09/01/05 01:59:44 sfWLqpRN
どういうわけか、このモデルのこちらの側は、「5トンのタラやニシン」が見いだしたような、
世論の意識への道筋を見いだせなかった。
バレンツ海の重要商用魚生息数で何が起ったのかという大きな図柄については説明がなされている。
この説明は学術論文で公開されている。
利用可能なデータから兆候を探知した調査アプローチは、バレンツ海で起こったことを理解する
というところから出発した。
この研究をおこなうために、しかし研究論文著者たちは「シナリオ実験」を推し進める人たち
とはかなり異なったアプローチをとった。
「シナリオ実験」のほうは、海洋哺乳類の捕食が十分に重要であり、バレンツ海での魚類ー漁業
エコシステム(生態系)を理解するためのモデル化に組み込む価値があるという仮説から出発した。
シナリオCが有意な結果を出すことに失敗したにもかかわらず、NAMMCOの結論はどのような
ものだったのだろうか。
直接引用しておく:「科学委員会はかつてと同様、この分野での展開は、明確な追加的リソースが
もたらされないかぎり、先へ進めないと強調した。委員会は特に「シナリオC」がノルウェーで
再開されること、アイスランドがその領域でGADGET モデルに海洋哺乳類を含める努力を続ける
よう推奨した」(NAMMCO科学委員会第14回会議報告5頁、URLリンク(www.nammco.no) 5/18頁参照)
“GADGET” プログラムを遂行しているアイスランドの研究者たちは、ノルウェーのシナリオC研究者
たちと似たような基本仮説を設けている。海洋哺乳類の捕食が関心のある商用魚種の生息数変動に
主要な規制的役割をはたしているというものである。同じ思考が場所を占めている。