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★「タラノメ」次々被害 潮来・水郷県民の森 園内採取禁止
山菜シーズンが本格化する中、潮来市島須の県水郷県民の森で、採取禁止のタラノキの芽が
大量に摘まれている。那珂市の県植物園県民の森でも先日、被害が確認されたばかり。
相次ぐ「県民財産」の無残な姿。「基本的にはモラルに頼るしかない」と管理者も渋い表情だ。
先月末、鹿行山菜同好会の浅野志朗代表(63)が異変に気付いた。観察園路の近くにある
タラノキの一番芽が、次々と採られていた。今月五日にも確認したところ、
二番芽、三番芽まで被害が拡大。立ち枯れ寸前の、寒々しいタラノキの姿が連なっていた。
「あるべき芽がないと、里山の風景が変わってしまう」と浅野さんは嘆く。
水郷県民の森は、総面積五十一・五㌶。コナラやクヌギの雑木林、シイやカシなどの
照葉樹がある平地林。タラノキも約千本ほど自然植生しているとみられる。
「採って駄目なのは、常識的に誰も分かっているはずなのだが…」と同県民の
森管理事務所の荘司博所長。パンフレットにも明示し、入り口など園内七カ所に
採取禁止の看板はあるが、効果は薄いようだ。
浅野さんによると、タラノキの切り口は、手でちぎったものではなく、
ナイフやはさみで切ったような場合が多いという。
県民の森は、周囲をフェンスなどで囲まれてはいないため、簡単に侵入できる。
事務所では日中パトロールを行っているが、開園前の早朝などに忍び込み、
犯行が行われている可能性も高い。
茨城新聞 URLリンク(www.ibaraki-np.co.jp)