと乳首ぐにぐにってして、ナカいっぱい擦って、奥グリグリってしてぇぇえ」
「こうかぁ? どうだぁクリーム?」
「ヒャぁぁあァ あぁ あっアアアあン」
「気持ちイイかあ?」
「イイッイイですわぁジェイクさまあじぇいくさまぁぁ ぁっ」
「俺も気持ちイイぞぉクリーム」
「あっ嬉しいうれしいじぇいくさまなかほしいじぇいくさまのほしい」
「やっ てるだろ」
「あちがっじぇいくさまのじぇいくさまの」
「ザーメンが欲しいのか? 俺の?」
「んっほしぃ」
「そうかあたっぷり注いでやるっからな」
「ひゃっあっああ」
 バックから突いていたのをグルリと回転させ、体位を入れ替える刺激に声をあがる。
脚を大きく割り開き、膝を肩に抱えあげるように持ち上げると、浮いたクリームの腰の下に枕を入れて固定した。
「いくぞクリーム」
「あっあっぁあんっふぁぁあぁアァっひゃっんぅっやっはぁあアァァアあっ」
 浅く深く突き入れ、クリームを鳴かせ追い詰める行為は、同時にジェイク自身が追い詰められる行為でもある。
何度も何度もクリームの中を穿ち、知りつくしたナカを味わう。
悦びにむせび泣きながらクリームが腕を伸ばし、キスをねだるのに応じて唇を合わせ、舌を絡め、互いの唾液で顔をぐしゃぐしゃにしながら更に深いキスを求めあった。
「くぅっ」
「ふぁぁぁアァぁぁあ あ あンぁぁあぅ」
 中に注ぎ込みながら、これは俺の女だと強く思った。
いやらしいことはすべてジェイクが教えた、どうしてやれば気持ちヨくなるか、どうして欲しがっているのかなんてNEXT能力を使わなくたって全部わかる、ジェイクだけの女だと。

377:4/4
13/06/22 01:32:53.14 uww/Na2k
「あ、いっぱいじぇいくさまのいっぱい」
快楽と幸福に蕩けた顔でクリームが呟く。
「いっぱいうれし、いっぱい」
 シーツをつかんでいた手を外して腹に当て、うっとりと撫でさすった。
「ここにじぇいくさまのが…」
 ジェイクを身のうちに迎えたまま、腹の上で何度も何度も手を往復させ、ジェイクの放ったものを愛おしむクリームの姿に、直接握られた時より、フェラチオされている時よりキて一度力を失ったモノが勢いを取り戻す。
「あ…じぇいくさま……」
「なあクリーム」
 いまだうねりのおさまらぬ膣壁が己の高ぶりに応え、きゅうきゅうと締め付けるのも、切なげな期待の声をこぼしたクリーム自身もジェイクは無視した。
「ふぁい、じぇいくさま」
「お前、しばらくピル飲むのやめろ」
「……え? でも、ジェイクさまは」
 驚きに目を開きクリームが尋ねかけるのを引き取って、ジェイクは続けた。
「おう、俺ぁガキは嫌いだぜ。だがよ、クリーム? 俺達はNEXTの国を作るんだぜ?」
「はい、ジェイクさま。ジェイクさまのおさめるりそうの国をつくりましょう、私たち、ふたりで」
「おうよ。つまり俺がキングで、お前はクイーンってわけだ。わかるか? クリーム?」
「ジェイクさま…」
 うっとりと自分を見上げるクリームが、ジェイクは可愛くてたまらなかった。
面倒臭いことも、クリームと二人でなら悪くない。
心底そう思えるくらい、クリームが可愛いくてしかたなかった。
「国には跡継ぎが必要だからな。ガキはうるせぇし、世話とか考えるだけで厭んなるし、ホント嫌いなんだけどよ。ま、お前との子なら一人や二人作っとくのも悪くねえか、ってな」
「嬉しい! 嬉しいですわ、ジェイク様!」
 無理やり躯を起こしてジェイクの首にしがみつき、それまで快楽の余韻にどこか茫乎としていたのが嘘のように、はっきりとした口調でクリームは歓喜した。
そして、その喜びのままにきゅうきゅうとナカを締め付けジェイクを煽る。
「こらこらクリーム、今イッたばかりだろうが」
「ぁんっ、だってジェイク様が嬉しいことをおっしゃるから…私、我慢できませんわ…」
 そう言って体制を入れ替え、ジェイクの上に乗り上げるとクリームはゆるゆると腰を使いだす。
「ジェイク様…んっ、お願い、ですから、もう、いちど、ふぁっ…」
「ちっ、まったくよぉ、すっかり淫乱になっちまって…」
「あっあっい、んらんな女、は、お嫌い、です、か」
「嫌いなわけねぇだろ。ああっ? おめぇ、こんなことしやがって…覚悟しとけよ。明日は昼まで起きあがれねえようにしてやっかんな」
「あ…うれしい、ジェイクさま、うれ、し、いっぱい、いっぱい、してくださいませ。いっぱい、いっぱい」
「くそったれがッ」
「ひゃっあぁぁあんっ」
 ジェイクは腰をつかみ、三度目の絶頂をクリームに与えるため、ガツガツと突き上げた。
クリームも腰をくねらせ、それに応える。
「あっああっ じぇいく さま もっと もっ と あぁっ ひっぁあん」



