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★2007参院選 自民・片山幹事長に民主新人女性が挑む岡山選挙区を取材しました。
12日に公示を迎える参議院選挙。注目選挙区の激戦の構図をお伝えします。
参議院自民党の幹事長に民主党の新人女性が挑む1人区の岡山選挙区。
勝敗を左右するとみられるのが、郵政造反組で無所属のあの議員を支持する有権者たちの票です。
県議を2期務め、今回民主党から参院選に初挑戦する姫井 由美子氏(48)（中略）は
「岡山で勝利することは、日本の政治を変えることになるという大きな価値がある選挙区ということで、
頑張りがいがあると思っています」と述べた。
6月、東京で開かれた民主党パーティーで、姫井氏は全国の立候補予定者の代表として、
「参議院岡山選挙区、『姫の虎退治』と言われている姫井 由美子です」とあいさつした。
姫井氏は「消えた年金の問題と、そして『政治とカネ』の癒着の問題。
この2つは、地方でも訴え方が変わってきましたし、その訴えに反応してくる人たちが変わってきました」と述べた。
一方、4選を目指す片山氏は、週末ごとに地元を回っている。
片山氏は「保険料に見合う年金の受給権は、責任を持って守りますから。最後の1人までちゃんと支払いしますと、こういうことを言ってるんで、しかも時効を撤廃しました」と述べた。
片山氏の訴えのほとんどが、年金問題の説明に費やされている。
片山氏は「中途半端だとわからない、年金はね。どうしても時間がかかる。割合みんな、わかったって言ってくれる」と語った。
片山氏は前回、50万票を獲得し圧勝したが、今回は、自民党に逆風が吹くなど、状況が一変した。
そして、この勝負の鍵を握るのが、郵政民営化反対を貫く平沼赳夫衆院議員が2005年に獲得したおよそ10万票の行方。
平沼議員は「わたしが虎さんをやる(応援する)ことは、わたしの長い政治歴の中で当然のことであります」と述べ、本人は片山氏の全面的な支援を約束した。
しかし、支持者の中には、平沼議員に刺客を送り込んだ自民党への不信感がくすぶっている。
平沼議員の支援者は「最初から平沼先生なんですわ。(自民党のやり方に)ちょっとそれは抵抗があります」と語った。
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