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2023-09-25 14:30:37
今後中国に於ける日本車の売れ行きはどうなるのか?
2023年9月25日 [最新情報]
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中国で日本車の売れ行きが急減している。いや、正確に言えば日本車だけでなく欧州勢やアメリカ勢、韓国勢も日本車と同じくらい落ちてます。まず理由から。最大の要因として上げたいのは中国車の完成度が上がったこと。こらもうBYDを見ればよく解る。最新のドルフィンこそ厳しいものの、ATTO3なんか中国というフィルターに掛けなければ高性能かつお買い得。中国市場だとさらに価格差が大きい。一昔前の中国車と全く違う。
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二つ目に電気自動車の性能で負けていることを挙げたい。実際、中国のリン酸鉄リチウム電池は三元系リチウムを総合性能で凌ぎ、そして安価。世界一の電気自動車用電池だと言い切ってよい。三元系リチウム電池を積んだクルマじゃ勝負にならないです。そんなことから中国製のリン酸鉄リチウム電池を搭載する日欧の電気自動車も出てきたけれど、テスラを除き価格競争力無し。中国メーカーの方が安く調達している?
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三つ目は中国人の国産品愛好志向だ。このあたり、日本人と似ているので気持ちは十分理解出来ることだろう。繰り返し書くけれど、あまりに中国製品の品質が酷ければ外国製品を選ぶ。されどクルマに限って言えば、私ら乗っても「価格3分の2なら中国車を選ぶでしょうね」というレベルになっている。元々「中華」というように、華の中心にあるのが中国という考え方を持つ。中国は世界一だと皆さん思っている。これ本当です。
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ということで、もはや相当の魅力を持っていない限り外国製品は選ばない方向になってきた。具体的に言えば、中国じゃ作れないような精密な機械式時計やブランドもののバッグのような嗜好品くらいしか中国で評価されないということです。良品廉価な部分は中国の地場産業に持って行かれる。ということを総合して考えると、中国車に中途半端な差しか付けられない量販モデルは売れなくなると思う。日本車の大半が厳しいと考えていい。
日本に於ける輸入車のポジションをイメージしていただければいいだろう。市場の10%ということです。10%には日米欧韓全てが含まれるため、ここでの勝負と言うことになる。中国の全需を2500万台とすれば250万台。日本車、頑張って100万台といったあたりだろうか。現在トヨタが200万台。参考までに書いておくと2020年は日本車のシェアが24%もあった! 600万台です! 6分の1になることを覚悟しなくちゃならないワケ。
続く