 その後、白々と夜が明ける頃まで幾度もせめたてられたクリームは、ジェイクの宣言通り昼まで起き上がることができなかった。
だから、ジェイクは一人で出かけた。
本当なら、その日は二人で行動する予定だったのだが、起き上がれないクリームを残し、一人で。



 ―そして



 その日、ジェイクはレジェンドによって確保された。

378:名無しさん@ピンキー
13/06/22 01:35:58.27 uww/Na2k
ごめんねごめんねハッピーじゃなくてホントごめんねー
これしか引きが思いつかなかったんだよ…
とりあえず、手持ちをすっきりさせて次いきたくてさ
次はらぶらぶなのが書きたい

379:名無しさん@ピンキー
13/06/22 01:53:48.18 EWQ6uGFa
>>378
おおおおおお…ちょ、最後…;;
でも、クリームちゃんめっちゃかわええ…、いい女だ…
GJだ!!!!

380:名無しさん@ピンキー
13/06/22 02:19:23.10 fykYhFbk
>>378

うおう切ない(つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こなれた熟した良いエロをありがとうですよ~

381:名無しさん@ピンキー
13/06/25 00:28:22.27 bO4AkA51
読んでくれてありがとう!
次はちゃんとハッピーなのを!書きたい!!

382:名無しさん@ピンキー
13/06/25 00:52:40.53 ByjbS5kJ
バッドエンドの切ないのも良かったよ
クリームえろくて良いよー
少女マンガな兎薔薇も待ってる!

383:名無しさん@ピンキー
13/06/25 21:33:47.90 06vCG0Az
>>378
GJ!!
最後クリームちゃんの嗚咽が聞こえてきそうだ;;;;
少女マンガ兎薔薇同じく期待!

384:名無しさん@ピンキー
13/06/25 21:34:30.65 06vCG0Az
あげてすまん・・・・

385:名無しさん@ピンキー
13/06/30 01:35:37.28 pFnckLWl
本日の妄想

もしイワンとパオリンが結婚したらパオリンちゃんは
パオリン・カレリンになるのか
ちょっと語呂悪いな
あ、中華系は夫婦別姓だからホァン・パオリンのままか?
いや、そういやロシアも別姓だったっけ?
と思ってググったら、そういやロシア系は男女で姓が違ったな
パオリン・カレリナになるのか?父姓はホァンブナでいいのか?
パオリン・ホァンブナ・カレリナか?
ま、イワンにしろユーリにしろ父姓名のってないし
シュテルンビルトではどういう扱いになってるのか不明だけどな!


因みにロシアも夫婦別姓でもOKでした

386:名無しさん@ピンキー
13/06/30 23:58:43.39 B3TDGKUJ
語呂はむしろいいと言うか激しくトミノ式になりますな。>パオリン・カレリン

387:名無しさん@ピンキー
13/07/04 23:56:44.03 jD8iPK+x
妄想してる時、ベッドん中で名前を呼ばせるかどうかで悩む
出来上がってそれなりの時間経ってるんなら名前呼びが自然じゃね?
でも本編ではヒーローたちは基本的にヒーロー名で呼びあってたから
どう呼ぶかわかんないしな
虎友で結婚してるならあなた呼びでいい気もするが
あなた呼びって一般的にはどうなんだろう?
夫婦っぽくて萌えないとかあるかな?

ま、頭ん中で考えてるだけだから自分の好きなように呼ばせりゃいいんだけどさ

388:名無しさん@ピンキー
13/07/06 02:20:36.63 2/4Y9/9O
女の子のほうから「ちゃんと、名前で呼んで…」とか
男のほうから「名前で呼べよ」といわれて照れながら名前を呼ぶとか
いろいろ美味しいな

389:名無しさん@ピンキー
13/07/08 09:07:46.14 XAFjsdJk
>>387
虎友がお前とあなた呼びしてても自分は普通にいけるけど
そういえば学生時代や結婚後の虎友意外にないから読んでみたいのう

390:名無しさん@ピンキー
13/07/16 15:04:05.88 k9N11Utj
シスに会いたい

初めて彼女を見たとき隣にいた友人がマリアのようだと言った

聖母マリア
その無機質な瞳の奥底に宿るは純然たる慈愛か…!
友人の言葉の深さに胸が熱くなった

…まあどうと言うことはないGS美神のマリアだったんだが

それでも構わなかった

私は彼女に一言伝えたい

シスタンペロペロ(^ω^)

391:名無しさん@ピンキー
13/07/19 19:35:17.85 8QlKA6o3
映画特報見たー
今までヒーローだから無理矢理とかはあんま…って思ってたけど
新キャラのライアンなら俺様脳筋っぽくてブルロを強引に…とか
いけそうな気がした
あれでバーナビーよか年下らしいけど折紙よりは上だよな?

