07/08/30 01:26:25 Kr9Ckd4c
205です。再度悲愴をCDで聞きましたが、やはり
この音がどう変わっても、あの生音の深い躍動感や量感が表現できるとは
とても思えません。CDの方は楽しいのですが、
よくある演奏の範囲を超えていないと思うし、作品の価値そのものを上げる
録音でもないと思います。
ベートーヴェンの評価は、一般的には後期ソナタ集>>初期ソナタ集
だと思いますし、悲愴は他の人で生で聞いたことありますが、やはりその感じは
否めませんでした。実際コンサート当日も全然期待してませんでしたが、
生演奏に接すると、後期ソナタ集の傑作に全くひけをとらない名曲であることが
初めて分かりました。
言いたかったのは、音質がどれだけ生に近いか遠いか、ということではなく、
ベートーヴェン独特の曲の魅力を伝えるのがCDでは非常に困難ではないか、という
ことです。
ショパンの方は前にも書きましたが、その魅力はCDでも十分伝わってきます。
ここからは勝手な解釈ですが、多分ベートーヴェンは高域・中域・低域の表現が
メロディーと伴奏という一定な関係でなく、また時には役割を交換しながら進んでいくため、
オーディオではその表現に限界があるのではないかと思ってます。おそらく
オーディオは高域(低域)寄り、固め(柔らかめ)といった偏りからは逃れられないはずです。
ショパンの方は比較的メロディーと伴奏の関係が明確なので、演奏者が
きれいな音を出してさえいれば、魅力は伝わるのではないかと思っています。