06/12/05 21:17:37 qkUKxOxy
朝鮮時代 王様の一日
王位が天上と同じレベルだった朝鮮時代、王様の平均寿命は４７歳で、平均即位年齢は２４歳。
平均在位期間は１９年２ヶ月。最長寿の王様であり、最長期在位した「ヨンゾ」は、最下層階級の
出身「スクビン」崔氏の息子として生まれ王様になった。「チョルゾン」という王様は「カンハド」という
ところで農業をやったが王様になり、「タイゾン」は歴代王様の中で唯一の文科合格者だった。
昔から王様が処理しなければならない業務は「マンギ」つまり、万種類の業務と言われるほど
多かったという。それでは、朝鮮時代王様の一日はどうだったのか？
王様の起床時間は夜明けの５時前後、衣冠をきれいに揃って、王大妃や大妃（先王の后妃）に
挨拶に行くことから日課は始まる。朝は「キョンヨン」という儒学の経書を習う。経典の解析をめぐって
王と臣の間に学問の討論が行ったが、この「キョンヨン」は朝、昼、夜，３回行った。朝の「キョンヨン」が
終わったら、朝の朝会があって大臣たちの謁見（えっけん）を受ける。
続いて、各部署別に回りながら業務の報告を聞き、昼食が終わってまた勉強する。そして、地方や
中央に派遣される官僚に会って色々頼み、午後３，４時ごろになると、宮を守る夜間護衛兵の名簿を
確認して合言葉を決める。少し休憩を取って再び勉強。最後に王大妃や大妃に夜の挨拶をして一日が
終わる。たったの寝る前の２～３時間ぐらいが自分だけののんびりできる時間だった。
王は大体朝と夜の２食と３回の間食を食べる。王様が食事をする時、「クンバンサングン（朝鮮時代、
一番地位が高い正五品の女官）などの宮女４人は王様の食事する姿を見ている。彼女らは王様が
食事をする前に毒見の役割もする。
王様の配偶者を選ぶことを「カンタクする」といい、まず全国に禁婚領を下し、ヤンバン（朝鮮時代の
貴族階級）はもちろん、一般庶民まで結婚を禁止する。ヤンバンの家柄では先祖の名前とお嫁の
名前を書いた目録を提出する。大体の王様の配偶者はイ氏ではないヤンバンの家柄で親が生存して
おり、王世子より２，３歳目上の処女で、３段階の厳しいテストを経て選ばれる。
一方、王様を苦しませた「職業病」の第１はおできだった。おできのせいで何ヶ月も横になって過さなければ
ならなかった。一番主な理由としては厳しい仕事と業務から受けるストレス、そして、運動不足であった。
王は顔洗いも宮女たちからやってもらうぐらい体を動かす必要がほとんどなかったからだ。