05/02/17 10:16:59
★虫歯も元通り 歯の成分吹き付け再生 東北大で成功
東北大大学院工学研究科の厨川常元・教授(ナノ加工学)の研究グループは
16日までに、同大学院歯学研究科の佐々木啓一、鈴木治両教授と共同で、
歯の主成分ハイドロキシアパタイト(HA)の微粒子を歯表面に高速で噴射し、
室温、大気圧環境下でHAの膜を歯表面に生成することに成功した。虫歯治療で
切削した部分に歯と同質のHA膜を盛り重ね、ほぼ元の状態に戻すことが可能。
新しい歯科治療法として、実用化が期待されている。
微粒子を少量、定量的に高速で噴射する厨川教授らが考案した微細加工技術を応用し、
歯科用の粒子噴射付着装置を精密機械メーカーの仙台ニコン(名取市)と共同開発した。
装置は平均粒径が3マイクロメートル以下のHA微粒子を、ノズルから毎秒100―
200メートルで噴射することができる。実験では膜が歯表面と十分に密着し、硬度も
歯と同等だった。(以下略)
河北新報 URLリンク(www.kahoku.co.jp)