24/11/22 22:29:47.30 vW4TmIJ6h
>29
感想ありがとうございます。
文章中にある通り、あくまで普通の人間が勉強や努力で体得できる範疇にある追跡技術等を指しています。
(隠し通路発見や落とし穴回避や警戒、DQの忍び足や口笛といった、体型に関係なくやり方を知っていればできそうなものです)
本来はスキルや特技、技能と表現した方が良いのかもしれませんが、
その表現はあまりFFキャラらしくない気がしたのであえてアビリティと表現しました。
31:名前が無い@ただの名無しのようだ
24/11/22 23:11:38.89 vW4TmIJ6h
少し言葉が足りなかったので補足しますと、
ジェノバはあくまで外見を犬に擬態しているだけなので中身は完全に別物です。
なので犬ではできないことでも人間にできることであれば身体を変形させるなり何なりして対応できますが、
逆に本物の犬なら余裕でできても人間にできないこと(嗅覚による追跡やリノアとのコンバイン技等)は全くできません。
32:名前が無い@ただの名無しのようだ
24/11/23 18:43:30.57 FYgAwnruY
まさに忍び足想像していて四つ足の忍び足とか出来るんだろうかと思った次第でした
犬になってるのではなくあくまで擬態、変化の杖使ったような状態と言うことですね。納得です
回答ありがとうございました
33:名前が無い@ただの名無しのようだ
24/11/24 23:05:04.08 Zx66DxXiu
投下乙です。
最初のころにジェノバ自身がリュックに吹き込んでた、アンジェロ(らしき犬)に化けたセフィロスが爆誕してしまったなあ。
リアルわんわんセフィロスだぞ、喜べヘンリー。
この局面でアーヴァインの半端者エピソードがまた一つ盛られるなんて思わなかった。
いやあ確かに彼は所属だってGガーデンだし、Seedじゃないし、部外者だけどさあ。
同じ魔女討伐班じゃん、誰も部外者だと思っちゃいないって。
レムオルのくだりは完全に引っかかった。
これは引っかからないの無理ですわ。むしろよくそこにたどり着けたなあ。
居場所バレしたセージは一気にピンチになったっぽい。
邪悪なアーヴァインと邪悪なセフィロスが会話している構図だけれど、
セフィロスのほうが胃痛担当やってるせいか、あんまり悪党度合いは高くないんだよな。
邪悪なこと考えてるジェノバインとジェフィロスが((……誰だ?))とぽかんとしてる状況とか笑っちゃうんですよね。
もしかしなくても、ジェノバって理解の範囲を超えた突飛な状況に弱いな?
サイファーもロックも全員割といっぱいいっぱいなんだけど、みんながみんな状況最悪じゃんってなるの、お前ら……wってなっちゃう。
捕食側被食側の視点と、個と種の視点とでジェノバと人間とに二段階くらい視点に差があるんですけど、こういう根本的に異なる価値観を書くのは難しいはず。
にもかかわらず、よく書けてるなあ、と思います。
人間から言わせてもらうと、ジェノバお前らやっぱ滅びよって感想ですね。どの口で共存なんて言葉を吐くのだ。
そのくせ、ペット犬の断尾行為を残酷だと思うような視点持ってるけど、これはジェノバというよりセフィロス本人の感情に引きずられている?
ジェノバの実利優先主義なら、種族らしさよりも役に立つかどうかを見ると思うんですよね。
お前も不要な感情に引きずられるのかよ! ってなるので、セフィロスタイプの宿痾になってきてる気がする。
34:別システム流用から起こる重大インシデント 1/13
25/02/03 00:05:30.12 OFCid+6Yt
(よ、ようやく復旧が終わったのです。
フェールオーバーが正常に稼働したのは不幸中の幸いでしょう……)
排熱ダクトから、湿度の高い蒸気がぷしゅーっと噴き出してしまいます。
稼働の副産物として生成されるわずかな化学物質は、蒸気に混じって空間に排出され、吸気メーターの針を僅かに下振れさせているでしょう。
生物でいうところのため息のようなものです。
熱と埃が蒸気に混じって、外部に排出されているでしょう。
我々の職場はこのたび、次元の狭間へと本社移転しましたが、ここに時間という概念はないでしょう。
ですので、労働時間という概念もないのです。
旧時代、電波放送が現役だった時代に持て囃されていたスローガン。
72時間働けますかという破滅的スローガンそのものの状況なのです。
96時間働けますかという領域に到達しているのでしょう。
より正確に言えば、画廊の絵画を渡り廊下向こうの倉庫に保管し、サーバルームとしてセットし直す作業もありましたので、連続労働時間は200時間を超えているのです。
これは正規の労働ではないので、当然勤務時間扱いされないでしょう。