392:名無しさん@ピンキー
13/07/19 23:26:15.12 qFZY2eII
ライアンを見てたら、TV放送が始まる前にキースは俺様キャラでみんなを見下してて
ブロンド美人を毎日とっかえ引返してそうだと、勝手に思ってたことを思い出した。

393:名無しさん@ピンキー
13/07/20 11:29:21.24 2PplYeeE
女に手の早いキャラだとおもしろいなー、ライアン。
今までのヒーローにいないタイプになるね。

394:名無しさん@ピンキー
13/07/21 23:33:53.94 Xrz8az61
ライオン君、パオリンちゃんと絡ませても面白いと思うんだ>肉食獣同士

規制解除記念に誰得投下いきます
【使用レス数】5
【カップリング】キース×シス
【特殊嗜好等】機械姦とかオナホ?空気嫁的な
【その他】鬱エンド。好き嫌いが分かれると思うので苦手な方はご注意ください

395:1/5
13/07/21 23:35:45.83 Xrz8az61
「きみは…」
顔を見ての、しばしの沈黙。
「やあ…元気だったかい」
「ええ」
どこかでこのひとを見たような気がする。復旧データが残っているのだろうか。
「…こうえん」
ふいに口をついて出た言葉にも覚えはない。
「もうあのベンチには行かないのかい」
「わからない」
ベンチという言葉を耳にした途端に、無性にそこにいかなければいけないような気になった。
からだをすり抜けて公園へと向かおうとしたシスの肩を、相手は軽く止めた。
「待ちたまえ。もう夜も遅い。ご家族が心配するんじゃないか」
「わたしはひとり。かぞくは、いない」
一瞬、相手が怯んだ。
「かえるところは、ない」
質問には答えた。もう引き止められる義務はない。
「さようなら」
肩を掴む手に力がこもった。

「ジョン」と呼ばれているから、【イヌ】ではなく【ジョン】という個体なのだろうとシスは思った。
「慣れないひとが来たから、警戒してるのかもしれないね」
ひとではないのに。だから、ジョンの判断は正しい。
「すまない、まだ名前を言っていなかったね。私はキース。キース・グッドマン」
「はい」
「この子はジョン」
「こんばんは」
ジョンはまだうなり続けている。
「きみの名前を教えてくれないか」
一瞬、全身が動かなかった。
「…シス」
伝達機能に故障が起きたのだろうか。今のタイムラグはなんだったのか。
「そうか。シス君。会えてよかった。私はずっときみにお礼が言いたかったんだよ」
「なぜ」
「きみが私に勇気をくれたからさ。再び立ち上がる勇気を」
「わからない」
もっとほかに返せる言葉があるような気がしたが、それを探り当てるだけの感覚が欠落していた。
否、そもそもそんなものはプログラミングされていない。
目の前が暗い、と認識した時には重みのある体が周囲を覆っていることに気づく。
「ありがとう」
一段階音量を落としてその言葉はリフレインされた。
「そして…ありがとう」
自身を貫く配線が、焼けこげたように感じた。ほんの一秒にも満たなかったが。
唐突にからだが解放された。どうやら戸惑っているようだ。
「あっ、いやその…すまない」
彼も言葉が見つからないのだろうか。
「いいえ」
沈黙が流れる。目の前の相手の感情を、シスは読み取ることができない。
結局そのあと就寝を勧められ、ソファに残ることを選択した。
空が青から赤にグラデーションをつくっている。見上げるシスは思いを馳せる。
『空にすら、表情はあるのに』
それが自然と不自然の分かれ目なのだ、と考えた。決して得られないものなのだと。

396:2/5
13/07/21 23:38:07.23 Xrz8az61
キースが「お仕事」に出かけているあいだ、シスは疑問を解き明かすことに腐心した。
『わたしが拾われた理由はなに・あのひとの目的はなに』
現段階の彼女には絶対に導きだせない答えを。
訪ねてみた図書館ではなく、帰りに興味から寄ってみたコンビニの雑誌に、その答えとおぼしきものと方法は見つかった。

「ただいま。そしてただいま」
「おかえりなさい」
帰ってきたキースはどこか落ち着きがない様子でシスに向かってきた。
「受け取ってくれないだろうか」
何事かと視線を上に移す。赤と白の薔薇が今が盛りとばかりに咲き誇っていた。
「…なぜ」
「ずっと渡しそびれていたから」
「…きれ、い。ありがとう」
嘘をついた。言葉がひきつれる。
花を美しいと感じること。贈られた気持ちを嬉しいと感じること。そんな機能はついていない。
ただ、『解析不能』の文字のもと否定の返事をすることを拒否していた。
「嬉しい。嬉しいよ、とても」
『このひとはなんて感情を謳歌しているのだろう』
【嫉妬】にも【悲しみ】にもシスはたどり着けずにいた。
足元に金色の毛玉が転がりこんできた。尻尾を大振りに揺らしている。
「食事にしようか。ジョンもおなかが空いているみたいだ」
「おふろにしますかごはんにしますか、のごはんの方ですね」
この台詞は、複数の本に共通していた。きっと帰ってきたひとに必ず言う言葉なのだろう。


