TIGER & BUNNYでエロパロat EROPARO
TIGER & BUNNYでエロパロ - 暇つぶし2ch913:名無しさん@ピンキー
12/08/05 22:36:26.26 gbfnosZN
甘い話は探せばあるから 無理やりぎみなのが欲しいと思ったのでまず自分で書いてみたけど
虎薔薇が続く形になっちゃうな… もっと鬼畜なのいきたかったけどスレ的にはどうなんだろう? 
他のキャラの話(甘々でも鬼畜なのでも)読みたいので うぜえ!俺は○○×○○を読みたいんだ!だから書いたぜ! 
って漢が現れると信じて 投下するよ!?

虎薔薇・若干無理やり・虎徹がゲス のため注意!


914:虎薔薇1
12/08/05 22:37:26.05 gbfnosZN
「あー。だっりぃ……」
 トレーニング自体は嫌いではない。が、このところ余りやる気が起きないと
いうか。ヒーロー以外の仕事が多すぎて、変な疲れがたまってきているせいだ。
メディア映えする相棒を持つというのもいろいろ厄介だ。
「その点、コイツは真面目だなあ……」
 学業にヒーロー業にアイドル業に。さらには歌手として独り立ちしようと
頑張っている後輩を見る。ただ、若いから無理がきくとはいえ、さすがに
そちらも疲れがたまっているらしい。トレーニングを終わらせた後に、少し
でも勉強をしようと考えたのだろうか。制服姿のままトレーニングルーム脇の
休憩スペースに勉強道具を広げ、長椅子に背を預けたまま、大口を開けて
寝ている。
「酷ぇ顔だな、ブルーローズ?」
 可愛らしい顔なのに―俺に向ける顔はキツイものが多いが―口を開けて
寝てる様はずいぶんと間抜けだ。
「おい。喉痛めるぞ。歌手なんだろ、お前。」
 すぐ隣に腰掛けると、ブルーローズの顎を持って口を閉じさせる。―が、
しばらくすると口がゆっくり開いてきて、思わず吹き出す。
「ぶっ!ほらほら。口閉じろってー。」
 しばらく口を閉じさせて遊んでいたが、次第にからかっていたはずの笑い声が、空々しいものに変わっていく。
「……しかし……起きねぇな、コイツ。」


915:虎薔薇2
12/08/05 22:39:05.61 gbfnosZN
 無防備なブルーローズ相手によからぬ感情が起こっていた。
 若々しい、白くて弾力のある肌。瑞々しいふっくらとした唇。長い睫。
甘やかな香り。
「コイツ、ほんと無防備だよなー……」
 顎を支えている手から親指を伸ばし、化粧のせいだけではない、ぷるぷると
した唇に触れる。
「何されても、起きねーんじゃないか?」
 このトレーニングルームに今いるのは俺達だけで、ブルーローズは寝て
しまっている。……俺は誰に向けて問うているんだろう。
「起きろっての。知らねーぞ。」
 これからどうなるか。お前が、どんな目にあわされるのか。
「……」
 疲れがたまっていて、体が変に反応してしまっている。普段ならこんな事は
ない。そうであってもちょっとトイレにでも行って一発抜いて来ればすむ話
なのだが―目の前にこんないいもんが転がっていてそれもないだろう。
 ―どうかしてる。
 疲れがたまっているのが悪いんだ。でなければこんな事―


916:虎薔薇3
12/08/05 22:40:09.51 gbfnosZN
「……やーらけぇ。」
 唇をはむようにキスをしてみた。ガキの癖に色っぽい唇してるよなぁ、
なんてアントニオと冗談交じりに話した事もあったが、見た目だけでなく、
味もなかなかいい。
「ん……?」
「!」
 わずかに身じろぎしたため驚いて体を離す。だが、それきりだった。また
むにゃむにゃと穏やかな寝息を立て始めた。
「ぶるーろーずー?ぶるーろーずさぁーん?」
 起きるな起きるな、と念じながら声をかける。……よし、起きないな?
「……ちょっとだけ。ちょっとだけだから。」
 こんなものでおさまりがつくはずがない。むしろ滾ってき始めた。
 服の上から触るが、物足りない。間もなくブラウスのボタンを外し、手に
収まる、形のいい胸を直で揉み解す。
「……んんっ……っ……」
 時に甘い息がブルーローズから漏れているが、それでも起きない。
 キスも、合間を見て舌を差し入れる。噛み千切ってしまいたい衝動を抑え
ながら、吸い付くようにブルーローズを味わう。
 スカートをまくりあげると、白い太ももが目に飛び込む。
「あー、もう、やべえ……」
 挿れたい。
 出したい。
 あられもない姿の女子高生と、それにまたがるような形で覆いかぶさる
中年男。はっきり言って、マズイとかそういうレベルの問題ではない。
 でも、もうそういう細かい事にまで頭が働かない。
「カリーナ……」
 ブルーローズの本名を呼ぶと、ぞくりと背筋を何かが這った。可愛い可愛い、
年端もいかない、大人ぶってみせるが所詮は子供のカリーナ。
 ……可哀想に。
 犯されてしまうのだ。俺に。
 にたりと口元が歪んだ。


917:虎薔薇4
12/08/05 22:40:53.86 gbfnosZN
 もう一度深く、一方的な口づけをかわす。ツンととがってきた桜色の乳首を
親指で押さえつけるように転がしてやると甘い声が漏れる。いったいどんな夢
を見てるんだろうか。惚れた男に抱かれる夢か?
「―へっ。」
 だったらそのまま寝ていればいい。その方がお前のためだろう。止める
つもりなんてさらさらないからな。夢の中で、お前に囁きかける若いボウズ
どもに身を任せていればいい。そいつ相手に喘げばいい。こっちはこっちで
楽しませてもらうから。
 悩ましげに眉が顰められ、長い睫が俺から与えられる快感で、わずかに震え
ている。眠っていてもわかる甘い吐息で、酒も入っていないのに酔ってしまい
そうだ。だが、物足りない。
「―ん……?」
 具合を確かめようと指を差し入れようとしたところで、さすがにカリーナが
目を覚ましてしまった。ちっ、と舌を打つ。―だが、こちらに反応が返って
こない事が少しばかりつまらなく感じていたことも事実だった。
 やっぱり、他の男の事を考えている女を抱いたって面白くない。
 たとえ泣き叫び、罵る声でも構わない。俺の事を見てほしい。
「ん、ふっ…… ―!? たい、っ―ん、ん!」
 とはいえいきなり叫び声をあげられてもややこしい。逃れようとする舌を
無理やりにとらえ、吸い付く。んー!んーっ!?と、何やら声を上げているが、
黙殺する。必死に足に力を入れ、細い手をばたつかせて俺の侵入を拒もうと
するが、男の力に女が敵うはずもない。
 ぐちゅり、と指にぬめる感触があった。生暖かいこの感触がたまらない。
「―ぷは……た、タイガー!?何やって―」
「……ずいぶんとイイ体してるんだな、お前。」
「……は、あ!?」
「眠ってても、こんなぐっちょぐちょ。最近の子ってこんなんばっかか?」
「なっ!?」
 内腿に力が加わるが、この状態では、むしろ俺の指を迎え入れようとして
いるようなものだ。


918:虎薔薇5
12/08/05 22:41:31.93 gbfnosZN
 ぐちゅぐちゅと、ゆっくり膣内から溢れてくるものをかき出し、こね回す
ようにカリーナの内壁に触れる。
「ひっ!?や、あ!やっ、いや、タイガー!」
「お前は真面目そうだし違うと思ってたんだけど、そうでもないみたいだな?」
「なに、が―」
「すっげー、やらしい。男が欲しくて欲しくてたまんねーんだろ?可愛い顔
しちゃってまあ、怖ぇえよな。」
 わざと品のない言葉を重ねていく。考えさせてはいけない。俺が悪いのでは
なく、自分が悪いのだと、思い込ませなくてはいけない。―まあ、真面目で
遊んでないであろうコイツなら、生理反応を自分の淫らさと勘違いしてしまう
だろうし、何よりこの状況を冷静に判断などできないだろう。
「ち、ちが―」
 震えた様子で、それでも訳の分からぬまま必死に否定しようとするところに、
カリーナの中から抜き出した俺の指を押し込む。
「何が違うんだよ?ん?もう俺の指べっとべとなんですけど。いやらしい
カラダしたお前のせいで。」
 羞恥で涙ぐんだまま押し黙ったカリーナの腔内で指を動かし、情欲の証を
カリーナ自身に舐めとらせる。
 指を抜き取ると、カリーナは少しおとなしくなっていた。ぐいとカリーナを
押し付けるようにソファーへ横たわらせる。
 乳飲み子のようにカリーナの乳首に吸い付くと、カリーナの体が大きく
跳ねた。叫び声の心配はなさそうだ。涙ぐんでおり、歯をカタカタと鳴らして
いる。……そりゃあそうだろう。
「な、なんで、こんな事―」
 ムラッと来ちまったから、と正直な事を話したらコイツは泣くだろうか、
怒るだろうか。ただ。いくら疲れがたまって思考が散漫な状態とはいえそれ
だけでこんな犯罪行為に及ぶわけもないから―
 いいや、それ以外に何もない。あるわけがない。
「何でもいいだろ。」


919:虎薔薇6
12/08/05 22:42:24.14 gbfnosZN
「あんま暴れると、いろいろまずいことになるぞ?―お互い楽しもうぜ?な?」
 勝手な言い分であるが、多少の反応ならともかく、本気で泣き叫んで暴れる
人間を押さえつけて事に及ぶのはきっとすごく疲れるだろう。コイツだって、
そんな事をされたらただではすむまい。
 犯罪者確保だっていつも骨を折る。カリーナをそいつらと一緒にするのは
酷い話だし―何より、犯罪者は俺の方だ―混乱しているカリーナを少し
でもおとなしくさせることができるのなら、勝手な物言いもしよう。何せ
あまりの事に氷の礫ひとつ投げてよこすこともできていないのだ。このまま
混乱や勘違いをさせておけばいい。
「嫌、こんなの―」
「気持ちよくさせてやるから、嫌がんなって。久々だけど、そんなヘタでも
ない―ハズだから。」
 そう言ってカリーナの体を穿つために身を落とし込む。
 ああ、やっぱヒーローっつっても女の子なんだなあ、強姦魔に対して、最後
には何の抵抗もできていない。そんなことでどうするんだよ、こんな危険な
街に住んでいて、などと自分が今なしている事を棚に上げ、説教をしたい
気持ちになる。
「……え?」


920:虎薔薇7
12/08/05 22:43:03.94 gbfnosZN
 わずかばかりの、でも確実な違和感を感じる。若い子ってやっぱ締まりが
違うんだなー、というだけではない。……コレって。