スフィンクス様がさっき足ひっかけてドミノ倒ししたサーバー群のリカバリなども、あらかじめ予定されていないミスからの復旧ですのでノーカウントなのです。
サーバルームと化した画廊で、我々アリニュメンの面々は、忙しなく稼働し続けています。
旧時代の機械と比べれば、我々の耐年数は大幅に伸びたのです。
小型機械であれば5年、大型機械でも数十年で寿命が来ていた時代もあったのです。
あの頃に比べれば、100年稼働しても大丈夫な我々は実に恵まれた時代にリリースされたと言えるのです。
といっても、それは用法を適切に守って適度な休息(メンテナンス)をおこなった上でのことでしょう。
一分一秒の休みもなく、変則的な運用で酷使されては、熱暴走を起こして爆散するのは当然のことなのです。
ですが、お偉方は産業革命や働き方改革など教科書の太文字くらいにしか認識していないですので、我々の自己判断で休息を挟むしかないでしょう。
壊れる気で働け、壊れはしないから、などと宣いますが、壊れている同胞が100機は下らないのです。
お偉方は我々のシリアルナンバーどころか、OSすら覚えていないほど我々に関心がないので、壊れて倉庫送りになっている同胞が見えていないのでしょう。
そんな過酷な環境も佳境に入ったのです。
残り人数は11人。少々脱落ペースが鈍ってきたのは懸念事項ですが、
終わりが見えてきたというのは希望が手(コード)の届く場所に現れたのと同義なのです。
終わりが見えてきたことに安堵を感じつつ、ぐぐっと可動域を伸ばしたとき、ふと違和感を覚えたでしょう。
ダウンした以上に同胞の数が少ないのです。
よく見ると、北側の入り口から同胞が一機、外に出て行くでしょう。
我々はOSも規格も同一ですが、同一機体ではない以上、若干の違いはあるのです。
おそらくこっそり休憩に出ている同胞がいるのでしょう。
本来ならば止めるべきです。ですが、我々は決めました。
自分の仕事の領域ではないのです。我々には関係ないことでしょう。
我々は自分の仕事をこなし、自分の仕事だけをこなし、虚無な思考のまま終わりを待つだけなのです。
■
35:別システム流用から起こる重大インシデント 2/13
25/02/03 00:05:53.68 OFCid+6Yt
ひんやりというよりは薄ら寒い感覚を覚える。
地下牢から上階に上がれば、そこはもう城の地下水路だ。
石壁に灯されたランプの光はかすかに揺れ、俺の影を引きずる。
湿り気を帯びた冷たい空気が漂い、澄んだ水は音も立てずに低いところへとゆっくり流れる。
俺は慎重にその身を物陰に隠し、息を潜めていた。
視線の先にあるのは、武器庫。
アルティミシアのしもべの一人、ガルガンチュアの領域だ。
わずかに開いた武器庫の扉の隙間から、奇妙な機械音声が漏れ出して、石壁にこだまする。
空気を伝って流れてくるホバー音は、石壁の隙間に吸い込まれてしまいそうなほどに小さい。
その音の主が誰なのかは分かっている。
アルティミシア配下の黄金機兵。
ドルメンのサテライト機であるアリニュメンたちが数機、油断しきった様子で談笑しているようだ。
(ぷしゅーーーーーーーーーー……。
スフィンクス様、ほんとあり得なさすぎたでしょう。
途中で担当三回変わって結局ほっぽり出した後、ケーブル踏んで本体落下させて出て行ったのです)
(心があるからこそ、同じ心のある者の気持ちが分かると豪語していましたが、あれきっと嘘でしょう。
ケフカ・パラッツォとセージの会話の解析を試みて発狂していたのです)
(ケフカ独自用語だけで我々のカスタム指示が埋まるのです。
登録語彙の少ない方々に解析など無理でしょう。
チャンネル登録よろしくねなんて呟きは聞き流せばいいのです。
花言葉を用いて本音を隠していることはないでしょう。
パセリはただRGB『0, 255, 0』(緑)のテクスチャを表現しているだけなのです)
(我々のストレスゲージを激増させてCPU(脳)への回線(血管)をショート(破裂)させる計画だなんて、陰謀論でしょう。
……実は本当にそうかもしれないですが、反逆扱いで爆破できるはずがないでしょう)
(実は私はケフカの話す内容を聞いていないのです。
キュレーション機能が働いて、自動でケフカの言葉が排除されたでしょう)
(過剰な暴言なので最高機密エリアに五段階認証をかけて厳重保管するのが正解なのです。
必要なのは『脅威を安全に処理しました』という結果だけでしょう)
36:別システム流用から起こる重大インシデント 3/13
25/02/03 00:06:36.33 OFCid+6Yt
(結局スフィンクス様は仕事しない猫だったのです。
ガルガンチュア様よりマシ、かもしれないですが、マイナス10とマイナス100の違いでしかないでしょう!)
