12/03/09 14:45:15.78 sMzZbbGK
>>614
じゅわっ、と鈍い音がミツバの陰部から漏れた。
『おやおや、もう濡れてしまったのかい、ほんとに君は変態なんだな』
『くふぅ…んんんっ…そんなにいじめないで下さい・・・』
そしてミツバは既にトロ顔になりつつある男のペニスから口を離し、笑顔で言った。
『マイ・・・マスター…』
ドガアアアアアアアン!!!
大音響とともに、スクリーンが爆発四散した。
沖田総悟は護身用のバズーカ砲を携え、タッカーに向けた。
「ッアアアアアアアアアアアアア!! 死にやがれ糞虫野郎がァァァァァァァァ!!!!!!!」
眦を引き裂くほどに吊り上げ、沖田はバズーカの引き金を引いた。
瞬間、タッカーの前にメガトロンが立ちふさがる。
大爆発とともに、音波の壁がその場にいる全員にぶち当たった。
煙の中から出てきたのは、無傷のメガトロンだった。
ギリリと歯を噛みしめ、沖田は伊東に向かい叫んだ。
「どういうことだ!! どうなってんだ伊東!! 俺はこんな茶番劇見るためにテメェに姉上の遺髪を渡したんじゃねえぞ!!」
いつの間にか照明が付いた部屋の中、伊東鴨太郎は手を広げてミュージカルの様に声を上げた。
「ハハハハハ沖田君。僕は君の大事な人を『生き返らせる』と言ったんだよ! 『キミにそれを引き渡す』とは一言も言ってはいないのさ!
君がこんなに簡単に引っかかってくれるとは思いもしなかったよ! 一度真選組を捨てた僕が、生き返って君の味方をするとでも
思ったか!」
「嘘をほざくな!」
腰から菊一文字RX-78(刀)を抜き、沖田は叫んだ。
「テメエは『ツナガリ』を求めて、最後土方と戦って死んだんだろうが!
生き返ったからって前の記憶無くしたとでも言うのか!」
「違うね」
そう声が聞こえた瞬間には、沖田の体は吹き飛んでいた。彼は何度もバウンドして壁に叩きつけられた。
近藤のそれとは全く違う、単なる暴力の意志しか含まれていない、無機質な拳だった。
「彼は記憶は持ったまま、感情も理性も全て我々に尽くすように改造したのさ。
キミにもわかるように言ってやろうか。ショッカーの再生怪人と同じってことだよ。伊東君も、ミツバさんもね」
メガトロンはそう言って、ミツバと伊東の肩に手を回した。
「そ、そーちゃんは大丈夫なんですか、メガトロン様」
あたふたとミツバは尋ねた。それに対しメガトロンは優しい笑みを(作者注:なんか想像つかねえ)浮かべ、軽く肩をたたいて答えた。
「大丈夫だよ。君の弟君も、ずっと君と一緒だ・・・」
ずれた眼鏡を直し、タッカーは優しく言った。
「これから、我々の仲間に入ってもらうのだからね」