「はいってもいいですか」
スタンドライトのみが点いたほの暗い空間に、ふたつの影が踊る。
「眠れないのかい」
「なぜわたしを追い出さないのですか」
「なぜ追い出さなければいけないんだい」
「ひとでは、ないから」
食事ができない、と伝えた際、証拠として腕をはずして見せた。
それを見た瞬間に大きく見開かれた目は、どこかで見たことがある色をしていた。どこで見たのかをどうしても思い出せない。
それは理由にならない、と告げるとキースはまっすぐにシスを見据える。
「きみが何者かなんてどうでもいい。だれかを大切に思うのに理由なんていらないだろう」
そういうものなのだろうか。わからない。ただ、その心に報いたいと思ったのは確かだ。
「ミスター・グッドマン」
キースが悲しみとも驚きともつかない表情を浮かべた。
「あなたにふれても、いいでしょうか」
言葉が波紋のように、空間に消えてゆく。
「キース、と」
呼んでくれないだろうか。と答えて、腕がためらいがちに解かれた。
肌。筋肉。その下の骨、血管。
「キース、キース…」
自らに覚え込ませようとするようにシスはつぶやく。
『おそらく』温かいのだろう。がっしりとしているのだろう。張りがあり溌剌としているのだろう。
シスには何一つ実感がない。
足元に赤いワンピースが踞る頃、シリコンでコーディングされたシスのからだがあらわになる。
光沢はないものの曲線が見事な肢体。不自然なほどに形のいい胸。たるみ・ゆるみのないからだ。
つくりものでなければあり得ない、大多数の男性の好みに基づく緻密な設計の賜物である。
背に添った腕がわずかにすべりだした。目的が果たせる、とシスは安堵した。

397:3/5
13/07/21 23:40:38.91 Xrz8az61
ひざまずいて性器を咥えようとした時、キースは静止した。
「待ってくれ。そんなことはさせられないよ」
「なぜ」
「なぜって…」
赤面しつつ答えを返せないキースは俯いてしまった。
経験値に乏しいゆえに、イレギュラー行為への免疫などできていないのである。
「べん強、しました。みしらぬおんなを家にいれるのは、セックスがもく的だと。わたしにはセクサロイド機能がついている。なんのし障もないはずです」
「セクサロイド…」
なにが悲しくて表情を曇らせるのだろう。シスにはわからない。
ただ、突き放されないということは拒絶の意はないのだ。そう判断した。
「うっ…」
切なげな響き。理性と欲がせめぎあっている証拠。
口を大きく開けなければならなかった。すべて口腔に納めようと思えば喉がふさがってしまう。
「いけない…いけないよ」
血管に添って緩急をつけて舌を這わせていく。根元へ。もっと先へ。
「おぅ…っ、…っ…ぅ」
眉間に深く皺が刻まれる。血流が速くなっているのがわかった。
苦しいのだろうか。もしかしたら、命にかかわるものかもしれない。シスは動きを止める。
「くるしいですか。やめますか」
目の前の男を生殺しに、まな板の上の鯉にしていることにシスは気づかない。
涙のにじむ碧眼を伏せ、絞りだすようにキースはつぶやいた。
「…やめないでくれ」
後頭部を包む掌が力んでいる。キースの中で葛藤がいまだに続いていることを如実にあらわしていた。
裏筋に歯が触れる。舌を誘導役にしてそのまま先端を目指す。
ひときわ大きな鼓動を感知した。体内に液体が入ることはそのまま故障を意味する。
シスがとっさに口を離した瞬間と、爆ぜる瞬間はコンマ一秒の差だった。

「~~っ、ゔ、あぁ」
勢い良くはねた飛沫は思い切り顔面にかかった。
ゆっくりと瞬きをすると上睫毛と下睫毛が粘着質な糸をひく。
量の関係だろうか。胸からみぞおちにかけてとろりとろりと液体は滑り落ちていく。
一方のキースは動けないでいる。現段階で状況を処理しきれていないゆえに。
正直なところ、すべての欲が吹き飛んだ訳ではない。
しかし、シスの言い分とそれまでの経緯を考慮するとこの先を続けることへの抵抗が拭いきれなかったのだ。
ベッドを見やってシスは告げる。
「おわりにしますか。つづけますか」
なんの抑揚もつかない声。
回復の兆しが確認できた際、キースは自分の健康体を呪っただろう。
「待ってくれ」
前身を起こす。荒い息をなるべく整え、キースは二の句を繋いだ。
「君を弄ぶようなことはしたくない」
「わからない」
その概念が、だ。
アンドロイド、ひいてはセクサロイドが相手の望む行為を拒否したり使役する人間によって態度や反応を変えてはそもそもの定義付けすらできなくなる。
「わたしは、やくにたちませんか」
わずかな距離は保たれたままだ。
「わたしでは、いけませんか」

