10/06/06 01:18:04
もともと相続税や贈与税は富の過度の集中を抑えるために導入されました。
巨額の富がそのまま代々受け継がれると、社会的・経済的地位も固定化されてしまいます。
しかも日本の現状は階級が固定化しつつあると考えます。
例えば鳩山由紀夫首相が実母から資金援助を受け、贈与税を支払っていなかった問題が発覚しました。
この資金源は首相の実母が大企業の創業一族出身で多額の株式を相続したことに発しています。
また、ここ十数年の首相はほとんどが世襲議員です。票田だけでなく、裕福な実家の支援という形で、
他の候補者に比べ圧倒的な優位にあることが大きいと思われます。
経済的な格差の拡大と貧困が問題になっていますが、相続税・贈与税の税率をもっと引き上げなければ、
階級の固定化がさらに進んでしまうのではないでしょうか。