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愛知労働局、悪質さ顕著
不適正経理が全国最多
会計検査院が10日まとめた2005年度の決算検査報告書で、7億7000万円余という全国の労働局で
最多の不適正額を指摘された愛知労働局(名古屋市中区)では、競争入札を装った随意契約や横領まがいの予算
流用など悪質さが際だった。
1999年度から4年間、シュレッダー購入や事務所改修などを担当した職員が代々「事務手続きが面倒」と
随意契約にし、競争入札を偽装するための書類をでっち上げていた。競争入札を偽装した件数は68件、4億9600万
円に上り、全国で突出した。
裏金は99年度から2002年度までの間、県内11カ所のハローワークなどでカラ出張、相談員のカラ雇用
により763万円余がプールされ、経理担当者が机の中に保管。使い道について同局は「職場の潤滑剤として懇親
会の飲食費などに使った」と説明した。
退職したOBから「天下り先の財団法人の事務所を改装するのに金が要る」と無心された職員が、予算から不正
に240万円余を流用した、横領まがいのケースもあった。検査院の検査後にOBから返還された。不正支出は計
2800万円余に上る。
同労働局は全職員(1063人)の1割近い84人を減給や戒告、厳重注意などで処分したと発表。不正支出
について「関係職員やOBが今月下旬までに全額弁済する見通し」とした。刑事告発は、時効などを理由に考え
ていないという。
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