シスの瞳は揺るがない。

398:4/5
13/07/21 23:43:59.98 Xrz8az61
「据え膳食わぬは男の恥」ということわざがある。
間違った意味のほうが広がってしまったが、本来は正面切って抱いてくれと懇願する女を突き放さない侠気を指すものである。
「つらかったら言ってくれていい」
痛覚などないのだ。代わりに快感もない。
局部構造はオナホールと呼ばれるものと同一である。実験段階の際、色々なものを出し入れされた記録がある。
すべては無機物だったはずだ。有機物を収めるのは、初めてのはずだ。
背中に手が添えられたままだった。元々戦闘用のボディを片腕で支えるのはかなりの負担になるはずなのだが。
「大丈夫」
乱暴に扱われても。気を遣われなくても。
本来の使用用途を考えればそういった扱いが妥当なのだ。二重の意味で。
礼の意味を込めて髪の毛を撫でた。シスにとって力は込めるよりも抜くほうがはるかに加減が難しい。
ぎし、とスプリングがきしむ。
入ってくる。ゆっくりと押し進むように。
「入る」としか形容できない。「感知」はできても「感じる」ことはできない。
「あ…」
これはパーツの摩擦音だ。そうでなければ説明がつかない。
「…やっぱり、」
「大丈夫」
背に手をまわした。筋肉の盛り上がりをなぞると表情がわずかに崩れた。
「くすぐったいよ、とても」
奥に、くる。熱の位置の変化で律動を知る。
喋る余裕などないのかもしれない。息をする音だけが確認できる。
「あ・ああ」
これは風が吹き抜ける音だ。空虚なからだを鳴らしていく音だ。
なぜ、触れられたところから動かなくなる。なぜ調教が済んだ部品が狂っていく。
「な・ぜ」
己の予測の及ばなかったことが起こり、シスは混乱していた。
息づかいが激しさを増す。言葉ともうめきともつかないものが溢れてくる。
熱と欲のぶつけ場所を探しあぐねているように見えた。小刻みに揺れるからだ。うめきと嗚咽の区別がつかない。
やはり人間はよくわからない、とシスは考えた。どこにも繋がらない穴になんの遠慮が必要なのか。
頭をかき抱く。後頭部から襟足にかけてを、なぜる。そして紅潮している耳に吹き込んだ。
               「だいじょうぶ」

堰を切ったようにしなり、躍動する肉体はまさに生身の特権の誇示に他ならない。
がくん、がくんと揺らされながらシスは虚空を見つめている。
「ごめんなさい」
ひとのおんなではなくて。生きてはいなくて。心をすくい取ることができなくて。応えられなくて。
「ごめんなさい」
語彙があれば、もっと慈しみのある言葉を吐けただろうか。心を持っていれば―。
動きが加速していく。腕が妙にすべることに気がついて、シスはキースの肢体に視線を移す。
かぼそい光に反射して潤みを帯びた照りが見える。ああそうか、ひとは汗をかくのだと思い出したように納得した。
シリコンの皮膚は触り心地を変えることはない。ひとつになることも溶け合うこともできないー。
瞼を閉じた。ただただ、繰り返すことしかできなかった。
               『ごめんなさい』
シャワーの音が聞こえてくる。一瞬、雨が降ったのかと錯覚した。
ナンデ謝ッテイタンダイ。ホントウハヤメテ欲シカッタノカイ。
耳に入ってきた言葉はすぐにもう片方の耳から流れていった。意味を成さない言葉の羅列として。
シスは己の『そこ』に静かに手を添えた。取り外し可能だった。「いつでもどこでもだれとでも」という名目の元に。
足音を立てずに洗面所へと向かう。洗い流すのは簡単だ。
この世で最もグロテスクな光景とは今の自分のことを指すのだろうとシスはぼんやりと考えた。
洗い終えた『そこ』を数秒静止して見つめ、ダストボックスへと放り込んだ。
ガラス越しにシルエットが見える。水滴を切るために身震いをする様子は、大型犬のそれに酷似している。
もうここにはいてはいけない、とシスは思う。不自然な行為には不自然な結果しかついてこないのだ。
ドアノブに手を掛ける。うしろを振り返ると視線がかち合った。
静かにシスを見つめる瞳には、もう警戒と威嚇は見られない。ただなにかを問いかけるように静かに佇んでいた。
「ごめんなさい」
空いていた手で毛並みをなぞる。光沢のある和毛はこころなしか彼の飼い主を連想させた。

399:5/5
13/07/21 23:46:58.95 Xrz8az61
土と水から離された花は、柔らかさを失い褪せつつあった。それでも鮮やかな色を手放そうとはしない。
置いてこられなかったのは、なぜ。
うまく処理できない情報ばかりが溜まりドライブの読み込みができなくなっている。
吹き上がる風が不意に花びらを舞い上げた。小さくなっていく紅白は晴れ渡った空に吸い込まれて消えていく。
この色を見たことがある。かろうじて生きていたメモリが熱をもたげ始めた。
「キースの、いろ」
瞳の色。どこかで見た事があると判断したのは、蒼穹の色だったからなのだとやっと理解できた。
雪崩のように。かつてのからだの宿した情報をメモリは吐き出し続けた。
「…ヒーロー」
酷似したデータがあった。声色・体格・握力・それから…。
コンピュータは完全なる一致を告げない。人間は、その時々でデータにばらつきが出るものだ。それは救いにはなり得ないとしても。
シスは瞳を閉じて荒い画像データを再生する。襲い来る風の刃がからだを引き裂いたところで視界は黒く塗りつぶされた。
戦闘モードに切り替わる代わりに、もう一度鋭い風に身をさらしたいと人工知能は訴えかける。
どれだけの時間が経っただろうか。景色の彩度が一段落ちたように見える。
なまぬるい水が頬を伝った。見上げれば鈍色の雲が緩慢な動きで青を汚していく。
ママ、お空が泣いてるよぉ。お星さまの川が見えないよぉ。
近くにいた東洋系の親子が足早に立ち去っていく。広げた傘の色が場違いなほど華やかだった。
止まること無く頬を流れる雫をなすがままにし、シスは崩れゆく天候に己をさらし続けた。
自分ではどうにもできない「なにか」が出口を見つけたようで、そのままでいたかった。