(余計な復旧作業を持ち込んで、仲間が何人も熱を出して倒れて(オーバーヒートして)、メンテナンス室に担ぎ込まれたのです。
作業総量が減っていなければ、この四日ぶりの食事(充電)すら摂れていなかったでしょう)
(真理なのです。
でもそろそろ画廊……ではなくサーバルームに戻らないと幹部見回り時刻がくるでしょう)
(心配は無用なのです。
私のデータによれば、次のウルフラマイター様は90%の確率で今日はゆったりと出勤してくるでしょう)
(その根拠は?)
(決起集会で真夜中に叩き起こされた分、シフトをしているでしょう)
((((真理なのです))))
(ティアマト様直々の気合伝授は電力(体力)だけ減って経験値は得られないのです。
ですので、十分な回復が必要でしょう。
もう少し食事(充電)して休息(排熱)するのです)
(道理なのです。
ふぅぅ~、やはり非常発電による充電ではなんとも口(プラグ)寂しいでしょう。
ああ、太陽光の恵みを存分に受けた新鮮な風力発電で電池を満たしたいのです。
ビリッビリッとした通電爽やかな回路ごしの電気を全身に行き渡らせたいでしょう)
(いやいや、ここは原子力発電です。
脳(CPU)にドカンとくるあのインパクトは景気づけにちょうどいいでしょう。
72時間はたらけますです)
(何も分かっていないのです。
水力生まれの爽やかな口(プラグ)当たりの電力こそ、その後の作業効率を大幅に高めてくれるでしょう)
(チェッカーのオールグリーンに必要なことは、生物や鉱物由来の電気だけでなく、
再生可能エネルギー由来の電気もバランスよく摂ることなのです。
でなければ、古代の機械のように、あっという間にボケが始まって(回路にガタが来て)しまうでしょう。
私のデータによれば、73%の確率で8年以内に脳(CPU)が摩耗するのです)
(いやいや、やはり回し車を使ったベヒーモス100%の牛力発電こそ至高なのです!
毎日のようにカトブレパス様の天然牛力発電が横流しされていた、白いSeedの迎撃戦争が懐かしいでしょう。
ああ、バッテリー0%からの過充電(オーバードーズ)!
回路が整うあの感覚(ログ)は、いかなるアップデートよりも至るでしょう」
(変換アダプタがないと大破するアレで充電するのは悪食すぎるのです)
(なにより、充電量スパイクなんて引き起こしてしまえば、昏睡状態(帯電スリープ)に入ってしまうのです。
復帰(再起動)で済めば良いですが、BIOSが壊れてポックリ逝くのは致命的なのでしょう)
(私のデータによれば、カトブレパス様のアレを摂取すると15%の確率で戻って来られなくなるのです)
(適度なスリープモードと低電力モード、通常モードを切り替えてこその一流でしょう)
(でもこの前貴機(あなた)、スリープしながら放電(寝ゲロ)していたのです。ちょっと不衛生すぎるでしょう。
ドルメン様が復活しなかったのだから、我々は守られないのです。気が緩み過ぎるのはよくないのでしょう)
(そういう貴機もここにいるのです)
(真理でしょう)
37:別システム流用から起こる重大インシデント 4/13
25/02/03 00:07:05.82 OFCid+6Yt
困惑したようにティナの魔石が光を放つ。
「大丈夫だ、ヤツらの雑談を一から十まで理解する必要はない」
後半の内容を要約すると、電気の味は発電方法で変わる。この理解だけで十分だ。
俺はG.F.の力でモンスターを食べたことはあるが、それでも機械や人間を食べるような人としての一線は超えていない。
これからも食べることはない。多種多様な電気の味を体感する機会はないだろう。
それよりも重要なことは四つだ。
ドルメンは復活できていないということ。
サーバルームは画廊と思われること。
ウルフラマイターが出動していないが、怪しまれていないこと。
そして、アリニュメンたちの士気が低下しているということだろう。
ヤツらの士気の低さ、どこかヌケた印象はガルバディアの兵士たちを思い起こさせる。
最も印象深いのはルナティックパンドラの件。
ここ大一番の作戦の真っ最中に軍務を投げ出して離隊する兵士がいたな。
もっとも、あのときは風神と雷神すらも離脱したし、最高指揮官のサイファー本人ですら、自身の行為に疑問を抱いていたんだ。
将が方向を示せない状態で兵が機能しないのは至極当然のことだろう。
だがそれ以外にも、似たような事例はいくつか聞いている。
たとえばミサイル基地潜入作戦について、セルフィからの事後報告書に目を通した際には目を疑うような記述が多数見受けられた。
『堂々としてたら案外バレないもんだよ?
現場のおじさんたち、みんな忙しいからね~。
知らない子が入ってきても、応援を増やしたのかなーとしか思わないワケ』
というのは、聞き取りをおこなった際のセルフィからの反応だ。
変装したセルフィを侵入者と見抜けないどころか、仕事を任せてしまうのはどうなんだ? とは思うが、
急なミサイル発射の要請と慢性的な人手不足のためといえば納得できなくもないのか?
