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★1日の喫煙本数が多い中高年男性は「心の健康」に注意を!
喫煙指数60以上の人は2倍の自殺リスク
9月10日からの1週間は「自殺予防週間」。命の大切さを訴える啓発活動が各地で
行われますが、自殺の危険を示すサインとして、「たばこ」が注目されています。
厚生労働省研究班の大規模疫学調査によると、1日の喫煙本数が多い人や喫煙指数
(喫煙の総量を表す数字)が高い人ほど自殺の危険が高まることが分かりました。
この調査は40歳から69歳までの男性約4万5000人を対象に、たばこと自殺との関係に
ついて追跡調査したものです。
追跡期間は約8.5年で、この間に173人の自殺者が確認されました。たばこを吸わない人、
やめた人、吸う人の3つのグループに分けて自殺リスクを調べたところ、たばこを吸う
グループはすわない人たちに比べて自殺リスクは30%高くなっていました。吸い始めて
からの年数は自殺リスクと関係ありませんでした。
吸う人のなかでも1日の喫煙本数が多くなるほど自殺リスクが高くなり、1日に40本以上
吸う人は20本未満の人に比べて1.7倍にもなっていました。
さらにある時点までにたばこを吸った総量をあらわす喫煙指数(ここではPack years:
1日の喫煙本数÷20×喫煙年数)別にみると、喫煙指数が60以上(例えば1日40本以上を
30年間吸っている場合=40÷20×30)の人は吸わない人に比べて2.1倍と、統計学的に
見ても明らかに自殺危険が高いことが明らかになりました。
わが国の年間自殺者は2006年まで9年連続で3万人を超えており、20~44歳までの男性と
15~34歳までの女性では死因の第1位が自殺です(2005年人口動態統計)。警察庁の調べ
では、自殺原因の1位は健康問題、次いで経済生活問題、家庭問題などが続いています。
しかし同庁では「自殺の背景にはうつ病や統合失調症、アルコール障害などの心の病が
隠れている」と指摘しています。 (>>2以降に続きます)
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