07/01/22 11:49:19
スーダンダルフール州反乱軍司令官が米国に伝えた情報によると、21日、スーダン政府軍
空軍機が停戦協定を違反し、ダルフール州北部地域を爆撃したという。スーダンバシル大統領は
今月初め、停戦協定を遵守することを誓約していた。一方スーダン軍部広報官は同政府が
爆撃を行ったことを否定している。
スーダン反政府勢力野戦指揮官によると、スーダン政府軍は19日から21日にかけて
ダルフール北部のハシャバからエイン・シロの村々にかけて空軍による爆撃を行った。
反政府勢力の一組織、Abdallah Bandaによると、政府軍が合計3つの農村を爆撃して
壊滅させたという。まだ死亡者数は確認されていない。
スーダンで治安維持活動を展開するアフリカ連合(AU)平和維持軍は先週初めに2件の
スーダンでの爆撃発生報告を行っており、現在ダルフール北部では停戦どころか内戦が
悪化する兆しが見えはじめている。21日、駐スーダン米国大使館広報官は、AUおよび
国連とともにスーダン政府との会談に反乱軍司令官らも招きいれるように努力していくと述べた。
また駐スーダン米特別大使のAndrew Natsios氏はダルフール反乱軍指導者らと19日チャドで
会見し、ダルフールでの紛争を終結させる努力をしていくように促していた。
AU平和維持軍司令官は昨年12月にスーダン反政府軍らによる会合を行うことを企画していたが、
AU司令官が去ってすぐに、会合を開催する予定地がスーダン政府によって爆破された。
AU高官によると、現在スーダンには12団体以上の反乱組織が存在しており、昨年5月に
停戦協定を結んでからさらに反乱軍の数は増加の一方を辿っているという。
(01/22 09:44)
URLリンク(jp.ibtimes.com)
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URLリンク(www.cnn.co.jp)