「いた……い……よ……タイガー……」

「―」
 うっそ、マジ?
 いや、十分考えられた事だ。遊びまわってはないだろうとは思ってたけど、
まさかただの一度も、だなんて。それに芸能界に片足突っ込んでるっていう
なら、その、枕的な事もしてるんじゃねーのとか思ってたんだけど……
タイタンインダストリーほんとコイツの事可愛がってるんだな。うわー……
 いや、その、でも―ああ、何を怖気づいてるんだ。そもそも俺は、ガキを
犯そうって考えてるサイテー男だぞ?ガキなんだから―それがどんな
可愛かろうが、普段大口叩いてようが、初めてだってのも十分考えられる事で。
そんな事で今更怖気づいててどうするんだよ!
 色々と考えたが、結局本当に逃げ場のなくなったという事実、そして―
久々に火が付いた体は、もう止めようがなかった。
「―悪ぃ。」
 さらに押し進める。
 カリーナが声にならない声を上げ、自分の髪をかきむしるようにして痛みに
耐えている。根元まで入ったところで、思わずカリーナを抱きしめる。
「やだ、嫌。嫌。こんなの、嫌ぁ!」
「あー……ばか、動くな。」
 身をよじり、逃れようと動くたびに、刺激が加わる。ただでさえ締まりが
キツイというのに、そんな事をされたら―


921:虎薔薇8
12/08/05 22:43:43.31 gbfnosZN
「……っ、う……」
 出ちまう、っての。
「……あー、もう……」
「な、に?なに、今の、っ……?コレ、何?」
 びくりびくりとわずかに身を震わせる俺に、カリーナもその若干の違和感に
気づいたようだった。
「もう一回……」
 確かにこれはこれで気持ちよくはあるが、これでは何というか―消化
不良だ。幸い、疲れている割にコッチの方は元気があるようで、しばらく
動かせば、もう一仕事できそうだった。
「やっ、痛い、痛い……っ、タイガー、痛いよ!」
 カリーナはそう言っているが、体の方は、腰を動かす俺をきつく締め付け、
まるで扱いてくれているようだ。おかげですぐに硬さを持ち始め、ますます
カリーナを責めたてる動きを取りやすくなる。
「すっげー気持ちいい……ホント、なんだコレ……」
カリーナを引き起こすと、キスをする。
「―ん、あふ……あ、ん―」
 寝起きのアレとは違い、少し濃厚なのを。絡めた舌を離そうとすると、少し
名残惜しそうな顔をしていた。
「あっ、あの……」
「あれ?キス、好きか?」
 冗談のつもりで言ってみたのだが。
「……」
 答えはないが、カリーナの顔がふわっと桜色に染まり、恥ずかしげに顔を
そらした。そしてしばらくしてからちらりと俺を見上げてくる。―うわ。
何コイツ。犯されてるくせして、可愛い。


922:虎薔薇9
12/08/05 23:13:13.08 gbfnosZN
「ん……」
「っ、は……ん……」
 一度カリーナの体から自身を引き抜くと、そっと唇を重ねる。
 舌をからめてみると、恐る恐るカリーナもそれに応えてきはじめた。……
なんだか胸が、熱くなってくる。ちゅ、ちゅと短いキスを繰り返したり、また
舌をからめたり―なんだか恋人同士のような甘いキスを続ける。溶けちまい
そうだ。
 カリーナの髪に触れ、髪をすくように頭を撫でると、目尻に涙をにじませ
ながらカリーナが微笑みかける。
「そんな顔されると―」
 勘違いしてしまいそうになる。
 そして。
「もっとお前に色々したくなっちまう。」
「あ……」
 ちりちりと胸がおかしな痛みを上げる。今更罪悪感で痛む胸など無いはずだ。
解放などしない。今手放したらもう手にできなくなる。離すものか。
 カリーナを四つん這いにさせると、後ろからひと息に突き刺し、責め立てる。
「や、あ、ああ、あ、あ!」
 激しく腰を打ち付けるたびに、カリーナが苦しげな声を上げる。
「おい、もっとしっかり手で支えろ―」
 痛みのために体を支え切れなくなったカリーナがへばろうとするのを、無理
やり抱え上げるようにする。
 白い肌とぐしゃぐしゃになったブラウスが汗でしっとりとしている。まくり
上げられたスカートは形の良い尻をあらわにしており、その先を覗き込めば、
太ももを伝うように僅かに鮮血が垂れている。


923:虎薔薇10
12/08/05 23:13:51.22 gbfnosZN
「や、だ、タイガー―」
 嫌だといわれても、今更止められるわけがない。むしろこんなことをして
しまっているからこそ、全部済ませるまでは何としても止めたくは―
「タイガーの、顔、見えないの、ヤダ。ぎゅってして?さっきみたいに、キス、
して?」
「―」
 首をひねり、涙を流しながら俺に訴えかけてくる。
「ば、っかじゃねーの?ぎゅっと抱きしめろとか。お前、犯されてるんだぞ?
俺に。」
「それでも、いいから。」
 いいわけねーだろ!?
「タイガーの事、すきだから……」
「はあ!?」
 え、何その告白。
 って、なに、なに、なんだよ、それ!わけわかんねーよ!
「ええっと、ほら、あれだ。被害者が加害者に共感しちまう、なんとか
かんとか症候群だったかなんかそんな―」
「違うの、ずっと、好きだったの。……だから、タイガーが私の事、何とも
思ってなくても……それでも。私……無理だって思ってたから……だから、
どんな形でも……今だけでも、構わな……構わないから。」
 訳が分からない。何言ってるの、コイツ。だってお前いつも言ってただろ、
うるさいとか、ポイントゼロとか。話しかけてもすぐ背中向けてどっか行っち
まうし。だから。
 だから?だからなんだっていうんだよ。
「だから……お願い。おとなしくするから。タイガーの言うとおりにするから、
優しくして。嘘でいいの。好きって言って―」
 カリーナはぼろぼろと泣いている。
「……好き、だ。」
 その涙で潤んだ瞳に射抜かれ、ついて出た言葉は、どこに起因したものなの
だろうか。


924:虎薔薇11
12/08/05 23:19:09.57 gbfnosZN
 激しく打ち付けていた腰を止め、カリーナをこちらに向けた。唇を重ねると、
そのままカリーナを抱きしめ、正常位に移る。
「あ……りがとう、タイガー。」
 なんでありがとうだよ。おっかしーだろ。お前犯されてんだぞ。こんな中年
男に。もし本当に俺の事好きだったとしても―惚れてた男に最低の仕打ち
受けてんだぞ。なんでそんな事言うんだよ、言えるんだよ。
「―そんな事言うな。」
 カリーナ・ライルは傲慢不遜にすら思える氷の女王ブルーローズだ。でも
それを抜きにしたって―ただのカリーナ・ライルもそんな事言っちゃ
いけない。それを言わせたのは俺だけど。俺のやってることが原因だけど。
「ううん。だって、私はタイガーの事好きだから、これでもいいの。」
「俺は―」
 その言葉の先を聞きたくないと、カリーナの方からキスをしてきた。聞き
かじった知識だけで、理屈もよくわかっていないそれ。本当はきっと、コイツ
が好きで好きで仕方なくって、それ以上にコイツの事を好きで好きで仕方ない、
そんな男と交わすべきだったそれ。
「……」
 いっそこいつがものすごく遊んでるとか、遊んでなくても、俺の事を反吐が
出るといわんばかりの蔑みの目で見てくれるのならばそれなりに落としどころがあっただろうに。どうして俺の事なんか好きなんだよ。
 色々やるせない気持ちになりながらも、悲しいかな、腰の動きは止まらない。
 浅く、深く。緩急をつけ、締め付けてくるカリーナの内側をえぐるように
貫いていく。それがやがて、一定のリズミカルな動きに変わり、徐々にその
スピードも上がっていく。
「あ、だめ。タイガー、いや。痛い。カラダ、裂けちゃうっ!」
 ぎゅっ、とカリーナがしがみつき、肩に爪が食い込む。
「馬鹿、痛ぇだろ―」
「―っっ!」
 わずかにカリーナの体が緊張し、さらにぎゅうっと俺にしがみついてくる。
「……あ、なに。イったのか?」
「……わ、かん、ない……」


925:虎薔薇12
12/08/05 23:19:54.96 gbfnosZN
 そうは言っているが、緩む手とその様子からどうもイったらしいのがよく
わかった。
「ほーら。ちゃんと気持ちよくしてやっただろ?」
「……気持ちいい……の?」
「気持ちよかったろ?な、カリーナ。」
 言い聞かせるようにささやくと、カリーナはぼんやりとしたまま、鸚鵡返し
に呟いた。
「ん。気持ちいい……私、気持ちよかった……」
 少し放心したようなその表情がたまらなく―本当に愛おしくて頬に軽く
キスをする。
「だろ?―お前気持ちよくなったんだから、問題ないよな?」
「問題……?」
「あー、まあ。お互い満足したんだから、俺ばっかじゃないからいいだろ、
って事。」
「……?」
「ともかく!俺もあとちょっとだから、もう少し我慢してろ!」
「んっ。あ、やだ、体、また、ビリビリきそう―」
「どうせなら一緒にイくか?」
 余裕のない顔のまま笑う。
「たいがぁ、たいがぁ―」
 どうせなら虎徹って呼べよ―と、おかしな不満を胸に抱いたまま激しく
カリーナの体に打ち付ける。
「や。また、来る。タイガー、コレの事?怖い。いっちゃう。―私っ、
イっちゃうっ!」
 ぎゅうとカリーナが抱き着いてくるので、身動きがとりづらくなる。
カリーナが俺にぶら下がるような形になっているが、かまうものかと一心に
動きを進め―
「……っだ、俺ももう―」
 カリーナがしがみついているので抜くことができなかった。そもそも一発目
も膣中に出しちまってるし―いや。最初から抜くつもりもなかった。
 俺は一番奥まで突き入れて、カリーナに深く口づけをしながら、果てた。


926:虎薔薇13
12/08/05 23:21:19.08 gbfnosZN
「な、カリーナ。」
「なあに?タイガー。」
「お前、今でも俺の事好きなわけ?」
「……うん……」
 時間がかかったのは逡巡してのものではなく、恥ずかしかったからのようだ。
「あのさ。俺、その……寝てたお前を無理やり犯したんだぞ?」
「うん。びっくりしたし、何より痛かった。」
「……好きなのか?それでも。」
「……ば、馬鹿だ、って、自分でも思うけど。」
「ばっかじゃねー?……ホント。」

 犯されてまだ好きとか。
 ―犯しといて、好きになるとか。


927:913
12/08/05 23:26:40.90 gbfnosZN
自分でも迷いが見える文章だなとは思うけども
長々とお邪魔しましたー
ギャグで軽いのとか甘々な方がいいのかな
タイバニで鬼畜少ないと思ったけど 自分で書いてみて
書きづらいから そりゃ数もないわなとよくわかった

928:名無しさん@ピンキー
12/08/07 19:04:23.80 YEMEWeyM
>>913
よかったよー
甘々になる予感がした こういう素直なカリーナもいいね

929:名無しさん@ピンキー
12/08/08 04:54:07.13 LnLGTndV
>>913
乙乙!
久々に来たけどいいもん読ましてもらったありがとう

書きづらいってのはあるね
男ヒーローは皆ナイスガイだから鬼畜に持っていきづらいし
女子組を性的にいためつけるのはしのびないし

930:913
12/08/09 00:35:02.24 yCvs+4vq
>>928
>>929

感想ありがとうございますー
ただヤってるだけならこいつじゃなくっていいじゃんってなるし
でもこのキャラがこんなことするか? と…
難しいなー やっぱ


931:名無しさん@ピンキー
12/08/09 01:55:19.94 vD30jaT8
>>913
おお、いいじゃんいいじゃん!
個人的にはちょうどいい無理やり具合だと思ったよ
んで最後にきゅんとさせられちゃうってゆーねw
GJ!!

