07/02/14 10:04:41 0
流し目を得意とする男が、鋭い視線でゴールを正面からとらえる。
柳沢が貪欲なストライカーに変容した姿を披露した。
夕日が差し込む午後5時から行われた紅白戦。
FWながら献身的な守備が持ち味でもある柳沢が、前線に留まって次々とシュートを狙い続けた。
トップ下に入った新外国人MFダニーロが攻撃の起点となり、
前を向いて攻撃に参加する回数が飛躍的にアップ。『ヤナギ・シフト』ともいえる布陣。
14日のホンダロック戦でもテストされる見込みだ。
「攻撃的? きょうは疲れて下がれなかっただけ。
自分がやれることは限られているけど、できるだけ多くゴールをとりたい」。
紅白戦後の笑顔が、充実を物語る。
鹿島から得点王が出たことはなく、
柳沢が11年間のプロ生活で2けた得点を記録したのは98年(22得点)と01年(12得点)だけ。
3シーズン・プレーしたセリエAでは無得点。鹿島に戻った昨季も4得点に留まった。
精力的な守備は売りでもあるが、FWの仕事はゴール。
昨季終盤は勝利主義者のアウトゥオリ監督の下、結果を出せず控えに甘んじた。
強烈なリーダーシップを発揮してチームを引っ張っていた本田氏が昨年限りで現役引退。
「チームを引っ張っていける存在でいたい。それに見合う行動と結果を出したい」
とリーダーとしての自覚が芽生えた。
次期主将の最有力候補は、初の得点王でチームの10冠目達成を目指す。
ポスト本田のニューリーダーが、鹿島の先導役となる。
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