16/08/07 11:48:52.48 dRamutjY.net
「そういえば、おめーの母ちやんは知ってたんだな。誘拐のこと」
「あぁ、入院してた時に話した。見舞いに来てくれたのは母さんと父さんだけだった...」
少しは期待していた。
笑われてもいいから、誰か会いに来てくれないかと。
その願いが叶えられることは無かったが。
「んでな。事情を聞いて、今預かってますって言ったら、暫くの間よろしくお願いしますってさ。」
暫く、とはどういう意味かと尋ねれば、お前、当分万事屋に住むことになったら、と平然と言われた。
「母ちゃんも、会わせたくねぇんだろ。傷つけた奴と傷つけられたやつを一緒にするなんて狂気の沙汰じゃねーしな」
「で、でも俺は何も出来ないし迷惑をかけるばかりだ」
「んな大怪我してんだから出来なくて当然だろ。それになぁ、お前はちったァ周りに迷惑かけろ