932:名無しさん@ピンキー
12/08/11 05:07:43.67 DBAJh4CN
虎徹を鬼畜にしづらいのは楓ちゃんがいるからかもしれん
キースさんを鬼畜にしづらいのはジョンがいるからかも
バニーを鬼畜にしづらいのはバニかずがちらつくからかも
先輩を鬼畜にしづらいのは和風だからかも
牛さんを鬼畜にしづらいのは牛角が
姐さんを鬼畜にしづらいのはお尻が痛くry


以上「深層心理に潜むあなたのTIGER&BUNNY」から抜粋

933:名無しさん@ピンキー
12/08/11 06:20:04.43 Zmv9ZKYI
つまりバニかず(ぬいぐるみ)×ジョンさんでやれば心が痛まないと

934:名無しさん@ピンキー
12/08/19 23:36:10.41 M5LFbhoq
先輩を鬼畜にしづらいのはキングオブDTだからじゃry

935:名無しさん@ピンキー
12/08/20 07:28:59.14 ToMeN297
虎徹に関しては楓ちゃんももちろんそうだけど何より奥さんがなあ
9月の映画でも夫婦愛が強調されそうな感じだしさ

もちろん妄想は個人の自由だから虎徹とアニエスが再婚しようが
バニーとカリーナがヤリまくろうが先輩とホアンちゃんが
処女と童貞を捧げあおうがそれはそれでありなんだがな
モブ犯罪者による愛なしの鬼畜エンドも注意書きがあればオッケー
ここはあくまで2ちゃんのエロパロ板なわけだしレイプなんて許せない
ありえないという人は向いてないと思う

と書くだけ書いてみたつまりは職人さんホモ以外はどんな作品でも歓迎ですよ

936:名無しさん@ピンキー
12/08/21 20:25:22.55 dPVv7yBh
いつから百合OKになったん

937:名無しさん@ピンキー
12/08/22 19:55:07.59 hQFDF/mP
>>936
エロパロ板のお約束みたいなものじゃなかったかな?
801だけ専用板があるのでそっちへという

938:名無しさん@ピンキー
12/08/22 20:50:10.71 T7ATtyeC
>>937
実は百合も専用板があるけどな
というかローカルルールだと801や百合に関するルールは無かったりする
でも慣習的な扱いで801は専用板だし、百合は少なくともこのスレでは平気だった

939:名無しさん@ピンキー
12/09/10 23:15:07.29 32mokE0F
虎兎

940:名無しさん@ピンキー
12/09/11 01:37:47.60 JqaKba5u
ん?とらうさ?
ふむ、けものカップリングか

941:名無しさん@ピンキー
12/09/12 20:41:01.17 Rpvfwhyr
エロ、エロなぁ
シチュ的なものが思い浮かんでも文章にできない文才の無さよ…
虎薔薇兎で3Pとか…、ダレカ…

942:名無しさん@ピンキー
12/09/15 15:01:37.79 dhsPUWbr
>>941
よし! 俺に任せておけ!
―と思ったが 男前のスーパールーキーは書けなかったよ……
一応虎薔薇兎にしようとは思ったんだ…… 思ったんだ……

943:虎薔薇兎? 1
12/09/15 15:02:44.99 dhsPUWbr
「ご褒美くれよ、ご褒美」
 BTBでの活動があったせいか、今も三人での仕事が入る事がある。歌や
踊りなども。そのたびダンスの練習に付き合わされる事も多くなった。
 そして―
「なあ。ご褒美」
 ちゃんとダンスを覚えたなら、ご褒美をあげる。―あるいは、ちゃんと
ダンスを覚えるからご褒美をよこせ。
 こんなやり取りもいつからか交わされるようになり―本当に、いったい
いつからこうなってしまったのだろう。
「……」
 私が戸惑っていると、目の前のタイガーは簡素な丸椅子に足を広げる
ようにして座ったまま、首をかしげるように私を見上げた。
「くれねーの?」
 可愛いと思ってやっているのだろうか。……目の前の男のあざとさに
見事にはまっている自分が悔しい。
「よ、よく頑張ったわね。褒めてあげる」
 ぽんぽんと、軽くタイガーの頭を撫でる。
「……」
 だけどタイガーは不満そうだ。
「な、なによっ」
「くれないんなら貰いに行くぞ」
 そう言って椅子から立ち上がる。口の端を上げ―いったいいつから、
タイガーはこんな表情を私に向けるようになったのかしら。そんな事を
思っていると途端に逃げ場を奪われ―覆いかぶさるような強引さで唇を
奪われた。
「ちょっ……ん、ふ……」
 ご褒美。
 交わされるやり取り。
 はじめは単純にねぎらいの言葉だけで。で、私がほんのちょっぴり勇気を
出して、冗談を装って頭を撫でたのが最初だった。触れるか触れないか
ぐらいに撫でるのが精一杯だったのに、どういうわけかタイガーはそれが
気に入ってしまった。レッスンが終わるとタイガーの頭を撫でるのが習慣
みたいになって―
 撫でるのに慣れてくると、調子に乗ったタイガーがほっぺにチューとか
してくれるなら振り付けを一晩で覚えてくるなどと言いだした。―まさか
本当に覚えてくるとも思わなかったし、覚えたところで、本当にそれを要求
してくるだなんて思ってなかった。
 そんな事がどんどんエスカレートしていってしまっている。
 互いの舌が絡まり続ける。逃れようとしても、タイガーがそれを許さない。
 やっと解放されたと思ったら、タイガーの手は私の服をまさぐるように
うごめきだした。
「タイガー、だめ、ちょっと……」
 どんどん深みにはまっている。
 こんな事、もう冗談では済まされない。なのに、続いてしまっている。
 ご褒美、というやり取り。
 タイガーはいったいどう考えているんだろう。
「何だよ。いいだろ。―ぐえ。」
 襟首を掴まれたタイガーが、私から引き離された。
「よくありません。鍵開けっ放しで何やってるんですか」
 開いた手で眼鏡を直しているハンサムがいた。

944:虎薔薇兎? 2
12/09/15 15:03:33.79 dhsPUWbr
「ハンサム……」
 正直、タイガーが怖い。どんどん私を変えていってしまうタイガーが。
ただの気のいいオジサンではなく、一人の男の人になってしまうタイガーが。
一時的にとはいえ、助かったと思った。
「邪魔すんなよ、バニー」
「ですから、バニーとかハンサムとか。どうしてみんな、僕の事をそう……」
「バニージャナイ、バーナビーデス!」
 襟首を掴まれたままのタイガーが唇を尖らせるようにして耳元でぴょこ
ぴょこウサギの耳のように動かして―ハンサムの真似なんだと思うけど、
甲高い声を上げている。
「そんな言い方―ともかくどいてください」
 ぐい、とハンサムがタイガーを押しやり―タイガーと入れ替わるように
して私の前に立ちはだかる。
「次は僕です。むしろ、褒められるべきは僕です」
「……」
 うん、嫌な予感はしていた。
 っていうか、いつもこのパターンだ。
「ご褒美、ください」
 タイガーは冗談めかしているけれど、逆にハンサムはやけに真剣なので
これはこれで対処に困る。
「……あ、あの……」
「していただけないなら、僕も勝手に貰いますよ?」
「……わ、わかったわよ」
 結局のところ、こうなってしまうのだ。
 ……私達、どうしてこんな風にただれた関係になってしまったんだろう。
タイガーとハンサムが私にキスする時の違いとか、触れ方の違いとか。
そういうのがわかるほどに回数を重ねてしまっている。
 ハンサムは本当に優しい。少し遠慮がちに何度も短いキスを重ねてくる。
「……はーい、おしまい」
 タイガーがハンサムの頭を掴むと、仕返しだといわんばかりにぐいと
向こうへ押しやってしまった。


945:虎薔薇兎? 3
12/09/15 15:04:04.52 dhsPUWbr
「んぐ、まだ全然―」
「うっせぇ。俺より長くやってんじゃねぇよ!」
「どこがどう長いんですが! 虎徹さんの方がねちねちやってたで
しょう!?」
 タイガーは、貪るようにキスをしてくる。普段はへらへらしているのに、
獣のように荒い。
「俺のが先なんだから当然だろ!? ……なんだよ、後から混ざってきた
くせに……」
 息を整え、そっと言い争いを始めようとしている二人の間を縫って出て
行こうとしたのだけど―
「おい、ブルーローズ」
「!」
「どこへ行こうとしているんですか」
 見逃してくれればいいのに、こういう時はやはり二人はバディで、
きっちり連携をとってくる。
「ふ、服を着替えて帰ろうと……」
 一応正直に答えるが、二人はどうしてそれで納得できようか、といった
様子だった。
「何だよ、ご褒美はまだまだこれからだろ?」
「も、もう終わり! 終わりなんだから!」
「そう急ぐ事も無いでしょう。今日はもう帰るだけなんですよね?」
「お、おかしいわよ、こんなの……」
 別に付き合っているわけでもないのだ、私たちは。
 なのにこんな―こんな事をするだなんて。なに、私ってそんな軽い女
だったの? 都合のいい女なの?
 こんな風に行為がエスカレートし始めてからずっと考えている。でも、
言葉にするのは、怖くてできない。
「別にいいだろ。頑張ったご褒美、なんだから。……まあ、もうどうでも
いいけどな。俺達へのご褒美でも。お前へのご褒美でも」
「ちょっと―」
「素直じゃないですね」
「ほーんと、な? お前だって欲しいんだろ? ご褒美」
「……っ」
 頷く事はできなかった。でも、否定できなかったのが、答え。
 二人は目線を合わせて少しばかり意地悪く笑うと、それぞれ私の体に触れ
始めた。


