07/04/27 07:29:21 AJOCvxXZ
今のところ、ミャンマーの銀行が金融制裁を受けている、という話は聞かないが?
ということは、BDAの資金をミャンマーの銀行を経由して北朝鮮の銀行へ、という構図が浮き上がるが?
ミャンマーとしては人権侵害国、軍事独裁政権のレッテルを何とかはずしたい、と考えているだろうから
その前段階として北朝鮮に対して影響力を持つことが出来れば国際社会に対して有利だとの判断では?
まぁ、その思惑はともかく。日本にとってミャンマーと悩みのひとつではあったが、直接の脅威ではなかった。
今回の件でミャンマーが北朝鮮・韓国・中国と同一線上に並んだことが重大だ。ミャンマーが日本の生命線である
マラッカ海峡から800㌔しか離れていない点だ。北朝鮮とすれば、ミャンマーに軍事拠点をもてれば、
マラッカ海峡を制することも不可能ではなくなる可能性がある。もうひとつはミャンマーが中国にとって
中東の原油を運ぶ陸上ルートになっている点だ。つまり、中国にとっては将来において
マラッカ海峡が使用不能になっても困らないが、日本や韓国、米国にとっては
非常に困るという点から総合的に考えると、今回の北朝鮮・ミャンマーの国交正常化は
中国の差し金によるものということが考えられる。もちろん、中国は手を汚さずに
中国の戦略を有利に運ぶことが出来るという思惑だ。中国としては西太平洋の覇権を確実にしたい。
そこでマラッカ海峡を制させることで日米に致命的打撃を与えた上で台湾を武力併合しようとするだろう。
するとマラッカ海峡以東の国々は石油が入らなくなり、その分中国が中東から石油を購入する余裕が生まれる。
中東としても石油が売れないと困るから中国が買ってくれるなら喜んで売るだろうな。
こういった思惑があって中国が国交正常化を仲介したものと考えられる。
中国脅威論なんて半端なものじゃなく、中国の世界覇権への布石の一部と見るべきだ。