07/08/01 12:57:39
北野監督起用のCMが話題 ロシアの日本ブームに拍車も
原油、天然ガスの価格高騰で好景気に沸くロシアで、松下電器産業が薄型テレビ「ビエラ」のCMに
映画監督の北野武を起用したことが大きな話題を呼んでいる。モスクワ中心部のクレムリンの近くに、
北野とビエラの写真を掲げた高さ15メートル、長さ400メートルの巨大看板も登場。
折から到来している同国の日本ブームに拍車をかけそうな勢いだ。
7月から放送が始まったCMは、北野がシリアスな表情で登場し、「余計な言葉は必要ない。映像が
すべてを物語る」と述べ、口に粘着テープを張る。その後、テレビ画面に北野作品の一場面の日本の
美しい紅葉風景が鮮明に映し出され、北野が「最高品です」とロシア語で語りかけている。
ロシアでは現在、すしや刺身などの食文化やアニメ・映画などが広く受け入れられて日本ブーム現象が
起こっている。なかでも北野は日本人セレブの代表格で熱狂的ファンも多い。あるインターネットの
調査では、「創造的」「世界の巨匠」などのイメージで知名度は70パーセント以上を超える結果が出た。
ロシアの主要メディアは「世界のキタノがロシア語をしゃべった」などとこぞって取り上げ、CM放送
開始前から、大きな反響を呼んでいた。
ロシアでは近年、高い経済成長率を記録、一般市民の所得も増加しており、大都市での平均月収の
1000ドル(12万円)台の高性能テレビを購入する家庭も急増。ビエラの販売台数も前年比で
倍増の勢いを示しており、今年は広告効果で、さらなる売り上げ増が期待できそうだ。
ニュースソース
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長さ400メートル、高さ15メートルの北野武巨大看板
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