946:虎薔薇兎? 4
12/09/15 15:04:35.44 dhsPUWbr
「……ホントは独り占めしちまいたいんだけど、まあ、バニーが仲間はずれ
になると可哀想だしなぁ」
「ちょっと! どういう事ですか!」
 ハンサムは脚フェチなのかもしれない。いつも足ばかりにこだわっている。こんな整った顔をした人間が、自分の足元に跪いているというのは―
ちょっとぞくぞくする。
「どういうも何も。俺らがヤってるのを物陰から盗み見て、一人寂しく
ヌいてるなんて可哀想すぎて。俺、涙出ちまったもん」
「で、ですからあれはっ!」
 確かにあれにはびっくりした。ただ、タイガーの反応から、あの時よりも
もっと前からハンサムは覗き見をしていて―タイガーはわかっていて、
それでもこういう事を何度か相棒に見せつけていたっている事になる。
 あの時私はちょうどタイガーに……イかされた後で―ぼうっとして、
よくわからないうちにハンサムのを咥えていたんだ。いつもと感じが違う
からおかしいなって顔を見上げたらハンサムの顔があって―びっくりして
歯を立ててしまって大騒ぎをしたんだった。
 そんな事を思い出していると、タイガーが耳元で囁く。
「なー、声出せって、ブルーローズ」
「ムリ……出せるわけ……」
「―バニー」
 虎徹がそう言って顎をしゃくると、ハンサムが含んでいた私の足の指に
軽く歯を立てる。
「ふぁっ……!」
「もっと声出せよ。……バニー、手加減するな」
 もっとやれとタイガーが合図を送るが、ハンサムが私の足から口を離す。
ぺろりと唇を舐める仕草が色っぽい。
「でも、ここ、案外壁薄かったですよ? 余り大っぴらに騒ぐと―」
「どうせ挿れたら嫌でも声出ちまうんだから、おんなじ事だろ」
「……大した自信ですね」
 ハンサムが私の足を恍惚とした表情で撫でさすりながらも、呆れた目線を
タイガーに投げた。
「だってしょうがないだろ。……ブルーローズは俺に挿れてもらうの、好き
なんだもんなー?」
 なー? とタイガーが私に同意を求めてくる。
「……ち、が―」
 好きなのは『アンタとエッチな事をする事』じゃなくって。私はアンタの
事が―でも、そんな事、言えるわけがない。
「違わねーだろ。バニーが挿れてる時と俺が挿れてる時って、全然反応違う
じゃねーか」
 そう言って満足げに笑っている。そしてちらりとハンサムに目線を映した。
「……ごめんなー? バニーちゃん」
「ものすごく腹が立つから、その顔止めてください」
 あっそう、と言うと、タイガーが私の中に入り込んでくる。
「ん、あ……っ」
 駄目だ駄目だと思っていても―ああ、やっぱり気持ちいい。この圧迫感も
たまらない。
「ほれほれ、我慢すんなって」
 どうしても漏れてしまう声に対処するために口元にやろうとした手を
タイガーが取ってしまう。
 ぐねぐねと腰を動かし、もうとっくに見つけられてしまっている私の弱い
ところを意地悪くついてくる。そしてどんどん気持ちよくなる場所が増えて
いく。
「―あっ!」
「んー? ここもかー? よーっし、覚えたからな」
「いや、もう、駄目……たいがぁ、ダメぇ……おかしくなっちゃう……」
「―おかしくなっちまえ」


947:虎薔薇兎? 5
12/09/15 15:05:55.37 dhsPUWbr
 今までは弱いところをこね回すように動いていたけど、徐々にタイガーの
腰の動きが、早くなってくる。
「あっ、あっ……あっ!」
 タイガーが腰を打ち付けるたびに、声が漏れてしまう。ハンサムに助けを
乞おうとするが、ハンサムはハンサムで常では見せないような表情をたたえ、
私とタイガーのやり取りを見ている。
「ちょ……っと、アンタ―」
「バニーはほっとけって。アイツより、俺の方見てろ。バニーはそういう
のが好みなんだよ」
「……勝手な事を! それは貴方が独占したがっているからで―」
「ウサギちゃんの鳴き声がうるせぇなあ。ブルーローズの声が聞こえねー
だろ?」
 むっとした表情でハンサムが黙った。タイガーは満足そうに笑うと、私に
もう一度キスをして、ますます激しく私を責めたてる。
「たい……が……」
 たいがあ、たいがあ。
 狂ったようにその言葉を繰り返し、タイガーにしがみ付く。もう何も考え
られない。欲しい。全部欲しい。もっとして。ちょうだい、私にご褒美を。
私に、タイガーのを全部。一滴も漏らさずに。
「―っ!」
 タイガーの方も限界のようだった。深く深く、私の中に打ち付けるように
していたけど、ぐいとその体を引きはがし―私の口に無理やり押しつけ
ようとする。早く口を開きそれを含まなければと、私もそれを受け入れる。
私の唇が触れるのと同時に、タイガーの口から絞り出すような声が漏れ、
そして一度も美味しいなどと思ったことのない―だけど吐き出してしまう
事もできないそれが私の腔内へと出された。
「っあ……あー……」
 タイガーの荒い息が心地よい。タイガーはいつもギリギリまで私の内壁を
味わおうとする。……そのうち本当に内壁で出されてしまうのではないかと
ひやひやする。
「あー、すっげースッキリした……」
 舐めとるようにタイガーのを咥えていると、いつものようにタイガーが
頭を撫でてくれる。ホント、上手くなったよなー等と言われても、なんと
いうか……手放しで喜べない。


948:虎薔薇兎? 6
12/09/15 15:06:30.53 dhsPUWbr
「……あれ、バニーは?」
 満足したタイガーが、次お前の番だぞーと、ものすごい気安さでハンサムに
声をかけている。
「今日はよしておきます。……鍵をかけているとはいえ、何があるか
わかりませんし」
「遠慮するなよ。どうせこの現場見られたら、挿れてようが挿れてまいが
言い訳できねーんだし」
 本当に。
 こんな事、他の人にばれたらどうなるのかしら。この関係が終わるぐらい
で済むはずがない。
「結構です。一応ご褒美のキスもいただけましたし、お二方とも満足された
んならもういいでしょう? では僕はこれで―」
「あのさ、バニー。若いうちから変な癖つけると、後々苦労するぞ? お前
家に帰ってから、俺らがやってるの思い出して一人でするつもりだろ」
「なっ……」
「お前オナニーしかできなくなるぞ?」
「いいでしょう、別に!」
 してるんだ。……ふぅん。
 ……本当に、顔だってかっこいいし、立ち居振る舞いだってすっごく
スマートなのにいろいろ残念だ。
「……ね、ハンサム。……いいよ?」
 タイガーに遠慮しているんだろうか。それとも私とするのは嫌? この
関係がおかしい事はわかっているし、悩んでいる。けど……
 誰も答えが出ないのなら、これを続けるしかないのかもしれない。
「―っ」
 淫らな私に触発されたのか、帰ろうとしていたハンサムが踵を返そうとする。でも、隣のタイガーが、言葉をこぼす。
「……やっべ、また勃ってきた」
「ちょっ……虎徹さん!?」
「だって無理だろ、こんな顔されたらお前じゃなくっても勃つって」
「貴方、今終わったところですよね!?」
「一回しかできねーほど老けちゃいねーよ。それに―こいつも掃除じゃ
なくって、しごいてんだもん。もっとしたいって事だろ? ……なあ?」
「……っ」
 だって、これはその……!
 タイガー達に教え込まれてしまっているのだから仕方ないじゃない!
これが私にとっての普通なんだから!


949:虎薔薇兎? 7
12/09/15 15:07:13.28 dhsPUWbr
「あー、やっぱ無理だわ。おさまりきかねぇ。俺、バニーちゃんみたいに
変態じゃないから、他人がやってるの見て、それだけで満足とか無理だし」
「僕は変態じゃない! ノーマルです!」
「ヘンタイジャナイ、ノーマルデスゥ!」
「そんな言い方はしていないっ!」
「……で、変態のバニーちゃん。よかったら、尻、いってみるか? 前の
処女はとっくに貰っちまったけど、後ろはまだ俺手ぇつけてねーから」
「なっ!?」
 ちょ―ちょっと、何それ!? 待って、待ってよ!
「バディで仲良く二輪挿しとか面白くねぇ?」
「た、たたた、タイガー!?」
「若いうちは何事も経験だって」
「だってそんな―」
「俺がいるから大丈夫だって。な?」
 な? って、何が、な? だってそんな。無理! 二人一緒にとかそんな
―ちょっとハンサム。何興味深げな顔してるのよ! どこがノーマルなの
よ! なにこの二人! バディそろってド変態じゃない!
「―し、仕方ないですね―」
「あ、でも準備が必要だから今日は無理だな。ごっめんなー?」
 ……絶対最初からわかっていて、ハンサムにこういう言い方してる。
咎めるようにタイガーを見ると、タイガーは面白くなさそうに、ブルーローズ
はアイツの肩持ちすぎなんだよと唇を尖らせた。……もしこれがやきもち
だったら可愛いんだけど。狡いタイガーの心境なんて、わからない。
 わなわなと震えるハンサムを横目に、タイガーがぎゅう、と見せつける
ように私を抱きしめた。
「信じてみようと思ったのにっ!」
 ……出ていく気持ちはわかるけど、ドアは閉めて行ってよ……っていうか、
この状態でどうして始められるわけ? タイガーってば!?
「馬鹿、ドア開いてる―」
「もうおさまりつかねーんだもん。ヒーロー用のダンスレッスンルーム
なんだから誰も来やしねーよ」
 もっとくれよ、ご褒美。
 そう言って囁く声に、私は結局流されてしまうらしい。
 どんどんエスカレートしていくご褒美。次は何を求められるのだろう。
―何を求めてしまうのだろう。
 お互いそんな風に先の見えない事を考えているんだろうけれど、結局は
ただただ、互いの熱と体に溺れていくだけだった。


950:名無しさん@ピンキー
12/09/15 15:11:23.97 dhsPUWbr
以上!
バーナビーが全然いいところなしで終わってしまった……
間に女の子がいても 男同士が密着していたら萎えると思うんだけど
どうなんだろう ―そんな状況になる機会がないけども!

941の虎薔薇兎を読んでみたいよ! もっとぐっちょんぐっちょんのやつを!

951:名無しさん@ピンキー
12/09/15 23:03:36.62 wRHMyzL5
GJ!
ぜひともハンサム救済篇を。

952:名無しさん@ピンキー
12/09/16 17:57:20.42 iwnyZUg6
3Pイイヨイイヨー
GJ!


