08/06/01 04:51:25 yfEfOpD00
>>622
その不等号が何を指してるのか分からんが…ピッチとかリズムとかビブラート等のテクニックの上手さ、のことなのかな。
それなら、一部にはそういう関係が成り立つかも知れないね。
ただ、そういうテクニックが売りの「有名歌い手」の殆どは商業音楽からは声が掛からないと思うよ。
テクニック的にAクラスの歌い手なら「プロ」になれるというのは間違い。
ヴィジュアル云々だとかコネクション云々以前に、音楽としての部分でね。
何故なら、それだけでは「商業音楽に求められる優先表現」が出来ないから。
勿論、最低限のテクニックは必要だけど、それ以上に、表現能力が無ければ「底辺プロ」としての仕事もこなせない。
求められるモノがそもそも違う。
商業音楽的な観点(プロ的な観点)から見れば、
宇多田ヒカルや桑田佳祐や一青窈はA上どころじゃなく、圧倒的に上のランクになるよ。
いわゆるJpopの曲でも、ちゃんと聞けば、明らかにアマの「上手い」人とは表現力が違う。
それは、「プロの環境で録ったからそう聞こえる」ではなくて、歌手の実力でね。
歌詞の解釈や周りの楽器とのバランス、リスナーが聴くであろうシチュエーション等、様々なことを考え、
その内どれを優先して表現すべきかを考える。
それは、ボーカルや各楽器隊の人、ミックスの人、マスタリングの人全てがそういう意識を持ってやってる。
プロを条件付ける要素はテクニック的な上手さではない。
仕事として音楽をするのがプロな訳だから、「商業的な目的を達成するための適切な表現」をすることが、
プロとして第一義に求められること。
以前、年配の方の為の曲のレコーディングの仕事を請けたことがある。
凝ったフィルや複雑なリズムの、高度なテクニックには徹底的に駄目出しされたよ。
「何が求められてるか分かってない」ってね。
この場合の回答は、結果的に「極単純なリズムで、強弱表現・音色の変化の表現のみで緩急を付ける」ということだった。
いわゆる"芸術音楽"の観点では、最初に録った音源の方が良かったんだけどね。
商業音楽としてのプロに必要とされるのは、つまりこういうことなんだと思うよ。
だから、ここでのランク付けで表現力をさほど重視しない以上、「Aランク=プロ級」とだけ書くのは誤解を産むから嫌だなーと思う。
「Aランク=プロとして通用するぐらいの最低限のテクニックがある」と書いた方が良いんじゃないかなと。
暗黙の了解としてもいいかも知れないけど、この部分の勘違いだけは解きたいなと思う。