09/12/07 00:14:11
舞台は現代を想定していますが
二次案として大正~昭和初期ぐらいもあり。
とある名武門の流派を受け継ぐ兄妹がいた。
しかしその流派の家元、つまり2人の父親は腕は立つのだが
知人の保証人になったり、弟子の借金を肩代わりするような
とんでもないお人好しだった。
そんなところにつけ込まれ詐欺に遭い、家は没落。一家は離散する。
これ以後、仲の良かった兄妹は全く別の道を歩む事となる……
妹は父親の性格を受け継いだ度を過ぎたお人好し。
腕は立つのだが、その性格ゆえ非常になりきれないところがあった。
いつか父親の流派を復興させる為、浮浪児同然の極貧生活を送っていた。
(公園で寝泊まりしている)
一方、お人好しの父親の所為で凋落の憂き目に遭った兄は父親を憎み
悪の道へと入る。
用心棒として暴力団に入り、そこから若くして幹部へとのし上がっていった。
猜疑心と人間不信の塊の様な性格に成長した彼は、この世で唯一残された肉親
たったひとりの愛すべき妹を悪の道へと引き込もうと考えている。
人の善性を信じる妹と、正直者は馬鹿を見る、悪こそ人の本性と啓蒙する兄。
兄は人間に絶望させる為、権謀術数を駆使して妹に対し様々な受難を与え、苛んでいく……
上手く伝えられたかどうか甚だ疑問ですが、性善説と性悪説の対決みたいな感じで行こうかと思ってます。