953:名無しさん@ピンキー
12/09/16 22:40:15.19 weYNMsQM
おおお!2穴攻めktkr!と思ったら…、俺のwktkを返せw
バーナビーさん気の毒すぎwww
悪い大人に翻弄されちゃうカリーナいいねええ!
GJGJっす!!

954:名無しさん@ピンキー
12/09/16 22:47:30.10 a671MPpK
GJそしてGJ
次回のご褒美に期待

955:950
12/09/17 01:42:55.02 wCG1/O3J
感想ありがとうございます
やっぱりちゃんとした虎薔薇兎読みたい
誰か! くんずほぐれつな虎薔薇兎を!

956:950
12/09/17 01:45:16.98 wCG1/O3J
あと カリーナ視点で書いたため
ハンサムハンサムってものすごいギャグっぽいな
やっぱりバーナビーって呼ばせた方がよかったか…

957:名無しさん@ピンキー
12/09/18 00:17:54.66 HxozuwtQ
【コピー商品】シークレットヒーロー【タイバニ】6
スレリンク(comiket板)

958:名無しさん@ピンキー
12/09/24 20:40:54.07 Uzk8l2Fs
薔薇は虎だと思ってたがこのスレ見てたら兎が意外といいな

ということで虎はクリームに弄ばれるのとか誰か書いてくれ

959:名無しさん@ピンキー
12/09/25 00:13:02.83 4aNXBJdg
クリームさんで妄想してたらいつの間にかクマちゃん相手になってたでござる

960:名無しさん@ピンキー
12/09/25 02:29:31.53 T7wQYXuW
>>959
おいちょっとそれはNEXT能力を使ったいけないお遊びなのかい

なかなかイイネ

961:名無しさん@ピンキー
12/09/25 03:07:20.54 YfrCmBjL
>>959
その妄想の中身をここに書くんだ!はよ!!

962:名無しさん@ピンキー
12/09/25 19:31:57.68 4aNXBJdg
あ、書き方が悪かったかも
クリームにもてあそばれてる虎徹のはずが
クリームの操るクマちゃんにもてあそばれる虎徹っていう…
ついでにそれをニヤニヤ眺めるジェイク様とクリームさんがエロエロに…
ここまでは妄想した

が、俺は文章がかけん
箇条書きになっちゃうよ…orz

963:名無しさん@ピンキー
12/09/25 20:54:47.06 YfrCmBjL
くそっ俺に>>962を文章にするNEXTがあれば…!

964:名無しさん@ピンキー
12/09/26 23:36:31.86 vwInav0c
ヒーロー登場に期待

965:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:51:29.84 Nf1xNvGG
>>964
きたぞ、ワイルドタイガーだ! ……じゃないが 頑張って>>962
文章にしてみた  マッドベアにもてあそばれる虎徹という被虐的な場面を
うまく文章にできなかったが まあ にぎやかしにでもなれば
 あと、よく考えたらジェイクとクリームってそこそこ高齢だよね…?

966:ジェイク×クリーム 虎徹
12/09/29 22:52:54.48 Nf1xNvGG
「あら。もっと不細工な顔かと思ってましたけど、それほど酷くはあり
ませんのね」
 薄暗い倉庫で、クリームが虎徹の顔を見下ろすと意外そうに言った。
虎徹はぬいぐるみの山に埋もれている。一見するとファンシーな光景だが、
人ではない、ありえない拘束力でもって捕らえられているのであった。
「おい! こら、離せ!」
 ハンドレッドパワーを行使していた間こそクリーム達が劣勢であったが、
5分をしのいでしまえば、物量で勝るクリームに分があった。そのために
クリームの髪を埋め込んだぬいぐるみを待機させていたこの倉庫で相手を
したのだ。そしてクリーム本人は非武装の女性だ。犯罪を憎むヒーローとは
いえ―だからこそかもしれないが、女子供にはやはり甘い。
「……邪魔ですわね」
 ぺりっ、とクリームが虎徹のアイパッチを取り払ってしまう。
「だっ―!」
 虎徹が慌てて顔を伏せようとするがクリームがそれを許さない。サルの
ぬいぐるみがたたっとぬいぐるみの山を駆け上がり、虎徹の髪をひっつかむと
無理やり顔を上げさせた。
「ワイルドタイガー、我々の同志になる気はございませんか? ささやかな
虚栄心など捨て去り、我々とともに、我々が正しい生き方のできる世界を
創り上げましょう? 」
「虚栄心!? ふざけんな! ヒーローってのはそんなもんじゃねえ!」
 虎徹が声を荒げるが、それまで黙ってコンテナの上で胡坐をかいていた
ジェイクが、うんざりだといったように口を挟んできた。
「どーこがだよ。ちょっとちやほやされていい気になってるだけだろうが。
ちいせぇ奴だな。どうしてあんな屑どものために俺たちが血を流す必要が
ある?」
「違う! この力は、人を守るためにあるんだ! そのための力があるのなら、
そう使うべき―」
 ジェイクが眉をしかめる。ああ、ほんとコイツマジうぜえ、と。そんな
くだらない事を、本気で言っていやがると嫌悪している。NEXT能力を
与えられなかった有象無象どもが、与えられた俺達に対してどんな目を向け
たか、どんな仕打ちをしてきたか。この男だってその差別にあっているはずだ。
なのに。
 ―馬鹿の相手は疲れる。ジェイクはクリームに声をかけた。


967:ジェイク×クリーム 虎徹
12/09/29 22:53:33.09 Nf1xNvGG
「あー、うぜえ。クリーム。そいつを黙らせろ。」
 そう言われてクリームは口元に指先をやり、うーん、と考え込んだよう
だった。まだあれこれと怒鳴りたてている虎徹に手を伸ばし、頬に触れるか
触れないかといったようにそっと撫でた。
「―っ!?」
 びくりと虎徹が驚きその口をつぐむ。クリームがクスクスと笑った。
「黙らせる方法はいろいろありますけれど、貴方には少しサービスして差し
上げますわ」
「さ、さーびす?」
 妖艶な笑みを浮かべるクリームに対し、虎徹がわずかに緊張した様子で
問いかける。緊張だけではない何かもあるようだったが。
 乱れた虎徹の髪を手櫛ですくと、その手を襟元へと伸ばす。ネクタイを
取り去ると、一つ一つボタンに手をかけていく。あれだけぎゃんぎゃん
咆えていたのに、すっかり大人しくなっている。ちょろいものだとクリームは
笑う。
 一目で鍛えられていることのわかる胸元に手を入れ、虎徹を見る。期待
する男の顔に一瞬心地よさを感じる。
 ―だが、ジェイクが戻ってきた今、クリームのすべてはジェイクの物
だった。ましてこんなに下心の透けて見える浅ましい男など、相手にする
のも吐き気がする。
「クマちゃん。こちらのヒーロー崩れの相手をお願いできるかしら」
 ぱたぱたとあちこちから湧き出るように出てきた、死んだ魚のような
虚ろな目をしたポップな色調のクマのぬいぐるみが、虎徹を拘束している
人形たちと会釈をかわしながらするすると虎徹の服をはだけていく。
「え……ちょ、マジ……?」
「マジマジ、ですわ」
「いや、こんなぬいぐるみ相手にされるぐらいなら、おねーさんの方が―」
「気持ちの悪い事、おっしゃらないでいただけますかしら?」
 にっこりと、でもはっきりと拒絶の意思を含んだ笑顔を返す。その間に、
声は発しないものの、マッドベアたちじゃれあいながら虎徹の各所を責め
始めた。


968:ジェイク×クリーム 虎徹
12/09/29 22:54:45.94 Nf1xNvGG
「いやいやいや! なにこれ、もふもふしててくすぐってぇ! なははは!?
ありえねえ!」
 などと騒いでいる。じたばたと騒ぎ始めたが、それも次第に収まり―
熱をはらんだ声が漏れ始めた。
「ぐ、あ……」
 マッドベアは子供向けの人形だ。
 デザインやコンセプトはなかなかパンチのきいたものだが、素材そのもの
は繊細な子供の肌に優しいものが使用されている。きめ細やかな布地が、
虎徹の突起を刺激し―あるいは昂ぶり始めたものを扱いている。自分の
手とは違う、体温など微塵も感じさせない異質な感覚が刺激的らしい。
 情けないとしか言えないその姿に、クリームはあざけるように笑う。
ジェイク様以外の男なんて所詮こんなものだ、と。
「体は正直なようですわね。お気に召していただけたようで何よりですわ。」
 小さなマッドベアたちが、自分自身の体を使い、おしくらまんじゅうでも
するように虎徹自身を挟み込み、扱く。硬めに詰め込まれた綿により、
程よい圧迫感が虎徹に加わっている。我慢できずに滴り始めたものにより、
一部のマッドベアはしっとりと湿り気を帯びている。そして、とうとう我慢
しきれず、吐き出してしまった虎徹のたまりにたまった欲望をべったりと
その身に浴びたマッドベアも出始めた。
「おーい、クリーム。そいつ聞いてねーぞー?」
「あら」
 もはや拘束はその意味をなしていなかった。
 人形はクリームの支配下にある限り疲れることなどないのだから、次々に
虎徹をへ快楽を与えてくる。息もつけないほど、虎徹は声を荒げている。
遅い来る快楽の波に身をのけぞらせている。もう耐えることなどできない。
ただただ、流されるばかりだ。


969:ジェイク×クリーム 虎徹
12/09/29 22:55:18.40 Nf1xNvGG
「……無様な事」
 虎徹の醜態にクリームが眉をしかめている。だが、無様なその見世物が
気に入ったのかジェイクからそう言ってやるなよ、と声が返ってくる。
「たまってるんならしょーがねーよなぁ? まだまだ頑張れる年なんだし?
まっ、造り物のヒーローにはお似合いなんじゃねーの? 造り物のクマちゃん
相手がよ!?」
 へっへっへ、と愉快そうにジェイクが笑っていたが―忌々しげにその
表情を戻す。
「……ヒーローってやつも形無しだな。せっかく選ばれた人間だってのに、
愚図どもに飼われて、見世物になって」
 クリームがカンカンとヒールの音を響かせながらジェイクのそばに駆け寄る。
「ジェイク様。ジェイク様と私で、NEXTによる、選ばれた世界を創り
上げましょう。私はジェイク様のおそばにいられるのなら、どんな世界
だって天国以上のものですけれど!」
「天国ねえ。今すぐにも見せてやるぜ?」
 ぐいと抱き寄せ、クリームへ口づける。
「……ジェイク様……!」
 男の喘ぎ声なんて気持ち悪いだけだ。それを掻き消すぐらいの女の声を、
ジェイクは聴きたかった。