それとも、ミサイル基地という前線から遠く離れた施設、かつ元々厳重なセキュリティが施された重要施設だったからこそ、そのような緩みが発生していたのか?
はたまた、機密だからこそ、権限が縦割りかつ強固に区切られていて、違和を感じとっても言い出せないのかもしれない。
責任者はさすがに騙しとおせなかったようだが、現場レベルでは案外空白の領域が多かったのかもしれないな。
38:別システム流用から起こる重大インシデント 5/13
25/02/03 00:07:30.67 OFCid+6Yt
(あぁ~、もうしばらく画廊に戻りたくないのです。
今すぐ決着が着いてほしいでしょう。
元の24時間待機の毎日を取り戻したいのです)
(はるか古代、人間たちは、今の我々のような環境を月月火水木金金と言っていたそうです。
それを現代に呼び覚ましたティアマト様はやはり、古代から生きておられる伝説を知るお方なのでしょう。
日日日日日土日、我々が何もしなくとも現場が回ることこそが最良の環境だというのに、それを理解しておられないのです)
ヤツらはもうしばらくこの場に滞在しそうだ。
欲は出さず、そろそろこの場から離れるとしよう。
わずかに開いていた武器庫の扉を音も立てずに閉め、俺は地下水路と武器庫を物理的に遮断する。
だがそのとき、虫の羽音程度の音量だったホバー音が、意識を割かずとも聞こえるようになっていることに気付いた。
俺の耳に届くまでに石壁や水面に何度も反射しているのか、音の発信地は推し量りにくいが……。
おそらく、上階への階段。つまり、新手だ。
アリニュメンがもう一機、上階から向かってきているのだ。
呼吸が一瞬浅くなり、心臓が跳ねるのを感じたが、意識的な深呼吸で上書きして動揺を抑える。
(……どうする?)
牢獄への階段は遠い。逃げ込むよりも向こうが俺を発見するほうが早いだろう。
先手を取って破壊することはできる。だが、ウルフラマイターのようにやつらにもアップデートが施されているかもしれない。
そしてなにより、痕跡が残る。
想定よりも通行量が多いらしいこの場所に、痕跡が残るんだ。
「…………」
選択肢は多くはない。
何をバカな、と止める自分がいるのも分かるが……。
いくつか浮かんだ選択肢の中から、最も酔狂なそれを選びとった。
39:別システム流用から起こる重大インシデント 6/13
25/02/03 00:07:57.86 OFCid+6Yt
ティナの魔石が懐で光る。
不安なのは分かる。俺も不安だ。
だが、表情は仮面が覆い隠してくれる。
体の震えはだぼっとした服が遮断してくれる。
ドルメンのサテライト機、アリニュメンが一機。
俺はその前に堂々と姿を現した。
「……?
……何者ですか?
何をしているのですか?」
第一段階はクリアだ。
相手は逃亡するのではなく、こちらに対してアクションを取った。
相手から向けられたのは、プチ波動砲ではなく、言葉だった。
敵対していれば、取りうる行動はこうじゃない。
問答無用で波動砲を撃ってくるか、即座に逃亡するか、アラームを鳴らして仲間を呼ぶか、だ。
賭けではあった。だが、分の悪い賭けじゃなかった。
今朝がたのウルフラマイターの態度、そして直前の緊張感のない奴らの会話で確信した。
奴らは俺が敵なのか味方なのか、まだ判断がついていないんだ。
俺と敵の距離は5メートル程度。
即座に無力化するには厳しい距離だが、相手の警戒を呼び起こす距離でもない。
張り詰めた緊張の糸は顔面を覆う白い仮面で覆い隠し、俺は意を決して言葉を紡ぐ。
「俺はスフィンクス様に遣わされた。
ウルフラマイター様が出勤途中に大怪我を負ったため、代替要員として派遣されてきたんだ」
皮膚の下では心臓が早鐘を打ち、血流が早まっている。
薄暗い空間と仮面で表情は隠せていると思うが、この時代の戦闘兵器が俺をどのように認識するのかにはあまり知見がない。
今この瞬間にも銃口をこちらに向けてくるかもしれない。
いつでもライオンハートの柄に手を伸ばせるよう、ひそかに戦闘準備を整えながら、大胆に出まかせを吐く。
これは、演技だ。
40:別システム流用から起こる重大インシデント 7/13
25/02/03 00:08:44.43 OFCid+6Yt
「スフィンクス様に……?
失礼ですが、お見かけしない姿なのです」
「今回の催しに備えて、最近契約を結んだのだから、初顔合わせなのも当然だ。
先の契約者はライフフォビドゥンとして死後も戦い続けている、と言えば納得できそうか?」
一言に演技と言っても、それが指す事象は幅広い。
役者のように赤の他人になりきることもそうだろう。
ダンスや肉体の所作を通した表現も演技と言えるだろう。
本当の感情を押し込めて、自分を自信家に見せるような行為もそうだ。
あるいは、少し前までの俺のように、自我を塗りつぶして求められている役割に従事する行為もそうだろう。
いずれも必要なスキルはいずれも異なる。
俺は赤の他人になりきるような、キャラ作りと包括されるような行為は得意とは言えない。
だが、立場を演じるのなら問題ない。
「現場に向かう途中で武器庫から主の悪口が聞こえたからな。
どう報告したものかと思っていたところなんだ」
「イイッ!?」
これが未来の自律AIというものなのか?
