06/11/14 23:19:21
「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の外交ブレーン」と呼ばれる、北東アジア時代委員会の文正仁
(ムン・ジョンイン)元委員長(現延世大政治外交学科教授)が、2004年の米国大統領選挙直後、
国会議員らを対象に行った講演で「盧大統領は、米国のジョージ・ブッシュ大統領をまったく
信頼していない。それは、ブッシュ大統領が盧大統領との約束を3回も破ったためだ」と話して
いたことが分かった。
京郷新聞は13日、文正仁元委員長が2004年11月4日に国会で行った「2004年米国大統領選挙
の結果と韓米関係」というテーマの講演を録音したテープから、こうした内容の話をしていたこと
が確認されたと報じた。
当時、議員10人余りが出席した講演で、文正仁元委員長は「2003年10月18日、韓国がイラクへ
の追加派兵を決定し、20日にブッシュ大統領とバンコクで韓米首脳会談を開いた。その会談では
北朝鮮の核問題について、ウクライナモデルで行くことと、6カ国協議を通じて多国間での書面に
よる安全保障を行うことをブッシュ大統領が約束した」と語った。
これは、韓国政府のイラク派兵の代価として、ブッシュ大統領が盧大統領に北朝鮮に対する
多国間での書面による安全保障を約束したものの、その約束を破ったということを示すもので、
イラク派兵と北朝鮮の核問題の解決案がセットになっていたことをうかがわせる話だ。
なお、バンコクでの韓米首脳会談とは、第11回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の
期間中に開かれた韓米首脳会談のことを指している。
文正仁元委員長は「(多国間での書面による安全保障案について)北朝鮮側は最初は“ふざけた
冗談はやめろ”という反応だったが、2日後に立場を変え、やってみる価値はあると考えるように
なった。ところが、(北朝鮮が)実際に6カ国協議に出てみると、米国が提出した案はリビアモデル
だった」とし、交渉の舞台裏を明かした。
「ウクライナモデル」とは、まず安全保障と経済支援を提供し、核放棄および核拡散禁止条約(NPT)
加入を導く方式で、「リビアモデル」は先に核放棄宣言をさせ、後で経済支援および関係正常化を
行うことを骨子としている。
文正仁元委員長は「ブッシュ大統領が盧大統領に(多国間での書面による安全保障案を)語った
際は、本心から話をしていた。(ブッシュ大統領の発言は)国務省の話を受けてしたものなのに、
実行に移すときになってすべてお流れになった」と説明した。
また、文正仁元委員長は「2003年5月に韓米首脳会談を行った際、(盧大統領は)国民の反対にも
かかわらずイラク派兵を決定し、米国に行って親米的発言もした。こうして米国が望むことをすべて
やったのに、何か得られたものがあるのか。共同声明に盛り込まれた在韓米軍の再配置および
縮小問題について、状況を見て柔軟に対応すると約束したが、ドナルド・ラムズフェルド米国防長官
は一方的に交渉を進めた」と語った。
文正仁元委員長は「韓米首脳会談というものも、あちら(米国)からこれを裏付ける制度的安定性
があるべきではないか、そうでなくては…(難しいと、盧大統領が考えるようになった)」と付け加えた。
結果的に3回も「やられた」盧大統領は、多くの席で「するだけのことはしたのに、もうブッシュは
信じられない」「ブッシュの周辺の強硬派らのせいで苦労する」などと不満を漏らしていたことが
知られている。
ソース:朝鮮日報
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