970:ジェイク×クリーム 虎徹
12/09/29 22:57:16.31 Nf1xNvGG
 乱暴に服をはぎ取っていくが、クリームは恍惚とした表情でそれを受け
入れ―クリームの方も愛しいジェイクへと手を伸ばしていく。
「おい、クリーム。お前『ヤダ、思ってたよりかっこいいですわー』とか
なんとか思ってたろ、あのクソ虎に対して」
 ここでジェイクがクリームを抱こうという気になったのは、それがきっかけ
だったかもしれない。
「……ジェイク様、やきもちですの?」
 虎徹に対し、そう思ったのは事実だったらしい。でも、クリームに
とっては何をおいてもジェイクが一番なので、虎徹への印象はあくまで
正直な感想として以上の意味はなく、後ろめたい気持ちは無いようだった。
むしろ、ジェイクからそのような台詞が出たことが嬉しいようで、キラキラ
した目でジェイクを見つめている。
「―そういうわけじゃねぇけどよ。しばらく会えねえ間に趣味が悪く
なったんじゃねえの、ってな?」
「酷いですわ、ジェイク様!」
 咎めるような目でクリームがジェイクを見つめる。心の声を聴くまでも
ないその様子に苦笑しながらクリームの胸を揉みしだく。アッバスを出て
から、今までの時間を埋めるように何度となくクリームを抱いた。今のように、
ほんの些細な嫉妬や、それこそ手持ち無沙汰だからとか、そんなくだらない
理由でも。
 何年ぶりかのクリームの体は女として十分に熟れており、とても楽しめる
ものになっていた。
「私のすべてはジェイク様に捧げておりますのに」
 ―だからこそ、ジェイクのためにあらゆる方法をとることもできた。
ジェイクが収監されたアッバスからの解放を求める今回の作戦を実現する
ために、いかなる方法も。
 あの、何に対してもたどたどしかった初々しい少女が、ジェイクを満足
させるほどの腰使いを覚えている事とか。使役しているマネキンたちが、
虎徹を何度も絶頂させるほどの技巧を持ち合わせている事だとか。ジェイクは
心を読む事が出来るからというのもあるが、それでもクリームに何故かと
問う事はなかった。


971:ジェイク×クリーム 虎徹
12/09/29 22:58:26.70 Nf1xNvGG
「わりぃな。お前があんまり可愛いもんだからよ」
「ジェイク様……! 」
 ただ、この反応だけは、あの頃と変わらなかった。俺に惚れてりゃそれで
いい。何人の男がコイツの体を知っていようが、コイツの心はいついかなる
時でも俺の物なのだからとジェイクは笑った。
 ヒーロー・ワイルドタイガーが再度そのNEXT能力を発動できるまでは
時間がある。その間、たっぷり楽しんでやろうとジェイクが腰を動かし、
深く突き入れる。
「あぁあ……ジェイク様ぁ……」
 求めるその声にジェイクがますます上機嫌になる。艶めかしく動く
クリームの腰はすぐにもジェイクを絞り取ろうとしている。
「っあ……やめ……あ―!」
 かたやその傍で、ファンシーな子供向け玩具により精を搾り取られている
男がいる。
「アイツ、あのままだと死んじまうんじゃねーか? おい、クリーム」
「ジェイク様、もっと! もっとください、ジェイク様ぁあ!」
 クリームは己の快楽を求めるのに必死で、NEXT能力の制御の方まで
頭が回っていないようだった。その、快楽を求める気持ちだけがリンクして
いるようで―マッドベア達の動きはより容赦のないものになっている。
―何とも奇妙な光景だ。
「ま、知ったこっちゃねーわなぁ」
 ジェイクはそう言って笑った。あれで死ぬならそれはそれで幸せな一生
ってやつだろう。―相手がぬいぐるみだというのが滑稽だが……あんなに
愚かしい奴には、それで十分だ。
 ジェイクは目の前の女へと意識を戻し、全てでもって自分を愛してくれる
女を満足させることに終始した。


972:965
12/09/29 23:02:55.61 Nf1xNvGG
通し番号入れ忘れた…
ともかくここまでしか書けなかったよ ねちっこい中年同士のあれこれは
各人の心の中で展開されるのではないだろうか 
あるいは>>962かエロパロ板のMrレジェンドが…!


973:名無しさん@ピンキー
12/09/30 04:41:55.20 se7EJmrI
ひょおおおすげええ!
変態紳士の俺にはたまらん!!クリームさん可愛いい
ありがとう!そしてありが(ry

974:962
12/09/30 11:46:01.36 CpPUC1PD
うおおお、俺のただの妄想が形になっている!
ありがたやーありがたやー
はぁぁ、クリームさんエロカワ!
すばらしい!実にすばらしい!!!

975:名無しさん@ピンキー
12/09/30 20:48:14.35 w4BmsF03
>>965-971
きたぞ、ネ申が!
GJそしてDJ

976:名無しさん@ピンキー
12/09/30 20:48:54.80 w4BmsF03
興奮しすぎてGJがDJになったw

977:965
12/09/30 22:45:31.24 FfljwRqM
>>962
おお! 喜んでもらえて何よりだ!
っていうか962のシチュにぐっとくるものがあったんだよ

皆も一言ありがとう! 俺……ヒーローになれたかな……?

978:名無しさん@ピンキー
12/09/30 23:20:09.67 OAUYcCsj
>>958の俺も歓喜
おじさんはやっぱりしてやられてるのが似合うなw
エロいクリームかわいいよクリーム
弄ばれてぇ~w

>>977キングオブヒーローだぜ

979:名無しさん@ピンキー
12/09/30 23:24:53.03 7Ou6wy/p
>>977
今日から君もヒーローだ!b

980:965
12/09/30 23:56:25.52 FfljwRqM
>>979


981:名無しさん@ピンキー
12/10/01 04:30:50.94 pg/BshVb
もうスレも終わりそうだね

虎薔薇兎、3Pで数スレ使います 連投規制引っかかりそうなので
その場合は朝か夜まで空くかも

かなり無理やり・虎徹が調子に乗っている・バニー影薄い

―といった塩梅のため お気に召さない方は数スレすっ飛ばしてください

982:虎薔薇兎 1/11
12/10/01 04:31:39.63 pg/BshVb
「おいバニー、それ取ってくれ、それ」
「それってどれです」
「それだよソレ、その、美味いやつ」
「だから、どれですか!」
 タイガーとハンサムが、私を挟んで先ほどからどうでもいいやり取りを
している。トレーニング終わりがちょうど三人同じ時間になったから、飯でも
食いに行くか!? などとタイガーが食事に誘ってくれたのだ。できれば
二人っきりで、なんて思いもしたけど、実際そんなことになったら緊張と
嬉しさで死んでしまっていたかもしれない。
 ……っていうか、近い。本当に近い。大体何でお座敷タイプなのに同じ側に
三人も座る必要があるのだろう。狭いんですけど!?
「それだって、ソレ」
「ですから!」
 二人とも疲れが溜まっているのか、それほど大した量のお酒を飲んでいる
わけでもないのに結構べろんべろんだ。
「だーから、バニーの目の前にあんだろうが」
「―!」
 タイガーが身を乗り出してハンサムの前にある焼き鳥に手を伸ばす。―
つまり二人の間にいる私に密着するわけで。
 タイガーのそばなのは嬉しいのだけれど、こんなに近いとどうしていいのか
わからない。
「相棒なら分かれよこれぐらい―うわっ、とと」
「きゃああ!?」
「……あー、わりぃ」
 机の端にあったお茶の入ったグラスにタイガーが触れ、グラスが倒れて
しまった。おかげで私のスカートはべっしゃべしゃ!
「ちょっとタイガー、何やってるのよサイアク―って! ちょっと!」
「シミになるだろー?」
 おしぼりを取って私のスカートを拭こうとしているが、それはつまり
布越しにタイガーの手が私の足に触れてしまうという事で。
「い、いいからいいから!」
「遠慮すんなって。俺が悪いんだから」
「いやいやいや! だ、だって―ひ、ゃあ!?」
「んー? どうしたー?」
 へらへら笑いながら酔っぱらっているタイガーが私を見た。慌てて答える。
「な、何でも、ない!」
 そうだ、酔っ払い相手にまともに取り合ってはいけない。相手は酔っ払い
なのだ。もう、ぐっでんぐでんの。だから、いつも以上に無遠慮で、身勝手で。
―私の事、ただの子どもだって思ってるから、私の気持ちなんか全然
わかってないから、そういう事が出来るんだ。
「……そっか」
 少しの間をおいてタイガーが答えると、またタイガーがおしぼりで私の
スカートを―スカート、だよね……? ともかく拭きはじめた。

983:虎薔薇兎 2/11
12/10/01 04:32:30.13 pg/BshVb
「ん、っ」
 ぐっと歯を食いしばる。身がこわばる。
 変なところにお茶を零すから、おしぼりで拭く場所もなんだかきわどい所に
なってしまっている。スカートを拭くのをやめさせたいけれど、そのために
口を開こうとすると、変な声が出てしまいそうだ。それは絶対に駄目だ。
「……っ、あ、う……」
 もういい、もういいよ。お気に入りの服だけど、シミになっても構わない
から。だからもうやめて、タイガー。
 おしぼりは私のスカートの太ももや―もっと、その……エッチなところに
零れた水分を拭き取ろうと動いており、酔っ払っているタイガーはいつも以上
の無遠慮さで私の足をぐっとひっつかんでいる。
 ……だめ、だめっ!
 そう思うのに、声が漏れそうになり、それを必死に我慢しようとすると息が
つけなくなりそうになる。
「―はっ、あっ、あ―たい、タイガー、も、もういいから…… ―っ、
あっ。やっ、ダメ、ダメなの! そこ、ダメ!」
「遠慮するなって。こういうのはー、零してすぐにやんねーと、な、バニー」
「―っ!」
 そうだ、ハンサム!
 忘れていた。酔っているとはいえ、ハンサムならこの事態の異常さに
気付いているはずだ。……わ、私の様子がおかしい事とかも、き、気づい
ちゃってる、よね……? ―それでもいい。ともかく止めてくれないと、
タイガーの前なのに、私、おかしな事になっちゃう!
「ゴシゴシこすっちゃダメなんですよ。こう、裏に他の布を置いて、叩く
ようにして―」
 馬鹿だー!
 ハンサムなのにー! それにそれはソースを零した時とかだ。水かと疑う
ほど薄いお茶なんかでそこまで神経質にする必要は、って―
「なるほど、流石バニー」
「流石じゃないわよ、何言ってるの―いっ!? やだ! やだやだ、タイガー、
やめて!」
 た、たたた、タイガーの手が! 私の! スカートの中に!?
「これでポンポン叩きゃいいの?」
「はい、ばっちりです。流石は虎徹さんです」
「だな! 流石俺だよな!」
「だな、じゃない! ―や、だ……」
 ぎゅっとスカートを抑え込んでタイガーの手の侵入を拒もうとするが、
酔っ払いの力には勝てない。っていうか、裏にあてるはずの他のおしぼり
とか布なんて持って無いじゃないのよ!
「―!」
 タイガーの手が。スカートの中に突っ込んだ手が、じかに私の太ももを
撫で上げた。泣きそうになりながらタイガーを見る。いい加減にしてよ!
そう言おうとして―薄く笑っているタイガーの目とかち合う。
 ……え?