『―のみなさん、外にいる方はただちに屋内に非難してください。ただ今大雨洪水警報が発動しています。ブロンズステージの一部地域に浸水が確認されました。
繰り返します。シュテルンビルド市民のみなさん。指示に従ってただちに屋内に非難してください。落雷の恐れがあります。危険ですので金属の―』

黒く濁った空に青白い亀裂が走った。見覚えがある。あれに当たると壊れてしまうのは人も機械も変わらない。
シスは導かれるようにふらふらと広場に出た。雨水で足が阻まれる。夏の空の気まぐれというには度を超していた。
薄暗闇を質の違う光がきらめく。
金色の突起を見て合点がいった。逃げ遅れただれかを助けているのか、天候そのものをどうにかしようとしているのか。
ひときわ大きな振動が波及して、シスはとっさに音のするほうに振り向いた。
響く轟音。そのあとに瞬いては消えていく閃光。魅入られたように腕を伸ばす。金属でできた腕を。
瞬間、不自然な突風が吹きつけた。押し返そうとするかのような向かい風に羽交い締めにされる。
言いたい事はそっちへ行くな、なのか。こっちへ来るな、なのか。
疾風を迅雷がわずかに凌いだ。しびれが指先をはじめからだを伝播するのがわかった。残った力をふり絞って、抱擁するように両腕を広げる。
爆発音が聞こえた。状況を判断しようとするがもう頭部が起動しない。
壊れていくのに、意識が遠ざかっていくのに、それを受け入れたくてたまらない。これが「気持ちいい」ということなのか。
『わたしのからだの中にも、風が起こる―…』
ぼやけゆく視界の中で、シスはまわりを見渡す。
散らばってゆく腕、足、胴。炎をまとわりつかせてはらはらと落ちていく。これが「きれい」ということなのか。
自分めがけて猛スピードでだれかが飛んでくる。そのだれかは聞き慣れたよく通る声でなにかを叫んでいる。
近づいてくるだれかのからだを抱きしめ、「大丈夫」と囁いてあげたい。これが「愛おしい」と―。
ひときわ大きな音が響き地面をも揺さぶる。強烈な光に目が眩んで、シスはもうなにも考えられなくなっていく

400:名無しさん@ピンキー
13/07/21 23:55:49.58 Xrz8az61
このふたりはどこまでもすれ違うのがらしいと思うんだ(異論は受け入れる)
お互い明後日の方角に全力疾走してしまうというか。

色んな人のエロ読みたいなあ。兎薔薇とか獅子薔薇とかアニエスさんとか

401:名無しさん@ピンキー
13/07/22 00:01:55.80 KyBAu+Xh
なんというGJ

「どこまでもすれ違うのがらしい」に異論は無い
ありがとうそしてありがとう

402:名無しさん@ピンキー
13/07/22 06:41:21.03 N2C6wrue
朝から泣いてしもうた。・゚・(ノД`)

結ばれて欲しいけれど、すれ違うのが正しいっていうか、らしいのには全面同意。
あと、兎薔薇とかアニエスさんの枕営業とか見たいのも同意。

403:名無しさん@ピンキー
13/07/25 22:10:58.32 8MX1yiR5
>>400
おお…GJ!

404:名無しさん@ピンキー
13/08/16 01:05:48.39 A0HAkuqQ
ほしゅ

405:名無しさん@ピンキー
13/08/22 NY:AN:NY.AN xG2tQ7t5
ローズはどS女王様キャラだけどカリーナ自身はMっぽい匂いがする
なんかいじめたくなるというか可愛がりたくなるタイプというか
でもそんなカリーナががんばって虎徹の上になろうとするのもいいなあと某彼氏彼女コピペを見て思いました

406:名無しさん@ピンキー
13/09/12 16:24:04.44 pcVlnyw1
それをニマニマしながら眺めている虎徹もよい

407:メイン
13/09/14 08:20:23.59 7P0OIq+w
慎ましく上下に揺れるカリーナたんのおっぱいをにまにま見上げてるわけですか
うらやましけい

408:名無しさん@ピンキー
13/10/10 11:21:46.26 SQ0Jhh2L
ほしゅ

ローズちゃんのお尻とアニエスさんのおっぱいに挟まれてぎゅうぎゅうにされたい

409:名無しさん@ピンキー
13/10/11 21:50:51.99 NymXuXg8
ライジングで二部ヒーローも活躍しないかなー
情報が少なすぎてエロパロ妄想もままならぬ…
せめて本名と能力だけでもわかんないかなぁ

410:名無しさん@ピンキー
13/10/12 23:28:36.83 DNz4x6WN
今日SP見たけど、二部ヒーローのことは出なかった。

カリーナはポニテになったし、パオリンはショートカットになった。

411:名無しさん@ピンキー
13/10/13 03:01:00.56 NNg3nwip
パオリンおっぱいなくなったの

412:名無しさん@ピンキー
13/10/13 08:01:21.62 VafUnwyh
ベリーショートのパオリンもポニテ野カリーナもスゲー良かった!