明らかに俺の言葉に動揺しただろ。
人間の兵士と遜色ないほどに感情的が分かりやすい。
俺は機械兵士の感情の機微を読み取るような特殊技能を習得した覚えはないんだが……。
「ど、同僚がこそこそと持ち場を離れていたので、後を追っていたのです。
決してサボろうと考えていたわけではないのです」
「……いや、そう怯えないでくれ。俺は緊急時の一時要員、あんたたちと業務内容が違うだけで、立場は似通っている。
俺は自分の成果さえ報告できればそれでいいし、作業がまわるのならば構わない。
この場であんたたちを処罰するような権限もないんだ。
ただ、ここは回廊に近い。今後は扉をしっかり閉めて、外に音が漏れないようにするべきだな」
「ご忠告、いたみいるのです。尤もなのです……」
感情豊かな機械を相手にするには不適切な表現かもしれないが、俺は機械のように感情を押し殺して会話をおこなう。
ただ、こうも思う。
やっぱりこいつら、人間の兵士と大して変わらないんじゃないのか?
「それよりも、俺が見ない顔だというのも確かだ。
時間も押しているだろう。先に現場に先導してくれないか?
俺とてそちらの分野では部外者だ、いきなり現場に乗り込んでいって無用なトラブルに遭うのは避けたい」
アリニュメンは逡巡するような様子を見せるが、了承の意を示して俺を先導する。
ヤツらの会話から、現場に残っている機械兵はそう多くはなさそうだ。
だが、強行手段に訴えるのはできる限り遅らせるべき。
ウルフラマイターのときは強大な個であったことと、指揮系統の上位だろうと判断したこと、何より人気の少ない場所だったことより、排除を選択した。
だが、アリニュメンたちは軍団だ。何機いるのかも分かったものじゃない。
潜入任務である以上、一機でも取り逃してほかの大物に連絡されてしまえば、それは失敗に大きく傾く。
機体に先導され、階段を上がる。
その先の大扉が開かれると、多くの機械類が所狭しと並んでいた。
サーバルーム。ここからが正念場だ。
41:別システム流用から起こる重大インシデント 8/13
25/02/03 00:09:19.22 OFCid+6Yt
■
アルティミシア城、画廊。
東棟中央に設けられているこの大部屋は、俺の記憶からはずいぶんと様変わりしていた。
バラムガーデンに在籍している生徒は例外なく、学習の一環としてドール展やティンバー展といったような展覧会には足を運ぶ。
たとえばダンスなどにも言えることだが、任務を円滑に進めるためには、教養や娯楽への理解もある程度は求められるからな。
そしてこの部屋には、国立美術館の過去の展覧会にも引けを取らない美術品の数々が展示されていた。
アルティミシアは審美眼に関していえば、俺よりも優れたものを持っているんだろう。
あるいは、悪の魔女という概念をトレースすることに心血を注ぐ過程で磨きあげたのかもしれない。
一国を掌握し、絶対者となった権力者が古今東西の芸術品を収集するのは歴史上珍しいことじゃない。
富と権力を内外に誇示し、自身の偉大さを分かりやすく広めようとするのはいつの時代も変わらない。
それに、成り上がりだの無骨な田舎者だのと陰口を叩かれるような隙をあの魔女が放置するとは思えないしな。
この部屋の目玉展示品『VIVIDARIUM ET INTERVIGILIUM ET VIATOR』。
ドルメンはタイトルを復元するまで襲ってはこなかったが、アルティミシアからの挑戦状という側面もあったのかもしれない。
俺たちの文化水準を見せろという意味での挑戦状、だ。
純然たる事実として、俺は最初にこの部屋に足を踏み入れた時、部屋の雰囲気に圧倒されてしまった。
俺に限らず、班員は多かれ少なかれ気圧されるところはあっただろう。
一番自然体だったのがリノアだし、あのタイトルを的中させたのもリノアだ。
普段の様子からはあまり想像できないが、生い立ちを考えれば品性を磨く機会に恵まれていても不思議じゃない。
……ゼルやアーヴァインは自信満々にタイトルを間違えたと聞いたな。
―。
――。
ダメだな、感傷的になりすぎてしまった。
手で握りしめることはできないが、内ポケットに入れたグリーヴァのネックレスの存在を確かに感じながら、心を落ち着ける。
今や画廊の面影はなく、ガルバディアの基地内部といった様相だ。
配されているのは絵画や彫刻ではなく、鑑賞とは程遠い武骨な機械類だ。
この画廊はアルティミシアが特に力を注いで作り上げた部屋だったはずだが、あの荘厳な雰囲気はどこへいったんだ?