984:虎薔薇兎 3/11
12/10/01 04:33:11.76 pg/BshVb
「シミになると、いけねえよなあ?」
 ぐい、とタイガーが私のスカートを引き上げる。太ももどころか、下着
まであらわになってしまった。そして、男の力でもって、私の足を大きく開く。
「あーあー。こんなになっちまって」
「―っ!」
 カッと全身が熱くなる。
「なんで、ここ、こんなになってんだろうな?」
 にたりと笑いながら、タイガーが私に問いかける。
 恥ずかしい! ……ぬ、濡れちゃって、るんだ。タイガーがスカート拭いて
くれただけで。
「なあ、なんでだ?」
「……っ、それ、は……」
「虎徹さんがお茶を零したからでしょう?」
 さも当然だといわんばかりに背後のハンサムが答えてくれた。
「……っ」
「あれー? そうだっけ?」
「そうですよね?」
 ……それは、その。
 なぜだか、二人とも、薄く、笑っているような気がする。気のせい、だよね?
なんだっていい、とりあえずこの場を乗り切らなくちゃいけない。
「そ、そう……タイガーがこぼした、お茶のせい」
「ふぅん? そうか、そうか。これ、お茶かぁ!」
 こくりと小さく頷く。
「―じゃあ、これも拭かねえとな?」
「えっ!?」
「あ、なんだっけ、叩くように、だったっけ?」
「はい。しっかりとお願いしますよ?」
 ばたつく私を、ハンサムが背後から抑え込んだ。ちょっと、何考えてるの、
なんていう間もなかった。
「ひゃ、あ、あああ!」
 下着越しにではあるけど、けどっ! まともに刺激が与えられて! や、あ、
あぁっ!
「ダメ、違う、違うの! お茶じゃないの! お茶じゃなかったの! だから、
やめ、やめてっ!」
 もうわけがわからない! タイガーの指が、私の中に、入ってきていて、
ぐにゅぐにゅと―やだ、なんで!?

985:虎薔薇兎 4/11
12/10/01 04:33:49.02 pg/BshVb
「ねえ、ハンサムなんで―っ!?」
 助けを求めようと、ハンサムを見る。眼鏡が光っていて、ハンサムがどんな
表情をしているのか、見えない。
 その間も、タイガーの指はうごめいている。息がつけない。苦しい。
「やぁっ……たいが、やめ、てぇ……! へん、こんなの、おかしい、やぁ、
やだ、いやあ―」
 ―あ、だめ。
「ひゃ、あ―」
 声が、もう、止まらない。
 目の前のハンサムが眼鏡を取った。
 少し血走ったような目をしていて―見る間にアップになった、そして。
「ん、う、うううう―!」
 ハンサムに口を塞がれる。
 それと同時に、タイガーからの執拗な責めで、限界に来ていた私は悲鳴
ともつかない声を上げる。
「あ、おい! まだ早ぇだろ!」
「いいじゃないですか。貴方調子に乗りすぎです。ここ、普通のお店なん
ですから、これ以上声あげさせたらややこしい事になるでしょう?」
「ブロンズの居酒屋ならともかく、ゴールドの日本料亭なら見て見ぬふり
ぐらいするだろ、店側も! ―っ、畜生、俺が先にやるつもりだったのに!」
「今から変わります?」
「それは後でいい。そのかわり俺が先に挿れるからな。これは絶対譲らねーぞ」
「はいはい。わかってますよ」
 ぼんやりと二人のやり取りを眺めている。
 おなかというか、下腹というか、初めて与えられた刺激でそこを中心に
体がひくひくしている。足腰が立たない。
 僕だって鬼ではありません、とハンサムが若干不満げに呟いているが―
何を言っているんだろう、どういう事なんだろう。これって夢? 夢でしょ?
欲求不満な私の夢よね? でなければこんな事―
「ん、んん!」
 またハンサムがキスをしてくる。酒気を帯びた吐息が、私の腔内に
広がっていく。混乱で涙が出てくる。

986:虎薔薇兎 5/11
12/10/01 04:34:24.66 pg/BshVb
「嫌がってんだろー!? ……ブルーローズ、オジサンとしようなー?」
 ぐいとタイガーがハンサムを押しやった。泣かせたのは貴方のやり方が―
などとハンサムが愚痴っているが、タイガーはあえて無視しているようだ。
 あむ。
 かぷり、といった表現が正しいのか、タイガーが、私にキスをした。キス、
だよね、コレ。よく訳が分からない。ちゅうちゅうと、音を立てるようなキス。
 ハンサムは甘いお酒の匂いがしたけど、タイガーが飲んでいたのは強い
お酒みたいで、アルコールの匂いが強い。くらくらして、おなかの下の方が
じんわりしてくる。うまく息がつけなかったので空気を吸い込もうと口を
開けたところでタイガーの舌が滑り込んできた。
「んん……っ」
 驚いて顔をそむける。
「逃げんなって―ほーら、捕まえた」
 へへ、と、タイガーが笑い、そう言って舌をからめてきた。どうするのが
正しい事なのかわからず、タイガーにされるがままとなっている。……
さっきイってしまったせいなのか、すごく頭がぼんやりする。でも、すごく、
幸せだ。
「……ん?」
「ああ、すみませんね。腕、よろしいですか?」
 そんな事をしている間に、ハンサムが私の上着を脱がせようとしている。
体中が熱かったし、ちょうどいいんじゃないかなと、こちらもハンサムに
されるがままにする。
「たい、がー?」
「……うっわ、たまんねー……」
 たっぷりキスをした後、タイガーが私から離れていく。もっともっとキス
していたかったのに。ぼんやりとそう思っているとがちゃがちゃと、何やら
せわしない音が聞こえる。
「……そんな急がなくっても、もう彼女、逃げられやしませんよ」
 ねえ? とハンサムが私に笑いかけ、そしてタイガーと入れ替わりにキス
してきた。続いてじかに胸を触ってくる。……ああ、そっか。私さっき、
ハンサムに服、全部脱がされたんだ。……え、なんで? 上着だけじゃ
なくって? 全部?

987:虎薔薇兎 6/11
12/10/01 04:35:03.35 pg/BshVb
「……もっとゆっくりしてらしてもいいのに」
「うっせぇ。……バニー、どけろ」
「はいはい」
「―っ!?」
 ちょ、っとまって。ちょっと待って! な、んでタイガーも裸なの!?
どうしてハンサムもいそいそと服脱ぎ始めてるの?
「た、タイガー……?」
「仲良くぜ? ブルーローズ。な?」
「な、仲良しようくって、これは、その、仲良くの意味が―」
「違やしねぇよ、な、バニー」
「ええ、違いありません」
 え? 違わないわけないでしょ? 違うじゃない。だってこれ、今から
二人がしようとしてる事って、だって。
 タイガーの手が私に触れる。触れられただけでそこが熱を帯びる。ぐっと
顔が近づきちゅっ、と音を立てたキスをされた。
「仲良くないとできねー事だろ? コレって」
「……え?」
「あー、それとも何? ブルーローズって仲良く無い奴ともヤっちゃう
のか? オジサンすっごいショックだなー」
「す、するわけないでしょ!?」
「あ、そう。ちゃんと仲いい奴とやってるんだな。感心感心」
「っていうか、そんなの、その……したことないし」
「―っだよなー?」
 ぎゅうっとタイガーが私を抱きしめた。
 ……なんでそんなに嬉しそうなんだろう。
 こっちとしてはもちろん相手は誰でもお構いなし、なんて事はあり得ない
けど、周りがさっさと彼氏とそういう事になってる中ずいぶん肩身が狭いと
いうのに。
「……キスだって、さっきハンサムとしたのが初めてだったし」
「なっ!?」
 タイガーがぎょっとした顔で私を―次いでハンサムを見た。
「……バディで仲良く半分こ、素敵じゃないですか。なんて顔するんです。
……順当でしょう。逆だったら貴方、絶対承服しないじゃないですか。
ファーストキスぐらい譲ってくださいよ」

988:虎薔薇兎 7/11
12/10/01 04:36:25.85 pg/BshVb
「……し、しょうがねーな。まあ、我慢してやるよ! 大人だからな! 俺はっ!」
 そう言ってタイガーが私を組み敷いた。
 ……っていうか。その。えっと。
「んじゃぁ、さっそく―」
「す、ストップストップストップ!」
 必死になって止める。だって、これは。つまり、その、する、って事よね?
なんで? どうしてそういう事になるの? それに何で二人がこうやって
私に?
「―お前、俺の事好きなんだろ!?」
 えっ!?
「なっ、あ、っ―!?」
「……好きなんだろ?」
 それ以外の答えなんてあるわけがない、と、確信に満ちた顔と声で、
タイガーが笑っている。急にそんな事を言われて、頭が真っ白になる。
なんと言えばいいのか、体が震える。
 好き、すごく好き。
 でも、だって、余りに急すぎて、わけがわからない。だって私、
タイガーに片思いしてて、ハンサムとは喧嘩仲間で。なのに、どうして。
お酒のせい? 誰でもいいの? 何故、どうしてばかりが溢れてくる。
 こんなわけのわからない状態で―怖くて怖くてたまらなくて。こんな
事初めてなのに、体の奥の方で、私の何かがタイガー達が行おうとしている
事を求めている事も、なおさら混乱に拍車をかけている。
「―好きじゃなくってもいいや、好きにさせてやる。俺以外、何も目に
入らなくなるぐらいに、な」
 かあっと、顔が熱くなっていく。
「俺以外、じゃないですよね?」
「はいはい、俺達以外、な。……俺も、バニーも、お前の事、好きなの。
知ってたかー? お前、自分の事で手一杯で、俺らがお前のことどう思ってる
かとか、考えた事なかったろ?」
「えっ……え?」
「だから、実力行使。したくてしたくてたまんねーの、俺達」

