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★安倍敗北、ロシア流解釈 弱体化歓迎 躍進民主に秋波
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアは、参院選で惨敗し厳しい政権運営を迫られる安倍晋三首相が今後、
日露両国懸案の北方領土問題までは手が回らず、交渉が大幅に先送りされるとみている。
躍進した野党・民主党が、領土問題でロシアに譲歩する用意があるのかどうかに、
関心を示しているようにも見える。
7月29日投開票の参院選で自民党が惨敗した模様は、ロシアの各テレビなど主要メディアが、
かなり大きな扱いで報道した。それだけロシアが日本の政治を注視するようになったわけだ。
今回の選挙結果について、ロシアの日本専門家たちは一様に「日本の国家戦略の本格的な変更は
期待できない」(ロシア科学アカデミー極東研究所のパブリャチェンコ日本研究センター所長)などと述べ、
日露関係に大きな影響は与えないとの冷めた見解を示している。
ロシアのプーチン政権は領土問題で譲らぬ姿勢を示し、すでに平和条約締結交渉は凍結状態になっている。
さらに参院選の結果から、日本の政局はロシアどころではなくなった。
したがって、両国関係も「変化なし」という見方だ。領土問題を半ば永久に先送りしたいプーチン政権にとって、
これは歓迎できる“事件”である。しかも、米国との関係を最重視し、対ロシアでは強硬な姿勢を示して
平和憲法を改正しようとする安倍首相の弱体化が加速するのは避けられない状況なのだ。(続く)
産經新聞 URLリンク(www.sankei.co.jp)
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