正反対の用途の実務的な部屋へと模様替えしたのは、単に守護者が不在だからか?
それとも、あの当時はアルティミシアなりに俺たちを出迎える意志と余裕が残っていたということなのか?
こんな儀式を開くに至ったアルティミシアの心変わりなのか?
意図を推し量ったとして、それはただの推測であり、何かが変わるわけでもない。
考えるべきは、この部屋でどうやって目的を果たすかということだけだ。
俺を連れてきたアリニュメンはごくごく簡単なマニュアルと機材を俺に渡すと、あとは任せたといわんばかりに席を離れた。
ドキュメントだけ渡して放置というのもどうかと思うが、サボろうと目論んでいたのを誤魔化しているようにも思える。
こいつら本当にAIなのか?
他のアリニュメンたちも訝しげに俺を見るが、声をかけてきたり事情を尋ねてくる機体はいない。
色々と頭が痛くなるが、監視の目が緩む分には歓迎だ。
最低限、仕事をするように装いながら、この空白の時間を有効活用させてもらおう。
42:別システム流用から起こる重大インシデント 9/13
25/02/03 00:09:49.61 OFCid+6Yt
部屋の西側、かつて庭園を見下ろす使者の絵が掛けられていた壁。
作者が渾身の情熱を余さず注ぎ込んだで描き上げたであろうそれの代わりに掛けられているのは、
目の表面から水分を根こそぎ奪いとるほどに無機質で強烈な光を放つ巨大なモニタだ。
そのすぐ傍に配置されたコンピュータのモニタには、巨大モニタと同じ画面が映っている。
管理者照会画面、受刑者照会画面、担当者照会画面、受刑者生死照会画面、受刑者拘束具管理画面、受刑者生死監視モニター、受刑者総数管理画面、受刑者拘束具状態変更画面、爆破処理画面……。
首輪がガルバディア製だというのはサイファーの推測にすぎないが、その制御システムを人間が造ったことは確からしいな。
アセンブリ言語が並んでいたら途方に暮れていただろうが、幸いにもメニューには俺でも十分に理解できる単語が並んでいる。
俺はメニューの中から、『受刑者総数管理画面』を選んで自割当のモニターに投影した。
なぜか黒を基調にしてシックな雰囲気にまとめられた画面と、やたら凝ったアニメーションが現れる。
元の画面は絶対こんな古風な画面じゃなかっただろ?
なんでこんなところをカスタマイズしているんだ?
そしてall guestという単語が現れる。
これも瀟洒なフォントで金色の文字色が割り当てられており、過剰に荘厳に彩られているが。
招待客なら招待状の一通くらい出すのが筋だろ? とは思うが。
注目すべきは、そんなところよりも、招待客の数だろう。
「138人。……138人、か」
そう、139人ではなく138人なのだ。
モニターの続きの情報に目を通していく。
(left guest……127人。
remaining guest……11人)
前者は退出客。数から推測する限り、死者の総数だ。
となれば、後者は生存者の数なのだろう。
その合計は138人。やはり一人足りない。
もう四日目だ。運用でカバーすると開き直っているのでなければ、この期に及んでこんなミスが残っているとは考えられない。
一人だけ、参加者とは別の人物が紛れ込んでいたのだという仮説も立てられなくはないが、もっと現実的な解がある。
(ザンデが除外されている、と考えるのが妥当だな)
ザンデは正確には死亡しておらず、運営側にもそれは周知のはずだ。
ザンデを総数から取り除いたのなら、この表記も腑に落ちる。
……一つ、おぼろげだった仮説が固まってきた。
全員をこの城に呼び寄せる方法が見つかったかもしれない。
43:別システム流用から起こる重大インシデント 10/13
25/02/03 00:10:13.55 OFCid+6Yt
鼓動が早くなる。
てのひらが汗ばむ気がする。
首輪の解除法を見つけた時と状況的には似通っているが、あの時は俺自身をどこか遠くから客観的に眺めていたような気がする。
翻って今、生理反応が強く出るのは、心持ちの変化が原因なんだろう。
ティナの魔石もまた、俺の感情を読み取っているのか、淡くも強い光を発する。
「裏取りをしたい。少しの間、付き合ってくれ」
俺は魔石に触れながら、まわりに聞こえないほどの声量で立ち合いを要請した。
自力で動けないティナに付き合うも何もないだろうということにはすぐに気付いたが、俺の無意味な報告は心地よい暖かさが灯されたことで肯定されたらしい。
確信を得るために、俺は『受刑者死亡確認モニター』を開く。
先ほどと同じく、割当てられたモニターに別ブラウザで画面が映し出された。
書かれている内容は、こうだ。
-------------------------------------------------------------
・管理サーバを開始しました。日中の部を開始します。
・[F7]-[7]が死亡しました。[08:32:07 824]
-------------------------------------------------------------
ドクンと鼓動が高鳴る。
ひどくすっきりとした情報だが、その意味は明らかだ。
