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日本が流行っています。
もう、巷で言われ尽くされているかもしれませんが、本当に流行っています。古くからある
日本文化を尊び、古き良き時代の日本を懐かしみ、そして日本に誇りを感じる。
まさに“日本再認”と言えそうな盛り上がりです。
◆日本を誇りに思う生活者が急増
例えば、続編の公開が決まった「ALWAYS三丁目の夕日」。昭和30年代の貧しく、しかし
精神的な活力があった頃の日本を描いた映画です。第1作は延べ270万人の観客を
動員し、30億円を超える興業収入をたたき出しました。ハリウッド映画があまり好調で
ない中、他の邦画を見ても本当に元気ですよね。昨年、邦画の興行収入は過去最高と
なり、21年ぶりに洋画を上回りました。
また、日本茶を出す「和カフェ」や、浴衣などの「和服」の流行も本格化していますし、
サッカーの中田英寿さんも、引退発表後の世界旅行の最中にスーツに雪駄姿でパーティー
に出席して注目を集めました。サッカーワールドカップや、野球のWBCなど、国家の威信
を懸けたスポーツイベントが、驚異的な視聴率を稼ぎ出すようになっています。武士道に
スポットライトを当てた『国家の品格』が200万部を超えるベストセラーになったのも、記憶
に新しいところです。
こうした日本的な価値観を見直す“日本再認現象”は、生活者調査のデータからも定量的
に裏づけられます。博報堂生活総合研究所が実施している「生活定点」調査では、サッカー
の日韓ワールドカップが開催された2002年を境に、日本を評価する生活者の見方に大きな
変化が生じたことが分かります。特に顕著なのは、戦後の日本が積み重ねてきた努力
の結果を再評価する動きです。 ※調査データ等の記述はソース参照ください。
なぜでしょうか。 (>>2-5に続く)
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