11/04/16 21:02:31.25 SSuXP9pR
→1)あくまで「これは夢だ」と思い、もう一度寝なおすことにした。
こんなことが現実の自分の身に起こるはずがない。
君はもう一度マットの上に横になり、堅く目を閉じて眠ろうとした。
……チュンチュン
半覚醒状態の耳に、窓の外で雀が鳴く声が聞こえる。
やはり、昨晩のあれは夢だったのだ。
君は勢いよくベッドの上に起き上がった。
─ぶるん
「ネグリジェを着た」君の胸で「高校生にしては規格外に大きな乳房」が揺れる。
君は一瞬パニックになりかかり……瞬時にして落ち着きを取り戻す。
そうだ。何を慌てることがあるだろう。
高校に入ったあたりから急激に大きくなったとは言え、最近ではすっかり見慣れた自分の胸ではないか。
君はベッドから下りて、部屋を見回す。
ピンクのカーテンとベッドカバー。白い衣裳タンス。父親にねだって買ってもらったドレッサー。
うん、「何もおかしなところはない」。
君は制服に着替えようと、壁にかけてあるセーラー服に手を伸ばした。