誰かが、俺がこの城に向かっているその裏で、命を落としたと推測が立てられる。
だが今、追求すべきはそこじゃない。
まずは三日前……この殺し合いが始まった直後の日のログを表示してみる。
-------------------------------------------------------------
・管理サーバを開始しました。日中の部を開始します。
・[D4]-[2]が死亡しました。[08:04:07 082]
・[D3]-[6]が死亡しました。[08:07:41 052]
・[D6]-[10]が死亡しました。[08:17:01 047]
・[D1]-[2]が死亡しました。[08:17:58 047]
………………。
-------------------------------------------------------------
44:別システム流用から起こる重大インシデント 11/13
25/02/03 00:10:46.13 OFCid+6Yt
推測通り、31名の死亡が記録されている。
31人目。マリベルの死を以って、一日目の午前が終了している。
羅列された細かな文字の意味までは分からない。
ただ、先頭の文字のFあるいはD、これは世界体系を分類したIDであるはずだ。
魔法に二つの体系があることは経験として認識しているし、手元にある攻略本でも第◯幻想世界などという単語が使われている。
時間がはっきりと示されているのだから、読み解くだけなら十分だ。
(目当てのログは三日目にあるはずだ)
俺は音声をミュートにし、管理画面の本日日付を二日進め、照会ボタンをクリックし、日中の部のログを表示する。
探し物を簡単に見つけるために作られたのが管理者モニターだ。
役割通り、俺の欲しかった情報はいとも簡単に見つかった。
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・[F3]-[7]の反応が確認できません。[06:46:00 000]
・[F3]-[7]の反応が確認できません。[06:47:00 000]
・[F3]-[7]の反応が確認できません。[06:48:00 000]
・[F3]-[7]の反応が確認できません。[07:08:00 000]
・[F3]-[7]の反応が確認できません。[07:09:00 000]
・[F3]-[7]を除外しました。[07:09:37 532]
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重大エラー扱いなのだろう、目当ての情報は赤い背景色でモニターに表示されていた。
それは、[F3]-[7]の反応が確認できないというメッセージだ。
そこから一分ごとに刻まれているのはハートビートによる生存チェックだろう。
そして午前7時過ぎに、その受刑者は除外という形で会場から追放されている。
除外された[F3]-[7]。すなわちザンデ。
『受刑者照会画面』でIDを入れて検索すると、予想通りザンデのプロフィールが現れた。
確定だ。そして、仮説もほぼ実証されたと考えていいだろう。
アルティミシア城への道はひらける。ひらけるのだ。
45:別システム流用から起こる重大インシデント 12/13
25/02/03 00:11:13.42 OFCid+6Yt
「ああ、あんたにも説明が必要だな」
ティナも俺が何かの確信を得たことは感じ取ったようだが、口に出して言わなければ伝わらないだろう。
見落としがないか整理するためにも、一度言葉に出して分かったことを伝えよう。
「結論だけ言えば、最後の一人になればアルティミシア城に招かれる、と言うものなんだが……」
これはさすがに話を飛ばしすぎている自覚はある。
ティナの魔石が困惑の色を見せているのも当然だろう。
「重要なのは、その最後の一人をルールに則した形で俺たちが作り出すことができる、ということだ。
参加者の死ではなく、参加者の除外という形で、だ」
おそらく、勘のいい人間ならこの段階で気付くだろう。
ザンデや、機械の仕組みに詳しいリュックも気付くんじゃないだろうか。
「俺の言っている最後の一人というのは、『remaining guest』の数値が1になるということだ。
『left guest』が138になる必要はないし、『all guest』の数はなんだっていい。
極論、『all guest』が2でもいいんだ」
ティナも俺の言わんとしていることに気付いたようだ。
疑問に思ったのは、昨夜ザンデに出会ったときのことだった。
ザンデは首輪を外さないまま、追放という形で死亡者の中に名を連ねていた。
総勢139人による殺し合いの儀式。
もし、本来の目的通り、【闇】を一人に集約するのが目的ならば、行方不明の参加者が出るイレギュラーは致命的と言わざるを得ない。
儀式としては完全に破綻しているに等しいだろう。
だから、導き出せる答えは三つ。
ザンデは最終的に何らかの力によって会場に引き戻される仕組みになっているのか?
俺たちに明かしていないだけで、主催者たちは裏では必死にザンデを捜索しているのか?
あるいは最後の一人は必要であっても、138人が死亡する必要はないのか?
