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福島第一原子力発電所の事故で、町の全体が避難指示の範囲に含まれている福島県双葉町は、
住民の安全を守るためには役場機能を充実させる必要があるとして、1100人余りの住民とともに
町役場をさいたま市に移すことになりました。
人口およそ6900人の福島県双葉町は、福島第一原発事故が起きて町全体が半径20キロ範囲の
避難指示の対象に含まれているため、今月12日から役場機能を内陸部にある川俣町に移し、
少なくともおよそ4000人の住民は福島県内各地の避難所で生活していました。
しかし、双葉町では、避難生活の長期化が予想されることや、住民の安全のために役場の機能を充実させる
必要があることから、住民とともに役場を県外に移転することを決めました。
住民たちは午前10時すぎ、川俣町をはじめ福島県内7か所の避難所からあわせて40台のバスに乗り込み、
さいたま市に向けて出発しました。
双葉町によりますと、役場の移転先はさいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」に設置された避難所で、
移転を希望する住民は1100人余りだということです。
今回の移転について双葉町の井戸川克隆町長は「ふるさとを離れるのはつらいが、1か所に住民が集まり、
落ち着いて役場の業務に当たれるようにしたかった。必ず戻ってきます」と話していました。
住民は「原発事故のために自宅に帰れずつらいです。生まれ育った福島県を離れたくはありませんが、
しかたがありません」などと話していました。
NHK 3月19日 11時22分
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