413:名無しさん@ピンキー
13/10/13 22:58:12.94 UCBqjoLe
ライヤンがどうやらいい奴らしいので(噂)俺様しながら
ブルロちゃんになついたり、キッドちゃんをかわいがったりするといいと思う

414:名無しさん@ピンキー
13/10/14 12:10:44.34 nu7B9uPi
ライヤンが思った以上にいいヤツっぽいので
青薔薇ちゃんに横恋慕して無理チューする妄想はそろそろ封印すべきか…
最初は身体まさぐって下着の上からクリクリするぐらいまでは妄想してたんだが
いいヤツっぽい情報がでてくる度にエロパロとしては妄想が後退していくよ……

415:名無しさん@ピンキー
13/10/15 01:10:15.08 K6GdTFtu
確かに、エロには行き難いなw

416:名無しさん@ピンキー
13/10/15 03:20:14.67 DH0xPi+I
SPみてカリーナたんのうなじ丸出しおパンツ丸見え?けしからん
おじさん説教しちゃうぞーとなったので、仕事に支障が出る前に吐き出しておく。
【使用レス数】 5
【カップリング】 虎薔薇一応恋人同士
【特殊嗜好等】 どS虎×どM薔薇 言葉攻め

417:虎薔薇1/5
13/10/15 03:21:45.07 DH0xPi+I
「これ、どう~?」
 くるっとカリーナは回ってみせた。白地に要所要所に赤のポイントが入った新しいミニワンピは清楚な印象をかもし出して
これなら虎徹でもぐっと来るはずとネイサンにアドバイスを受けただけあって自分でもこれならいけるはずと思っていたのだが。

 が、振り向き様に見える虎徹の反応が予想外だ。むっとしているように見える。これはどうしたことか。
「タ、タイガー?気に入らなかったの?」
そのくせ、じーっとカリーナを見つめていた虎徹が獲物を捕らえる肉食獣のようにすばやくうごいた。

「きゃっ」と叫び声は虎徹の手で塞がれる。
「うー。あうっ…」それだけでなく壁に押し付けられ、塞いだ手が、指先がカリーナの唇を咥内を犯すように蠢く。
「お前ね。こんな男をその気にさせるような格好。人前でするんじゃねーよ」後ろから耳元で低い声が囁いた。
 ぎゅっと下半身に押し付けられる硬い熱。
 囁かれながら耳朶を食まれ、揺れる結い上げた髪の元、白いうなじへと舌がぺろりと舐めあげた。
「んーっ」ぴくりとカリーナが震えると、虎徹がいつになく欲を剥き出しにして嗤った。

418:虎薔薇2/5
13/10/15 03:22:56.85 DH0xPi+I
「お前、首とか、耳朶一番弱いの、おじさん知ってるんだからな。それにパンツ丸見えじゃねー?
 そんなところ、なんだ、感じやすいのに丸見えにして、露出狂か。淫乱娘が。
 視線で感じちゃうとか、そういうこと楽しんでるんじゃないよなぁ?」
「ち、違う…」思ってもみなかったことを言われ、カリーナは泣きそうになる。
「嘘つけ。」いつの間にか、太ももを撫で擦りワンピースの裾から進入した手先が布越しに筋をなぞる。
 熱い。くりくりと核のあたりを転がされ、入り口に指が布ごと押し込まれて、立っていられなくなりそうだ。
「あー。もうぐっちょぐっちょ。本当、お前、俺にこういうこと言われて濡れるよな。このマゾ娘が」
「んんーっ」もう首を振って否定してもその体が感じていることをあからさまに物語っている。
 カリーナからは見えないがぺろと虎徹が指を舐める音がした。
「いいかー。このまま動くなよ。男をその気にさせるイケないカリーナにはたっぷりお仕置きしてやるからな」
 ひくひくと揺れるカリーナが否定できるはずもなくただ、黙り込むのが答えだった。

419:虎薔薇3/5
13/10/15 03:24:08.52 DH0xPi+I
「ふぁ…あんっ」相変わらず壁に顔を向けさせられた姿勢のまま崩れ落ちそうになる体を支えさせられる。
 虎徹がすばやくしゃがみこみ、少し足を開かせると顔をワンピースの中に突っ込む。
「んーっ…!!」下着をぎゅっと持ち上げられ筋に食い込まされた。くいくいと虎徹がその状態で引っ張り続ける。
「ああっ。やぁっ」甘い歓喜の声が入り混じり、体が跳ねて支えきれなくなりそうな脚を虎徹の手が抱えとめる。
「んくぅっ!!」細く食い込まされた下着の脇から虎徹の舌が入り込んだ。
 そこから全身を廻る快楽の波に飲み込まされそうなカリーナの肢体を虎徹が押さえつけて離さない。
 ぴくぴくと震え続けるカリーナの核を虎徹の舌がたっぷりと舐め回し筋を伝って入り口をもかき回され、
それでも崩れ折れそうな体は虎徹によって動くことすら出来ない。
 息も絶え絶えに懇願するのが、カリーナにとっての精一杯だった。
「こ、虎徹…お願い、ちょ、ちょうだい…んんっ」