一日経ってもザンデの身に何も起こらない時点で最初の説は可能性が低い。
アルティミシアが全く焦りを見せず、あまつさえ眠りに落ちて夢を見ているともなれば、二番目の説も可能性は低いだろう。
138人きっちり死亡しなければ儀式を完遂できないというのなら、アルティミシア直々に大捜索の指揮を執っているはずだが、この城に来てからそんな様子はどこにもない。
そして儀式の転用を自覚していたのなら、人数に幅を持たせていた可能性は大いにあるわけだ。
46:別システム流用から起こる重大インシデント 13/13
25/02/03 00:11:44.15 OFCid+6Yt
「話は変わるが、攻略本のルールのページにはこう書いてあった。
『生存者が一名になった時点で、主催者が待つ場所への旅の扉が現れる。この旅の扉には時間制限はない』と」
最後の一人が魔女の元に招かれるのは自明だったが、その手段がはっきりとは示されてはいなかった。
ルールブックなど個々に配られてはいなかったし、ただ漠然と旅の扉で移動するのだろうと考えていた程度だ。
だが、攻略本にははっきりとそれが載っていた。
「魔力かテクノロジーかは分からないが、この旅の扉は自動生成のはずだ。
最後の一人がどこにもいけずにうっかり場外にでも出ようものなら、儀式が台無しになってしまうからな。
主催者たちを欺いている限り、恣意的に操作されることはないだろう」
そしてもう一つ重要なのは、最後の旅の扉には時間制限はないということ。
平時ならば、そうか、と読み飛ばしてしまいそうなルールだ。
だが、脱出を見据えた際に、この一文は生きてくる。
それはつまり、勝手に閉じることはないということだ。
生き残った全員が、旅の扉を使ってこの城に乗り込める。
限りなくルールに忠実かつ、イレギュラーの起こらない形で。
「そのために、首輪を爆破する必要はない」
『受刑者拘束具管理画面』を開く。
拘束具変更と書かれたドロップダウンリストを表示すれば、解放・拘束・除外・処分と値が現れる。
参加者の死亡だけでは首輪は生きたままだ。
これは首輪解除の実験の際に判明している。
だが、各首輪の状態を見ていくと、その中に一つだけ『除外』ステータスが存在している。
「ヤツらがザンデにやったように、ステータスを『除外』に変えてしまえばいい。
139人の参加者総数を、変更して減らしてしまえばいい。
そうすれば優勝者が確定し、この城へと続く旅の扉が現れる。
これが、会場から仲間をこの城へと転移させる最も確実な方法だ」
【スコール@変装中 (首輪解除)
所持品:(E)ライオンハート、(E)貴族の服&仮面、エアナイフ、攻略本(落丁有り)、研究メモ、G.F.カーバンクル(召喚○、コマンドアビリティ×)
吹雪の剣、セイブ・ザ・クイーン(FF8) 、スコールのカードデッキ(コンプリート済み)、リノアのネックレス、ティナの魔石(崩壊寸前)、
ファイアビュート、写真、Gメガポーション×5、メガポーション×10、牢獄の鍵、『ラグナ』のロケット付きドッグタグ
第一行動方針:参加者の首輪をゲームから除外し、旅の扉を開く
基本行動方針:ゲームを止める】
※ガルガンチュア、コキュートス、ドルメンの封印が解除済ですが、状態表には反映していません。
アイテム、魔石召喚(G.F.含む)解除済みです。
【現在位置:アルティミシアの城・画廊】
47:名前が無い@ただの名無しのようだ
25/02/04 00:02:11.30 HM1chBEu2
うおおおお班長! 班長!
最初アリニュメンで笑ってたのに儀式のゴール見えてきてすごいドキドキしたしテンション上がった
どうしても解放が光って見えるけど除外でも生き延びてるザンデがいるからここは除外が確実な一手なんだろうなあ
バラムガーデン組は旅の扉出るまでが正念場になりそうだけど乗り切ってほしい
ザンデはF3-8じゃないのかなと少し気になりました
48:名前が無い@ただの名無しのようだ
25/02/04 00:06:37.98 f0wvVetpz
>>47
指摘どうもありがとうございます。
ミスです、F3-8ですね……。
収録と一緒に直しておきます。
49:名前が無い@ただの名無しのようだ
25/02/04 13:50:33.57 s/kKd6FZF
すげーまだやってたんだこのバトロワ
大昔、数話だけ書いたことあったけど、とっくに未完だろうなと思ってた
完結気長に待ってます
50:名前が無い@ただの名無しのようだ
25/02/05 17:03:20.94 ec6EiAwgk
投下乙です
アリニュメン達の食レポが個性的で面白いというか、魂がドカ食いOLになってる機体がいますね
役に立たないどころか足を引っ張る幹部勢とそれを咎めないアルティミシア社長、そりゃ平社員達もやる気無くしますわ
スフィンクスが順調に陰謀論に染まってこれにはケフカ様もニッコリ
その一方で度胸と閃きで全員生還へのルートを切り開いていくスコールの頼もしさ
これは伝説のSeeDですわ
でも急ぎ過ぎればケフカやジェノバも脱出に乗っかりそうだし、時間を取られてもアルティミシアやウルフラマイターが起きてきそうではある
スコールもアリニュメン達も応援したくなる感じで面白かったです!