07/09/01 16:50:45
朝青龍の警備、報道陣に「お前ら覚悟しておけ」 隣接ホテルの宿泊客も締め出し
【ハラホリン(モンゴル)=久保木善浩】解離性障害の治療のため、
モンゴルに帰国中の横綱朝青龍が反撃に出た。治療を受ける予定の
温泉施設などの訪問先に箝口(かんこう)令を敷き、自らの行動内容を一切、
外部に漏らさぬよう工作しているのだ。過剰な自己防衛の姿勢は、
昏迷状態にある人物が指示したとは思えないほどの徹底ぶりだ。
朝青龍は1日、ホジルトの温泉保養施設で帰国後初の治療を受ける予定だ。
8月31日には正午過ぎに治療の予約を入れ、午前11時半ころに宿泊先の
「ドリームランド」を一度は出発したが、温泉周辺が騒がしいのを理由に途中で引き返した。
同日夕方にも再度予約を入れたが、結局、姿は見せなかった。
温泉施設はこれまで報道陣の取材に応じてきた。ところが、8月31日になって態度が硬化する。
施設責任者は「朝青龍のことに関しては一切答えられない」の一点張りとなり、
警備のため地元の警察官まで動員している。関係者は「横綱の側近から『何もしゃべるな。
余計なことをするのは、温泉施設の今後にとっても良くない』といわれた」と
朝青龍側から圧力がかかったことを認めた。
徹底ぶりはドリームランド周辺にも及び、隣にあるホテルに予約を入れていた宿泊客は
8月31日にいきなり、「今日からここには泊まれなくなった」と締め出しをくらった。
ホテルからはドリームランド内の様子が伺えたため、朝青龍側が手を打ったようだ。
ドリームランドの警備態勢はさらに強化され、
入り口周辺で待機する報道陣を見かけるたびに敷地内から
パトロール用のRV車が出動してくる。車内の警備員が
モンゴル人の通訳や運転手に向かい、「お前らこんなことをして、
これからどうなるかわかっているだろうな。覚悟しておけ」と
強い口調で立ち去るようにまくし立てた。
ある通訳は「警備員から『タイヤの空気を抜くぞ。グズグズしていると撃つぞ』と脅された。
本当に怖かった。横綱があんな警備員を雇うなんて信じられない…」と顔を強ばらせていた。
「マスコミに矛先を向けるのは構わない。しかし、自分が招いた問題ではないのか。
朝青龍は何も説明していない」とモンゴルの地元記者もあきれるばかり。
虚勢を張るのが得意な横綱は、相変わらず事態の本質を何も理解していない様子だ。
zakzak
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