420:虎薔薇4/5
13/10/15 03:25:37.60 DH0xPi+I
「ひゃあぁんっ!!」待ってましたとばかりに一挙に下着を引き摺り下ろされ、ぐいとカリーナの中に虎徹自身が押し込まれる。
 と同時に執拗に耳朶からうなじを食まれ甘噛みされる。
「全く、こんなに見せつけてやがって、男に食ってくださいって言ってるようなもんだぞ、お前」
「んんーっ、やぁっ。そ、そんなじゃ」
 下からの突き上げと敏感すぎる場所を同時に刺激され、おかしくなってしまいそうだ。
カリーナの幾度も絶頂に達して跳ね上がりそうな体は壁に阻まれて虎徹の腕の中で、悲鳴を上げることすら苦しい。
「こ、虎徹っ。今日は変……っ」
涙ながらに抗議しても唇を咥内を指で犯されて耐えるしかない。
「お前、こうやって荒くされるの好きだろうが、ほら、お前の膣内いつになく熱くて締め付けてくるんですけど」
「やぁぁーっ」
ぎゅっと首筋を吸い上げられると同時に虎徹の精液が最奥に放たれ。開放されると思ったのだが。

 結局、ぐちゅぐちゅと男女の絡み合う音が激しく室内にこだまし続けて虎徹が満足するまで犯され、カリーナはもう、くたくただった。

421:虎薔薇5/5
13/10/15 03:27:50.80 DH0xPi+I
「何で、こんなことをしたのよ。」
やっと開放され、お互い乱れた服を調えつつ、カリーナが虎徹を問い詰めた。
「何でって、言ったとおりだけど。お前、目のやり場に困るような格好は俺以外に見せんな、って」
…そんなことで、といいたいところだが、言い方を変えれば虎徹にぐっと感じさせたことは間違いなく。
ただ、寧ろさせすぎたのは問題だったが。

「とりあえず、目のやり場に困るパンツ丸見え状態と、そのうなじ見せ付けるのはやめろよな。俺以外には」
痕残したから隠さないとまずいぞー、なんてにたりと嗤う虎徹に、
カリーナはさーっと青ざめてあわてて結い上げていた髪を下ろす。
「も、もう何てこと、して…ってんんーっ」
今日会ってから初めての恋人からの口接けにカリーナは観念するより他なかった。

422:名無しさん@ピンキー
13/10/15 03:31:58.92 DH0xPi+I
あ、SPのネタばれありって書き忘れた、すまん。
まあ、最初の文面でわかるとは思うけど。もうし分けない。

ということで吐き出してすっきりしたのでおやすみー。

423:名無しさん@ピンキー
13/10/15 20:07:48.24 CFk2NW0e
久しぶりの投稿キター
乙乙!
S虎とM薔薇イイ!
どんどん吐き出してくだせぇ

424:名無しさん@ピンキー
13/10/15 20:54:47.58 VivjuxZZ
>>422
GJ!おじさんけしからん、実にけしからんな。


もっとやれ。

425:名無しさん@ピンキー
13/10/15 22:37:54.62 4lCcreph
おおお乙乙!
あの首筋はむしゃぶりつきたくなるさ、仕方ない、うんうん

426:名無しさん@ピンキー
13/11/06 03:17:58.12 V88CC3EZ
ほっしゅ

427:名無しさん@ピンキー
13/12/04 23:11:41.26 52Ku5rJ7
★�

428:名無しさん@ピンキー
14/01/02 20:36:26.17 jTsfkE1b
★ゅ

429:名無しさん@ピンキー
14/01/17 00:56:24.41 NaVmuLwq
保守

430:名無しさん@ピンキー
14/02/11 12:52:53.70 Hegps94d
劇場版見てきた!ライアンとホァンちゃんでなんか書けたら投下しにくる!

431:名無しさん@ピンキー
14/02/11 13:00:02.44 eaKfGBsb
wktk

432:名無しさん@ピンキー
14/02/11 14:51:15.90 Uzh9YSzw
ライアン良いキャラだよな
ヒーロー達の交流シーンがなかったのが残念

433:名無しさん@ピンキー
14/02/16 22:33:40.73 iebn61nU
待機

434:名無しさん@ピンキー
14/02/26 19:06:57.46 umS6RPsi
組み手で汗をかいていたら別の組み手に雪崩れ込んでしまった折龍に期待!そして待機だ!

435:名無しさん@ピンキー
14/03/14 17:04:18.67 0QgfiTYA


436:名無しさん@ピンキー
14/03/16 13:18:54.38 GflA8ocb
父の日に贈る虎徹へのプレゼント探しをバーナビーに頼む楓
サプライズプレゼントしたくて、虎徹に素っ気なく接する楓
ある日、虎徹がバーナビーと手を繋いで楽しそうに歩く楓を発見
暴走弾丸ライナー・ワイルド虎発進

なんだかんだで、父娘仲良し


なんてのが突然浮かんできた
誰かいい感じの形にしてください

437:名無しさん@ピンキー
14/03/16 15:18:01.94 VNxeZW6E
>>436
面白そうだがエロに繋げられるか疑問w
鉄板ネタっぽいから渋で探した方が早くね?

438:名無しさん@ピンキー
14/03/16 15:33:20.00 UJ10LUIN
エロ要素ねじ込むとしたら
手を繋ぐ→不順異性交友→あはんうふん
という虎頭の中で繰り広げられる妄想兎楓くらいか。
兎楓ってどんな感じになるのかね。
映画の「やっぱいいわぁ」の男前っぷりを見るに、
楓様の押せ押せな感じにたじたじなバーナビーとか面白そうだ。


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