989:虎薔薇兎 8/11
12/10/01 07:35:05.88 pg/BshVb
 くちゅり、とタイガーの先端が、私に触れた。
「ひゃ、あ!」
 それだけで全身が震える。体中に電流が走る。そこだけじゃない、体も頭も、
全部がとろとろにとろけてしまったようで、何もわからなくなる。
 ゆっくりとタイガーが沈み込んでくる。
「―っ、う!?」
 逃れたいけど、そうしようとするとハンサムが私を押さえつける。
ゆっくりゆっくり、タイガーとの距離が近づいていき―そしてタイガー
から満足そうなため息が漏れた。
「……あー、やっぱスゲーわ。わかるかー? お前、全部俺飲み込んでん
だぞー? ……っ、と」
 ぬらり、とタイガーがギリギリまで入れたものを抜く。体の中の物が全部
ひっくりかえってしまいそうだ。
「あ、あああ……あっ、う……ひゃ、あああ」
「ほーら、な?」
 そしてめりめりと、また、根元まで私の中に収めた。声が、漏れてしまう。
「こんだけの動きで、もう出そう……っつーか、キツくてもう動けねー。
そっかそっか。俺の事、そんなに離したくないかー?」
 とても嬉しそうにタイガーが笑っている。ハンサムは、はいはいそれは
よかったですね、さっさと出して交代してください。っていうか、次僕が
入れるんですから中で出したら承知しませんからね、なんてやり取りを
している。タイガー達はそんな感じでとても楽しそうだ、でも。
「あ、やだ……痛っ……いた、い……」
 こっちはじりじりというか、じんわりというか、痛い。―っ!? やだ、
動かないで! いた、いんだから、っ!
「おー、そうか、痛いかー」
 よしよし、なんてタイガーが頭を撫でる。
「よーく覚えとけよ? お前の処女奪ったのは俺だからな? お前の初めての
男は、俺なんだからな? ちゃあんと教えてやるからな? 男を。……俺を」
 ぐい、とタイガーが腰を大きく動かす。
「やっ……!」
 痛い、痛い! タイガーの馬鹿! そんな、動いたら、痛いに、決まって
―! 混乱はしているものの、タイガー達と行なう行為に期待していた私の
中は溢れそうなほど滴っていた。潤滑剤としての役目は十分にはたしている
のだろう。でも、痛い、痛くて痛くて、たまらない。
 肌と肌の触れ合う音と、私の水音が室内に響いている。その合間に、私の
苦しげな声も。タイガーの動きは、私の声など無視したものだ。
「ば、かっ。いた、い……やめ、て」
「……ちょっと! 虎徹さん!」
「何だよ、さっさと代わってやろうと思ってるのに」
「い、急ぎませんから、もっと優しくしてあげてください!」
 見るに見かねたハンサムがそういうと、タイガーがくくっと喉の奥で笑った。

990:虎薔薇兎 9/11
12/10/01 07:36:09.43 pg/BshVb
「あ、そーお? じゃあお言葉に甘えまして、と。……でも、そんな心配
いらねーと思うけどなぁ?」
 きゅっ、とタイガーが私の乳首をつまんだ。
「ひゃあ!? たいがー、痛いって―んっ……ん!?」
 思わず漏れた声にはっとする。
「……な?」
 れろん、とタイガーが私の首筋を舐め上げると、またギリギリまで
抜いて、一気に奥深くまで貫いた。
「ひゃあああん!」
 自分の声にびっくりする。なに、何よこの声。誰よ、私こんないやらしい
声、あげるわけ、あげるわけ……っ。
「あっ、やあっ、いやっ、んっ。ちがっ、違う……これは、違うのぉっ!
これ、私じゃない! あぁんっ!」
 痛い。痛い、のに。声が。やだ、違うのに、私、こんな声―!
「コイツ、こういうの好きなんだよ。つんけんしてるけど、すっげーマゾ気質」
 思ってた通りだとタイガーが笑っている。
「へえ、じゃあ貴方とお似合いですね」
「俺サドじゃねーよ。紳士紳士。マゾのコイツに合わせてるだけー」
 そう言ってタイガーはけらけらと笑ったあと、私に向き直り、唇の端を
舐めると私の体を責め始めた。
 痛みはあるのに、一度痛みだけではないものに気付いてしまうともう
駄目だった。痛みによる叫び声じゃない、今度は嬌声が漏れる。いやだ。
はしたない。こんな、だって初めてなのに、こんな声……こんなに気持ち
いいとか、私、おかしいよ!
「違う、私、こんなの……ひぅっ! 違うの、二人とも、私、こんな……」
 初めてなのに、わけがわからないまま、二人に力づくで事に及ばれている
のだから、本当は泣いて叫んで、暴れて、必死で抵抗しなきゃならない
はずなのに。
「違わねぇって。なー?」
「はい。たまらなく可愛らしいですよ」
 恍惚とした表情で、タイガーの体に縋り付いている。なんて様だろう。

991:虎薔薇兎 10/11
12/10/01 07:36:47.32 pg/BshVb
 ハンサムは私を拘束する必要もないのだから、タイガーに縋り付いていた
私の片手を取ると、私の手ごと自分のモノを包みこみ……扱き始めた。
ごつごつして、熱くて、硬いんだけど、柔らかくて。時折ビクビクと震える。
「あ、悪ぃ。我慢できなくなっちまった?」
「もう別に今日のところはこれでいいですよ……貴方彼女に無茶させすぎ
です。貴方のあとに僕の相手とか、鬼のようなことできません」
「何だよー、自分がビビっただけの癖に俺を悪者にするなよ」
 私を間に挟み、ずいぶんと余裕のある会話を交わしている。
「次は僕からですからね。虎徹さんは一人で処理なさってください。って
いうか、貴方はいりません」
「はぁあ!? いらないのはお前の方だっつーの!」
 ぐい、とタイガーが私を持ち上げるようにして自分の方へ引き寄せた。
「ひぅっ……!」
 刺激する角度が変わったことにより、快感の波が私を襲う。もう、口から
洩れるのは言葉でも悲鳴でもなく、喘ぎ声ばかりだった。
「……いらないのはバニーの方だよなー? なー?」
「虎徹さんの方ですよね!?」
 うるんでぼんやりする視界の向こうで何やらどうでもいい事で喧嘩をして
いる。
「どっちも……いら、ない……」
 もう、解放してほしい。気持ちよすぎておかしくなってしまう。何も考え
られない。与えられる刺激にばかり意識がいって、どうにかなってしまい
そうだ。私を、返してほしい。
 カリーナ・ライルはこんな淫らな女じゃない。
 男の人に触れられると、下腹部がきゅんとしてしまうとか、キスした時
どう息を継げばいいのかとか、体を支配する快楽の波の事とか、そういう
事を知らない、一時間前の私に戻してほしい。 
「……まだわかってねーみたいだな、このお嬢さんは」
「そうですね。……虎徹さん、早く終わらせてください。次、僕が入れます」
「おっ、やる気出てきたみたいだな! うーっし、じゃ、もう一頑張りさせて
いただきますか、っと!」
「ひゃ、あ、あ、ああん!」
 サイテーだ、何もかも。
 タイガーも、ハンサムも―私も。
 かわるがわる、二人の男に私は快楽というものを刻み付けられ―同じ
ように、二人の男にも私を抱くという快感を刻み込んでしまった。

992:虎薔薇兎 11/11
12/10/01 07:37:18.63 pg/BshVb
「あっ、どーも。なかなかいいお席でしたよ。っと」
「ええ、ありがとうございました」
 何事も無いようにタイガーは気のいい陽気な男として、ハンサムは皆の
ヒーローバーナビーとして女将へ声をかけている。
 手渡されたチップは―チップというにはかなり高額だった。明らかに、
何か、が行われた後のけだるさ、あるいは匂いが残る室内だというのに、
女将は特に何も言わず細い目をますます細くして、ほほ、と笑うにとどめた。

「車呼んで、このままバニーんち行こうぜ。一回じゃ全然物足りねーわ」
 足腰がまだ立たない私はタイガーにしなだれかかるような形で日本料亭
の玄関先にいる。はたからは酔いつぶれたようにでも見えるのだろうか。
タイガーは私の髪に、顔をうずめるようにキスをしてくる。
「何で僕の家で―!」
「3人でやるんならバニーんとこの無駄にでかいベッドじゃねーと無理だろ。
……嫌ならいいぜ。このまま解散な? 俺、コイツ送ってくから。じゃな、
バニー」
 ひらりと手を上げ、タイガーが方向転換しようとする。
「ちょっと待ってください! 貴方、絶対自分の家に連れ込むつもりで
しょう!? ―わかりましたよ! ええ、僕の家を使ってください!
ぜひともお使いください!」
「わー、やっさしーい、さっすがバニーちゃーん!」
「……ちょっと……」
 何勝手に話を進めているのよ。
 そう言いたかった。だけど、くちゅりと、私の先ほどまで散々この二人に
思い知らされた女の部分が反応を示していた。
「……優しくしてくれないと、ヤだから……」
 精一杯の譲歩のつもりで言ったんだけど―ごくりとつばを飲み込む
二人の様子を見る限り、焚き付けてしまった、みたいだ。
「―もちろんです!」
 ぶんぶんとほほを染め、首を縦に振るハンサムはまだいい。
「もちろんだとも、なあ?」
 にたりと笑うタイガーのあの様子。どうにも今晩、私は引き続きろくな目に
合いそうもないらしい。

993:981
12/10/01 07:39:55.55 pg/BshVb
以上です
いろいろ書けて楽しかった!

994:名無しさん@ピンキー
12/10/01 19:53:36.60 LevjYnzU
最近3P物ふえてうれしい
Sな虎徹ってあんまり読んだことないから新鮮だ、なかなかいいな
GJ!そしてGJ!

気がついたら990こえてたので立てた
TIGER & BUNNYでエロパロ2
スレリンク(eroparo板)


995:名無しさん@ピンキー
12/10/01 23:42:48.99 kbZjulpU
>>981
GJだわぁ
カリーナたんかわいい

>>994
ワイルドに乙るぜ!

996:名無しさん@ピンキー
12/10/02 00:01:15.14 SHJsAcgf
うおークリームたんに続けて薔薇きた!
帰ってきたばっかだから後でゆっくり読むwktk

>>994
乙!そして乙

997:981
12/10/02 23:15:27.52 A7rZu3FS
一言 ありがとう そして ありがとうっ!
長々と書いてしまって申し訳ない事をした…
>>994 ありがとうー!

998:名無しさん@ピンキー
12/10/03 02:43:32.95 TZu/m2Vm
では、埋めよう!そして埋めよう!

999:名無しさん@ピンキー
12/10/03 03:22:41.07 C2md7i/7
ワイルドに埋めるぜー!

1000:名無しさん@ピンキー
12/10/03 06:22:47.97 V0Ko9HEb
1000なら薔薇と炎と龍で3P

1001:1001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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